見出し画像

価値観のOSが違う 文芸春秋7月号 清武氏の記事から 上司との思い出

表題の「価値観のOSが違う」とは、
ノンフィクション作家の清武英利氏の連載記事の中に、講談社第一事業本部局長の川治豊成氏の言葉として紹介されているものを引用しました 

先輩社員による武勇伝や自慢話(手柄話)は、先輩職員が楽しませようとして話しているが、新人社員にとっては「笑えない」話とのこと。

正確さを記すために、少しばかり引用します。
「私たちは新入社員が辞めるとすぐ「最近の子は弱いから」の一言で片付けたりした。だが川治は「強い、弱いという次元の話ではなく、そもそものOS自体が大きく変わってきているのではないか」と指摘する。・・・・・・(中略)・・・・・・・
「新入社員たちにとってそれはただのブラックな話でゾッとさせてしまうんですよ。先輩たちは楽しませようと思って持ちネタをしゃべっている。でも若者は『もう笑えない』という。つまり、価値観のOSが違うから、不幸なズレが生じている。だからこの際、お互いに異文化コミュニケーションだと思って接してはどうか、と思ったのです。それで、私は新人ガイダンスの最初にこう言うことにしました。
『これからいろんな先輩が話をしてくれますが、違う国の人だと思って話を聞いてくださいね。え?と思うことがあっても、それは異文化の価値観に由来しているだけです。どちらが正しい、正しくないと言うことではなくて、お互いに尊重しあってやっていきましょう』と」
清武英利「記者は天国に行けない 第30回OSが違っていても」、文藝春秋7月号(第102巻第7号)p.366

OSが違うと言うのは目から鱗でした。言い得て妙です。
以前に書いた理想の上司は、OSのアップデートをしていたんだろうなと思います。
違和感なくナチュラルに話ができたし、話を聞いてもらっていたし。
確かに今から思うと「異文化」を感じさせるエピソードを幾つか聞きましたが、この記事で紹介されたような話の持っていき方ではなかったなぁと。
逆になんでもできたので、異文化というよりは宇宙人ではないかと思ったくらいです。

もっと早くこの話を知っていたらっ!!「宇宙人みたい」という発言をしなくて良かったかもしれません。

先日、お便りをいただきました。本年は梅雨が短くて暑い日が続く予報が出ているので
⚪︎⚪︎さんもその持てる力を発揮できるよう充分に休んでくださいねと書かれていました。

上司を嫌っていた上層部の方も定年でお辞めになったので、次の異動で本店に帰ってきたもらいたいです

いいなと思ったら応援しよう!