第2回(息子の入試「公立・特別入試」編)
息子がめでたく義務教育課程を修了。
この春から高校へ進学する。
岡山県の某職業系高校に「特別入試」で。
明日が公立高校の合格発表なので、現時点では「内定」だそうだ。
友達と自分の番号を見に学校へ行くらしい。
出来レースだが、番号を見つけた瞬間はやっぱり嬉しいだろう。
当事者にならないと興味が沸かないもので、自分の時とはかなり制度が変わってて、新鮮。
・学校によっては定員の8割を「特別入試」で決める。
・普通科でも「面接」が有る。
・私立は合格点に達しているコースに?
などなど。
「岡山 特別入試」で検索してもあまり出てこないが、かなりの「曲者」である事はわかった。
評定や部活や生徒会などの活動、当日の試験(国数英)、面接、作文(口頭試問)で決まるらしい。
息子は、この3年間、勉強は試験期間のみ、部活は補欠で生徒会活動も無し。評定も良いはずもなく、受かるかどうかはかなり微妙。
先生からも「もう1ランク下の学校にした方が良い」と言われたが拒否。もし特別入試がダメだった場合は、家からバス経由で1時間くらいかかるところを「1期」で受ける事にしていた。
倍率は「1.5倍」
試験は2日間で、1日目に国数英と作文、2日目に集団面接。
面接は、学校で結構練習したらしく本番も上手く出来た様子。
作文は、7割程度しか書けず、お題からも少し外れた事を書いたかもで微妙。
学科は、翌日の山陽新聞に掲載されていた問題、解答で自己採点。配点次第では足りないかも、とのこと。
翌日から1期の勉強開始。まったく手を付けていない理科と社会に着手。
※自信ないのに自己採点するあたり、息子ながら尊敬。
1週間後、合格発表。
担任の先生から受験者一人ずつ個室に呼ばれて結果を教えてくれるらしい。
「奇跡が起きました。」
「2度見どころか5度見してしまった」
先生も驚いたらしい。
友達も驚いていたらしい。
みんなが驚いた。
「面接が良かったから」と自己評価しているが、本当にそれだけなのか?
しかし、評定も部活動なども高評価になっているとは思えない。
自分よりも勉強や部活の成績が良い人でも不合格になっている、とのこと。
ネットで検索すると、特別入試以外は、ある程度の基準が設定されているようだが、特別入試は明確に設定されていないようである。
なので具体的な対策が難しいのだろう。
高校入試のブラックボックス。
学校が求める基準の「何か」が、息子の何かしらの「何か」に合致し、それを評価してくれたのであれば、とても誇らしく、自信となるに違いない。
とは言っても、この合格は「スタート」
本人は部活を頑張りたいと言っているが、「のび太の答案用紙?」くらいひどいものを見たこともあるだけに、勉強も頑張って欲しい。
中学の3年間は「充実した」3年間だったようだ。
充実した高校生活を送って欲しい。