母のメルカリ代行
60歳を過ぎてから、今は亡き父と一戸建てからマンションに転居した母。
その時点で断捨離は、ほぼ完了している。
父が亡くなってから、母は「片付け教室」に通っていた。
課外授業で、不用品が山積みになったお宅に、先生のお手伝いで行くと驚くほど大量の物で溢れていたそうだ。
思い出や、勿体ない…等「情に囚われては片付かない」と他人の家を整理する事で実感したようだ。
そのためか、自分が着ない洋服をよく持ち帰らされる。
私のクローゼットには、母のお古が結構な数ぶら下がっている。
使える物を捨てるのは、確かに難しい。
片麻痺になってからは、インテリア雑貨も気になり始めた様子。
そこで誰かに使って貰えそうな物は、私がメルカリでお嫁に出すことにした。
リヤドロの陶器人形、スイスオルゴールのクリスマスベル、無水鍋のセット等…。
綺麗に写真を撮り、説明文を書き、交渉し、梱包して郵便局まで運ぶ。
壊れ物に気を遣い、お礼の手紙を添えて、無事に届いたか毎回案じる。
連絡なしにキャンセルされたり、受け取ったはずなのに連絡が無かった事もある。
結構大変…。
久しぶりのメルカリは進化して「メルペイ」が使えるようになっていた。
美味しいお菓子を買って一緒に楽しんでいる。