z-tipoという拡張機能はとても便利で楽しかったという話
私自身はこのzuntanさんのXの投稿で、TIPOについては初めて知りました。
実際に使用してみると、非常に便利かつXの投稿通り楽しかったので記事にしました。
注意点としては、この拡張機能を使用すると、時間が溶けてしまう可能性があります。そのため、色々と新しい画像生成AI関連の機能を試してみたい方には不向きかもしれません。
ComfyUIでも使用できますが、ForgeなどのWebUIの方が直感的に分かりやすいと感じましたので、まずはそちらで試してみると良いと思います。
インストールは以下のところで、「tipo」と検索すると出てきます。
私自身、効果的な使用方法は見出しているわけではありませんが、ざっくりと概要について解説しておきます。
<とりあえず試してみる部分>
インストールし、再起動すると以下の様にプロンプト入力欄が変わっています。
TIPOの拡張機能は基本的にポジティブプロンプトの編集になるので、ネガティブプロンプトはこちらで準備します。
ポジティブプロンプトも含めてこちらで準備するのは、下の赤枠の部分ですね。
目的によってことなりますが、「tag prompt」には、ダンボールタグ的な単語のプロンプトを入力する感じになります。
これはSD1.5やSDXLで使用しているものですね。
品質系もこちらに記載します。
「Natural language prompt」は入力しないと自動生成されます。
こちらで指定したい場合は、主語とかを入れておくとそれから初めてくれます。
最初はこの段階で「Generate prompt」を押してみましょう
初回はLLMのダウンロードなどもあるの時間が少しかかります。
この右側に出てきたのが生成されたプロンプトです。
こちらを編集することが出来ます。
<LLMで作成されるプロンプトの微調整部分>
さて、LLMで作成されるプロンプトの微調整は、「TIPO」のタブを押して開いて出てきた部分で行うことが出来ます。
この「enable」はデフォルトでオンになっていません。これは生成時にプロンプトを生成してほしい場合にチェックを入れます。
「Generate prompt」で作成して、自分でプロンプトを編集する場合はこのままでOKです。
「Tags lenght target」
LLMが生成する単語数を指定できます。デフォルトが「long」です。
もともと自分で用意したプロンプトが十分ながい場合などは短めにすると良いと思います。
「Ban tags」
LLMが生成するプロンプトから除外したいものを指定できます。
これはGenerateで生成されたプロンプトの中で、気に入らない単語があれば、追加していくと、期待した内容が生成されやすくなります
「Prompt format」
選択すると以下のものから選べます。好みに合わせて選択すると良いかと。NLは「Natural language」で生成される下側の文章のことです。
右側に移ります
「model」
選択するといくつか出てきます。デフォルトは200Mとなっています。
500Mにするとおそらく時間がよりかかることになります。
「Temperature」
デフォルトは0.5で、1.5まであります。
増やすとランダムなものが追加されやすくなるようです。
「Top-p」「Top-k」
これらは良く分からないので触っていません。
<その他雑記>
zuntanさんのXにもありますが、Wildcardに比較するとバリエーションが豊富なので、色々と楽しむことが出来ます。
注意点としては、右側のプロンプトは編集できますが、改めて「Generate」でLLMに作成してもらうと、その部分は無くなります。
そのため、その内容を残しておきたい場合は左側に追記する必要があります。
NSFWに関しては、zuntanさんの投稿を参考にされるのが良いかと思いますが、とりあえず自前で使用しているプロンプトを投げてみるのもありかと思います。
noobやillustriousが出てきて、よりこれらのプロンプト生成系の機能の効力が出てきた気がします。
FLUXで使用していませんが、Natural languageだけの設定にする感じかと思います。