宙に浮くゴミのような物
今朝も霧が立ちこめ、冷え込むほどではありませんでした。
日中は日向にいると暑さを感じるほどでしたが、陰ってくると寒く感じるような晩秋らしい気候でした。
今日も生き物についてなのですが、玄関先に宙に浮くゴミが見えました。
よく見ると足の長い奇妙な生き物がじっとしていました。
気をつけて見ないと気付かないのですが、見つけてもクモの巣に引っかかっているゴミにしか見えません。
クモの巣のように見えるのは脚で、糸のように長く、脚の先まで写していると思うのですが、この写真いっぱいに脚を広げています。
動き出すと真ん中のゴミのようなやつが、フワフワとバネで吊るした小さなおもりように移動していきます。
拡大してみるとようやくこのゴミのようなものは生き物であり、引っかかったゴミのような黒い部分は本体で、目もついているのがわかります。
こうしてみるとクモのような姿をしていますが、サソリのような顔をしています。
ずいぶん昔、石垣島に行った際、同じ宿に泊まっていた人の洗濯物にサソリがついていて、捕まえたことがあるのですが、そいつと顔の作りがよく似ています。
サソリはエビやカニのように見えますが、じっくり見てみるとクモのような口をしていて、顔の作りもエビやカニよりもクモに近いとわかります。
この足の長い虫は、1本だけ他の脚よりもさらに長いものがあり、歩いているときはこの脚を触覚のようにフラフラとさせ、あまり脚として機能していないように見えます。
この時期に山に行くと、少し薄暗い林の中でフワフワと歩いている姿を見ることができます。