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壱岐 iki に魅せられた私の物語 第8話

壱岐に魅せられて5年。
今、私は壱岐の「関係人口」として生きています。

「関係人口」という言葉も知らなかった私が、5年前に愛知から東京に転勤してきて、どうして壱岐の関係人口になったのか。
壱岐をきっかけに多様な人々との関係が繋がり、どのように自分の人生が変わっていったのか。
副業も始め、壱岐で家を借りて、別荘兼一棟貸しを準備するまでに至った私の物語を、少しずつ整理しながら記していきたいと思います。

そしてコロナが来た。 2020.4.

デジタル御朱印のスタンプラリーの構想を練り、市役所の観光課の方々と課題や運営方法、神社の神主さんへの協力依頼などを検討していました。しかし、年が明けると、新型のウイルスが中国の武漢で発生し、日本にも上陸。治療方法もなく、感染力が極めて強く、死亡者も続出しました。そう、コロナウイルスがやってきたのです。

デジタル御朱印のスタンプラリーどころではなくなり、その話は立ち消えに。全国的に外出禁止令が発令され始め、その影響は壱岐にも及びました。壱岐の住民を守るために、島外からの観光客はシャットダウン。逆参勤交代でご縁があったイルカパークも、パークのリニューアルを終え、いよいよという時に観光客がゼロになり、一気に経営難に陥りました。

オンライン朝市にチャレンジ 2020.4.17ー5.5

コロナ禍で身につけたオンラインミーティング技術の活用

なんとか少しでも手助けできないかと考え、思いついたのがコロナ禍で身につけたオンラインミーティングの技術を活かすことでした。イルカパークの高田さんと相談し、オンラインで観光ができないかとアイデアを出し合いました。幸いなことに、島外からの観光客はいなくても、島内のお客のために勝本の朝市は開かれているとのこと。

オンライン勝本朝市ショッピング

そこで、勝本の朝市の中継をしながら、リアルタイムでオンラインショッピングを試みることに。会社の仲間にも声をかけ、2020年4月17日にリハーサルを行いました。
やってみると、これが面白いのです。高田さんやイルカパークのスタッフがスマホカメラで現地を中継し、揺れる映像に酔いそうになりながらも、朝市のおばちゃんたちとの掛け合いが盛り上がります。

「今日はアジの開きが美味しいよ。」

勝本朝市の実際の映像

「タケノコもあるよ。」
「手焼きのかき餅はどう?」

卵やネギと一緒にかき餅を販売(当時のオンライン映像より)

果物店のジャムを買ったり、

超お勧め下條果物店のジャム

鶏舎を観ながら、産みたて卵を買ったり。

鶏舎の様子。卵がいっぱい並んでいる!

最後はイルカパークでイルカのトレーニングも中継され、オンラインで壱岐を満喫することができました。
そして数日後、購入した食材が届き、壱岐の幸に舌鼓を打ちました。

壱岐から届いたオンライン朝市で購入した食材

「これはいける!」と確信し、昨年、逆参勤交代で訪れた仲間にも声をかけ、オンライン逆参勤交代として5月5日に本番実施。
みんな、懐かしの勝本朝市に食いついて大盛り上がりとなりました。

その後、ふるさと納税の一つのメニューに加えていただきました。
(現在はメニュー終了)

出典:ふるさとチョイス(2020年当時)


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