メルカリ「オールドコーチ」
メルカリに、オールドコーチのショルダーバッグを出品しようか…と何度も考えては、値段の安さに躊躇していた。
約25年前、友人達とバリ島旅行をした際「何かブランド品の一つも記念に買おうかな」と選んだバッグ。
バッグに「物」としての価値以上の異様な値段がつくことに違和感があり、エルメスのトートバッグとか、黒ナイロンに三角マークが付いたプラダとか「え?何その値段?!」と思っていたので、無骨だけどしっかりした革のコーチのショルダーは「ブランド品の一つも持ちたい」と「価格に見合った買い物をしたい」を両立させていた。
しかしコーチは所謂ブランド品と呼べたのか?
いや、違うんだろうなぁ…。(^_^;)
で、義実家への帰省の際などに時々登場していたが、何故だったか夫に貶されてから使わなくなっていた。何と言われたかも忘れたが、悪く言われた不快感だけは思い出すから。
なので、メルカリでお嫁に出そうとミンクオイルで磨いて「オールドコーチ」で調べてアピールポイントを探したりしたが、同じようなバッグが安い値段でも買い手がつかない状況にやる気を削がれていた。
ところが…
あれ? 何だか状況が変わっている?
何でもコーチの新商品に「エルゴ」の復刻版が登場してから、元祖オールドコーチ版「エルゴ」の値段がポンっと上昇したらしい。
ま、5,000円が3〜50,000円って小さい話ですが…。
私としては「チャンス到来!!」
革タグを捨てちゃったので弱気の値段だったけど、あっという間に売れました。
仲介業者が購入したので、多分余り物のタグ付けて転売されるのかな?
もう少し強気で良かったかも…と欲深い雑念がよぎる。
少し前にも「マイセン・ブルーオニオン」のソーサーの割れたカップのみを出したら、業者に購入されました。
ブランド品って強いのね…って思いつつ、無骨なオールドコーチが見直されたのが、単なる復刻版の影響って、物欲は流行りに影響されるんだなと改めて思う。
これが商売の面白さか? それにしても「売り時」を見極めるって難しい。