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田んぼで生計を立てる
今日はお盆の中日でした。
ここの集落では、新盆を迎える家を訪問する習慣があり、午前中は新盆まわりでした。
その後は親戚のライスセンターのお手伝いでした。
この時期は、宮崎県の平野部では早期米の収穫時期で、こんな山奥のライスセンターにも依頼が来ます。
早期米は収穫時期が大切で、8月に入るぐらいまでは高値で買い取ってもらえますが、お盆を過ぎる頃は値が下がってしまいます。
今年は台風の影響で高値の時期に間に合わなかった田んぼが多く、お盆ですが収穫ラッシュになっています。
しかし、就農者の高齢化で以前に比べると依頼もずいぶん減っているようで、耕作放棄地もかなり目立ってきました。
機械を揃えて田んぼをしたり、田んぼ仕事を他者に依頼して収穫するよりも、お米を買った方がずっと安く済むので、お米にこだわりがない限り農家を続けることはあまりないようです。
田んぼで今まで通りの経営を続けるなら、大規模に機械を揃えて広大な田んぼを扱わないと、サラリーマンほどの収入を得ることは難しいみたいです。
兼業農家では割りに合わず、田んぼを持っていることが負担になっている家もあります。
経営の方向を変え、小規模でも生活に困らないほどの収入が得られ、楽しく運営できる方向が、これから農業をやっていきたい方たちには現実的な方法かも知れません。
何よりも自分で育てて収穫したお米や野菜は、特別なおいしさがあります。
また、お米を買っていただいた方に、食べて美味しかったという連絡を受けると大変嬉しく、次のシーズンではどうやっていこうかというエネルギーになります。
楽しめる方向によって経営の方向を決め、農業を担ってくれる人が増えてくるといいなと思います。
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