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気象予報士試験 学科:一般知識 法規編 vol.1

気象予報士試験の法規関係。
一般知識分野において、法規関係の出題は3〜4問。ここで確実に得点しておくと試験時に気分が楽になります。条件反射で解けるようにしておくとなお良いのですが。
そうすることによって、計算問題など時間を要する問題に充てる時間が増えます。
出題範囲はある程度限定されているので、正しい知識を身につけておけばこの部門での取りこぼしはありません。
第一回目は気象業務法です。気象予報士にとって一番重要な法律です。
頑張りましょう!

第一章 気象業務法
気象業務法・・・気象業務法は、気象業務に関する基本的制度を定めたものです。気象業務の健全な発達を図り、災害の予防、交通の安全の確保、産業の興隆等公共の福祉の増進に寄与することと、気象業務に関する国際的協力を行うことを目的とした法律です。

試験では、気象業務法の目的として、
気象業務の健全な発達」「災害の予防」「交通の安全確保」「産業の興隆等公共の福祉の増進に寄与」のほか「国際協力」というキーワードを覚えているか否かの問題が出ていますので、これを確実に覚えておきましょう。

平成28年度第一回(第46回) 問14では、5つの選択肢が提示されました。今回は選択肢を記述しません。間違った用語を目にして間違って覚えてもらわないためです。

この法律は, 気象業務に関する基本的制度を定めることによって, 気象業務の健全な発達を図り, もって災害の予防, _______, 産業の隆興等_______に寄与するとともに, 気象業務に関する_______を行うことを目的とする。

 気象業務では「災害の予防」のため各種研究や予報技術の向上を行っています。
 船舶や航空機の安全な航行のための予報(交通の安全確保)や, 確率予報によるコスト・ロスの決定(←専門知識で習います), などのことを学べは、穴埋めもイメージしやすくなると思います。
 気象業務は私的に行うのではなくその目的には公共性がありますから、公共の福祉の増進は重要なキーワードです。
 また、気象衛星を打ち上げて各国に画像やデータを提供するなどの国際的協力も行っていることを思い出せば良いと思います。
2000年4月〜6月にフジテレビ系で放映されていた『天気予報の恋人』というドラマで、気象庁予報官(佐藤浩市さん)が国際機関であるWMOに転勤になるかもしれないという設定がありました。
残念ながらTVerにもFODにもこのドラマの掲載はありませんでした。
再放送してもらいたいです。古すぎるからから無理かな。GTOや救命病棟24時など二十数年ぶりにローカルでは再放送されているようなので、この番組もなんとか。。。。
 深津絵里さん、稲森いづみさんも出演されていました。
気象庁の「気象業務に関する国際的協力」というワードは、このドラマと関連付けて覚えました。

※WMO; World Meteorological Organization スイスのジュネーブにあります。

https://wmo.int/

最後までお読みいただきありがとうございました。
これから順次、独学の方のお手伝いを頑張っていきます。

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