日々雑感 大変です 誤解されそうな写真 尖閣諸島は中国の領土???
読売新聞のネット情報によると、
27日午前5時14分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・南小島沖の領海に中国海警局の船2隻が相次いで領海に侵入しました。
中国海警船の領海侵入は今月25日から3日連続で、本年に入ってから13回目のこと。27日午前9時には、魚釣島沖を航行していましたたが、午前9時53~54分頃、領海を出たとのことです。
また、沖縄県石垣市による尖閣諸島と周辺海域での環境調査が27日午前に行われました。調査は昨年1月に続いて3回目で、今回の調査2日目となる27日は、メディアも同行しました。
魚釣島北部でドローンを用いて午前7時40分頃から55分頃に撮影を行っていましたが、午前8時頃に2回目の撮影を行う際に、中国海警局の船が約1キロまで迫ったので、撮影を中断したとのことです。
石垣市から委託を受けた東海大学が中心となりチャーターした民間船で調査を行っていました。
報道を見る限りですが、この調査船には国会議員5名が乗船していたとのことです。中国の船の領海侵入は、調査の前日から行われていたことになるのでしょうか。
27日が調査2日目と報道されていますが、調査1日目の日付が書かれていないので、調査初日が26日なのか、25日なのかよく分かりません。
25日から調査が行われていたなら中国の船の領海侵入はこの機会に合わせたことになるでしょうし、26日から調査が行われていたなら日本側の調査に対する警告ということになるのでしょうか。
報道がどのように世界に向けて発信したのかにもよります。
時系列で見ると、尖閣諸島の日本の領海に、中国の船がいたのが午前5時14分過ぎ。そこにやってきた日本の調査船。
日本の調査船からドローンが発進。1回目の調査が終わった段階で、日本の調査船が2回目のドローン調査を断念。その後、中国の船が尖閣の領海から出た。。となります。
yahooニュースの写真を見ると、手前に日本の巡視船、その奥に中国の船、そしてその奥に魚釣島が写っていました。
中国の船の方が島に近いという構図でした。
中国の船が日本の船の島への接近を阻止している構図にも見えるのです。
何も知らない諸外国の人が写真だけ見たら、誤解するのではないかと思います。
国会議員の方が尖閣を視察して日本の領土という主張をされた行動は否定しませんが、写真の撮られ方(撮り方?提供の仕方?)が良くないのではないかと。国会議員が乗った船から撮影したものと思いますが、少しばかり不用意な感じです。国会議員の先生もこのような写真の掲載について意見しないとね(報道の自由があるとはいえ)。
逆に中国の主張を補強する材料になっているのではないかと思われます。
もし、写真の説明が「釣魚台に接近する日本の巡視船2隻(左及び右)を阻止する中国海警局船舶(中央)。奥は釣魚台。」なんて書かれたら、事情を知らない他の国の人々は誤解するのではないでしょうか。
船による接近阻止は難しいのでしょうが、巡視船2隻が外側にいて、中国船が島に近いこのようなポジションを取られて写真がネットに載ってしまったのは、非常にまずいような気がします。
中国海警局の船(中央)が調査船に接近しないように警戒する海上保安庁の巡視船2隻。奥は魚釣島北部(27日、尖閣諸島沖で)
最後までお読みいただきありがとうございました
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