SGメモリアル直前 浜名湖モーター評価

8/23(火)から浜名湖競艇場でSGボートレースメモリアルが開催されますね
各地区の強豪たちが揃うこの大会を楽しみにしている競艇ファンも多いのではないでしょうか
浜名湖を得意とする私もその中の1人です

さて、今回は浜名湖のモーター相場に自信のある私が注目機を紹介していくので皆さんのご参考になれば幸いです
まず冒頭ですが浜名湖はモーター差が大きい場という特徴があります
しかも夏のこの時期は気温が高くモーターのパワーも下がり気味なので良機とダメ機を引いた選手の舟足にも大きな差が出ます
そのため、浜名湖のモーター相場を知ることはかなり重要であると言っても過言ではありません
あくまで私の独断と偏見になりますが、近況動きの良いモーターや悪いモーター、数字はそこまで高くないけど調整次第では良機になり得るモーターなどを紹介していきたいと思います

①上位級(個人的トップ3)
・18号機(2連率49%,優勝0,優出3)

お盆の地元戦で若手の板橋が引いたモーターで、特筆すべきはレース足の良さ
特に出足から行き足、回ってからの押しも良く、7月中旬までのデータで上がりタイムは唯一の1分47秒台をマークして1着数も22回のトップタイ
B級選手が乗っても上位級の動きをするのも特徴で、6月の一般戦ではマイケル田代がA1級の前田篤哉に道中の抜きで勝利するなどして予選上位通過を果たした(惜しくも優出は成らなかったが準優は2号艇)
調整次第ではスリット後の伸びも良くなるので総合的にバランスが取れた上位機として個人的にはこのモーターがイチオシです

・57号機(2連率48.3%,優勝2,優出5)

実績だけなら浜名湖のエース機と言っても良いこのモーター
特徴は行き足から伸びが抜群で展示タイムも常に上位を叩き出す直線系
調整が合えばターン回りや出足も良いのでトップ級選手が集うSGでも注目機になることは間違いなし
6月の一般戦では群馬の若武者、大澤風葵が引いて予選ほぼオール3連対で優勝戦は2マーク鮮やかな抜きでデビュー初優勝を果たした実績機
近況はB級選手の使用が多く乗り手に恵まれていないがそれでもスリット足は強力だし実績と安定感なら間違いなく上位級のモーター
スタート巧者でまくり一撃を得意とする選手が引き当てれば大暴れが期待できる

・39号機(2連率51%,優勝1,優出4)

お盆の地元戦で池田雄一が大外6コースから抜け出して優勝し、3連単15万舟というとんでもない配当を叩き出したこのモーター
伸びは普通だが近況は出足回り足を中心にかなり上位の動きを見せており、7月の一般戦では王者松井繁が使用したこともありさらに舟足が上積みされた
レース足も上々で競っても負けないパワーがあるのでSGクラスの選手が使用すれば活躍が期待できるモーターです

②上位〜中堅上位級

・66号機(2連率48.3%,優勝0,優出3)

伸びが良く、初おろしの時に前検タイムトップを叩き出した直線が強いモーター
調整次第では出足や回り足も付くので総合的には上位だが乗り手によってはそこまで上位の動きにならない時もあるのでそこは注意が必要

・62号機(2連率47.8%,優勝0,優出5)

もともと実績は上位だったがお盆の地元戦で坪井康晴が伸びを上積みしてさらに直線系が良くなったモーター
スリット後の伸びが強力でお盆の地元戦の優勝戦でも5コースの坪井がスタート行って仕掛けたおかげで6コースの池田雄一に展開ズッポリだったのである意味このモーターのおかげで大万舟になったと言っても過言ではない笑
ただし道中のレース足を比較すると18号機や66号機には劣る感じがしたので、これもスタート一撃のまくり屋の選手が引けば活躍が期待できる

・8号機(2連率38.5%,優勝1,優出2)

数字はそこまで上位ではないが、7月の女子戦で地元の長嶋万記がシリーズリーダーとなり久々の地元優勝を果たしたモーター
初おろしの時から動きが良く、地元のお盆戦では深谷知博が引き当て出足回り足系統を上積みした
調整次第では爆発力を秘めているモーターのひとつ

・59号機(2連率43.2%,優勝0,優出0)

特筆すべきは出足とピット離れの良さ
ピット離れはかなり良く、外枠でも離れで1,2コースが奪えてしまうほどの飛び出しを見せる
調整が合えば他の足も上位クラスで7月の一般戦では秋元哲が節間6勝の大活躍でシリーズリーダーとなったモーター
ピット離れでコースを奪いスロー域を得意とする選手(前本泰和、毒島誠など)が引けば面白い存在になりそう

・4号機(2連率46.1%,優勝1,優出1)

初おろしの節に佐々木完太が前検タイムトップをマークしそのままシリーズリーダーとなりデビュー初優勝を果たしたモーター
近況は乗り手に恵まれずやや下降気味だが、素性は良いので調整次第では上位級になる力を秘めているモーター

・33号機(2連率45.4%,優勝2,優出3)

近況そこまで目立たない感じはするが5月の一般戦では先のオーシャンカップで見事優勝した椎名豊がオール3連対の準パーフェクトVを飾ったモーター
その3節後にも眞田英二がオール3連対で久々の優勝を飾っており、調整が合えば全ての足が良くなる潜在能力の高いモーターなので注目だ

・31号機(2連率45.4%,優勝0,優出3)

初おろしの頃から上位級の動きで7月の中間整備でキャリアボディーが交換された後、ベテランの岡本慎治が6コースから突き抜けて9万舟を叩き出したモーター
地元のお盆戦ではB級の渡邊裕貴が使用したため成績はサッパリだったが節の後半では若干上向いてきたのでやはり本体素性は悪くなさそう
合えば特に直線系の伸びが良いので展示タイムが出ているときは狙えるモーターだ

・48号機(2連率35.8%,優勝1,優出2)

数字はそれほどだが回り足を中心に良い動きをしているモーターで、5月の地元戦では深谷知博が3コースから展開をついて差し抜け優勝した実績がある
お盆戦でも庄司孝輔が5コースから展開を突いて4万舟を演出した
回り足を求める選手が調整を合わせれば上位も狙えるかもしれないモーターだ

③隠れ良機(数字は低いが悪くないモーター)

・20号機(2連率29.1%,優勝0,優出2)

数字は30%にも満たないが2度の優出実績があるモーター
7月下旬から8月初旬にかけての一般戦では勝率3点台しかないB級選手の佐々木巌が節間2勝を挙げ、その内の1勝は6枠からの差し抜けで2万舟を提供した
お盆戦では地元のA1谷野錬志が引き当てたものの残念ながら家事都合帰郷で1走もせずに終わったが、前検のコメントでは「乗り心地が良くて雰囲気もあったのでこのまま行けそう」とのことなので低勝率機とは言え油断は禁物のモーターだ

・52号機(2連率34.5%,優勝0,優出1)

お盆戦で後藤正宗が前検タイムトップを出したモーター
その前の説でもルーキーの香川颯太が引き当て、腕が伴っておらず着は取れなかったがスリット付近の足は上々でオリジナル展示タイムも好タイムを連発していた
6月の一般戦ではB級の吉島祥之が予選をほぼオール2連対で優出した実績がある
これも調整が合えば爆発力を秘めているモーターの一つなので穴党は注目だ

・5号機(2連率37.6%,優勝0,優出2)

乗り手に左右される印象のモーターだが、合えば出足から行き足が強力に仕上がる
初おろしの節には女子選手の藤原菜希が強力なピット離れと出足行き足の良さで優出を果たした
その後このモーターを引いた女子選手は清水愛海、新人の石丸小槙の2人だが、どちらも動きは悪くなく特に石丸は6コースから2着に入りイン逃げ3万舟を提供していた
体重の軽い女子選手が引けば出足中心に良くなりそうな可能性を秘めているため、今節参戦する2人の女子選手(平高奈菜、田口節子)が引き当てればダークホースとなるかも!?

終わりに…

長くなりましたがモーター評価は以上となります
あくまで私の独断と偏見によるものですが、本場に良く行く私の浜名湖のモーターを見る目はそれなりにあると自負しています

夏の浜名湖は向かい風が強い日が多く、風速が5メートルを超えるとイン逃げが決まりにくくなるのも浜名湖の特徴ですので穴党にも十分チャンスがある場だと思っています(私も穴党ですし)

走るのは選手本人なのでモーターはあくまで選手の「相棒」に過ぎませんが、相棒の力が強ければその選手の力も最大限に発揮されるのが競艇、ボートレースです

それでは皆さん、浜名湖のSGボートレースメモリアルを楽しみましょう




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