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大学を辞めた話 〜序章〜

かなりの日数を経て、noteに戻って参りました。
というより、この話についてnoteに書こうか書かまいかを悩んで悩んで、悩み抜いた末に今に至ったという感じです。
その、悩みの期間、みたいな感じでしょうか。
結局、こうして書くことにしたのは、今の自分の在り方を受け入れたいと思ったからです。
では、本題に入ってゆきたいと思います。
単刀直入に言いますと、

私は最近、大学を辞めました。

これもまた、悩みに悩んだ末に決断した結果でした。
理由なんて、一言では言い表せないけれど
私は、

自分の貯めてきたお金や家族が働いて貯めてきてくれたお金をこれ以上、

大学という所

に入れたくはないと、そう強く思ったからでした。
母は、特に

「親なら、娘の為にお金を出してあげたいと思うのは当然でしょ」

そう言って、私の貯金や奨学金では賄えない分の、なかなかの大金を大学へと入金してくれました。

そんなこんなで、こちらの記事では
何故そういった思いに至ったのか、
それまでの経緯を書いてゆきたいと思っておりますので
この記事が目に止まった方には
よろしければ少しお付き合い頂けたら幸いです。

私が大学を辞めた話

【序章:始まりについて〜桜の季節に〜】

 入学したての頃、私は
毎夜毎夜、飽きることなく学費、教材費、
そうして奨学金のことを考えて
眠れない日が続きました。

おまけに、友人と池袋に行った姉がコロナにかかり、私は濃厚接触者となって4月の初っ端から、
一週間の自宅待機。
その一週間が終わり、さぁ登校!
かと思えば今度は自分が具合が悪くなり
寒さに襲われて朝から震えが止まらなくなる。
それでも、これ以上休んだら本格的に授業についていけなくなると怖くなって、
自身の体調不良にわざと気付かぬ振りをして
学校に登校。
休んだ講義の教授への対応に追われながら、
マスクやら何やら完全な装備をしつつ支度をし、
とてつもない不安に押し潰されそうになる中、
淡々と慣れない日々をなんとかこなしていました。

もう本当に、どうしようもなかったです。
私が休んだ分、授業のノートを見せてくれる友人も居てくれたり、中には自宅待機の期間を気遣ってくれた優しい教授も居ました。
それなのに、一人きり取り残されたみたいに虚しくて、悲しくて、何だか寂しくて。
一日、一日と日々を過ごしてゆくうちに、
私、こんな人間の底辺みたいな奴が講義する学校に通いたいが為に、あんな大金、親に払ってもらったの?とか
高校生の時、奨学生候補になる為に好きでもない勉強を頑張ったり
おちゃらけた生徒と真面目な生徒との態度に差がある、あからさまに贔屓するような先生から
理不尽な目に遭わされたりしても
どんなに辛くても、良い成績を取る為に無理してでも授業を休まないようにしたり
いつも緊張ばかりで上手くいかないテストだってあんなに、あれだけ耐えてたのに。

私が本当に選びたかった進路って、これだったの?

と、自分を責めました。
何考えてんの。
家計のこと考えて将来選びなよ。
私ほんと、なにやってんの。

もうほんと、逃げたい。



最終的にそこに辿り着いてしまった時、
私はもう、大学なんて辞めたいって思いましたね。
母と姉に、大学を辞めたいと泣いて告げた日、
「学校のカウンセリングとかないの?」
と母に聞かれ、
何も、他人にも相談しないうちから辞めるのは
自分でもどうかと考えて、思い留まりました。
自宅待機の申し出を受ける際に
お世話になった保健センターの方に相談をし、
カウンセリングの予約を入れて
いざ、話を聞いてもらったら。

「今は、大学卒業の証が無いと良い就職先に務められないし、今辞めたら、中退になって逆に家族の為にならないよ。」


「本当に学費のこと考えるんだったら、大学卒業して、就職して、お金を親に返すって言う方が良いと思う。」


こう言われ、意気消沈でした。笑

今では笑って話せるけど、
思い出すと、やっぱり悲しくなってきます。
分かってる。
分かってるけど、それが出来ないと思い込んでしまっているから、どうにか話を聞いて欲しくて
何かしら励みになる言葉が欲しくて
そこを訪れたんですが、
何の解決にもなりはしなかったです。
その人の言ってることも、世間にとっては
正論なのかもしれないですけどね。
私には、心の負担が増えるだけでした。
私は自分の無責任さを責めたし、
そのカウンセラーの人が
私のことを心の中できっと

「甘い考えしてるな。
どうせ、楽しいと思ってたのに違う、とか
そういうくだらない理由で相談しに来たんだろうな」
「世の中、舐めてるな」


って、きっとそう思ってるんだろうなって感じが
話を聞いてもらっている最中にも
こう、すごくひしひしと伝わってきて
すごく落ち込みました。
自分で言ってはなんですが….
私は、本当に本当に
真面目に、誠実に、自分なりに頑張ってきたつもりでした。
なんで私がこんな目に?
そう思うような理不尽な目にもたくさん遭ったし
誰かと比べられて一人泣くこともありました。
それでも、頑張ってきた方だと思います。
けれども結局、
その時のカウンセラーの方にとって、私は所詮

甘い考えを持って大学に入学し、
結局、大学を辞めてゆく情けない学生の一人

としか見られていなかったんですよね、
きっと。

私は辞めたことを情けないだなんて思わないけど
世の中には、そう思う人も居て
なんだかよく分からないけど

私みたいな人は
馬鹿にされちゃうらしいんです。


話に戻ります。
カウンセリングを受けた日、私は、母に
「あまり参考にならなかった」
と、はっきりとした内容は話さずに
毎晩、人知れず、自分を心の中で責めては
眠れない夜を過ごしました。

大学入学してすぐ
私はこんな感じの薄暗いスタートを切りました。
友人には恵まれていた方でしたが
みんなアルバイトをしながら
講義を楽しそうに受けている学生さんが
ほとんどだったので
どこかしら本心は隠しながら付き合っていた友人の方が多かったです。
仲良くなって、勇気を出して
大学を辞めたいと思っている、と
話をしてみれば、次の日から疎遠になり
態度を変えるようになった人も何人か居ました。

そんな私ですが、なんだかんだと言って
実は2年間、大学を通い切ったんです。
2年だけだし、通い切ったって言うには正しくないだろうけど笑
それから、辞めるに至ったんですよね。
2年の最後までは在学していたんですよ、
なんだかんだと言いながらも笑笑
2年間、在学していたのに
それでも辞めるに至った経緯と、
1年と2年と少しの学生生活について
次回、また書かせて頂けたらと思います。
そうして、
何故、大学に行きたいと思ったかなどの理由、
経緯も、おいおい、こちらに書いていきたいと
思っていますので
今、大学で悩まれてる方がもしいましたら、
お暇潰しにでも、読んで頂けたら幸いです。

タイトルの時点で、
「大学中退?情けない」
と、思われてしまったりもするかもしれませんね。
それでも、構いません。
現状の私についてもいつか書いてみる予定ですが
それを見たらもっと、そう思われるかと思います。
でも、良いんです。

誰か一人にでも
この言葉達が引っ掛かってくれたり、
届いてくれさえすれば
私は、それで充分なので。


では、また次回、お会いしましょう!

(9月中には、続きを書き上げておく予定です。)


オリジナルアニマルキャラクター、シバのすけです。
続きます。

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