共通認識
前回,教材研究などの議論をする際,お互いの理解がずれていると,有意義な話し合いになりにくいですよ~というようなことを書かせてもらいました。
では,お互いの理解→共通認識の部分をどうとらえるかということが気になってきます。
当然,他人同士が同じ認識を持っている場合はほぼないので,共通しているところそうでない部分があるわけですが,そこをどうとらえるかがポイントになってきます。
そこで紹介させてほしいのが,
内田和成さんの「アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術」です。
素敵な知識がたくさん詰まっているのですが,その中の一部にその答えが書かれていました。
あまり意識しないと,互いの認識をベン図のようにとらえてしまいがちですが、実はそんなことはないんですね。
内田さんはもっとこんな感じだと言っています。
書籍に書いてある図を教材研究の視点で書いてみました。
教材研究というテーマの中にも,それぞれの項目によってはばらつきがあるので,実際,共通認識できているのは黄色い部分だけだというのですね。
じゃあそのズレをどうとらえていけばいいのか…
というのは,書籍に詳しく書いてあるので,ぜひご覧ください!!
そうなってくると,議論するときは共通認識にあたる部分が多いほうが,より有意義に話し合えそうではないですか?
私のイメージでは「よりどころ」≒「共通理解」という感じにとらえていますので,このブログでより「よりどころ」が拡大していけばいいなと思っております。
いよいよ,次回からは「非認知能力」をもとに,「よりどころ」を考えていきたいと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。
誰かの「よりどころ」になりますように。