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おなかいっぱい。

夜ご飯を食べ終え、家族でこたつでテレビ。
私の大好きな、幸せな時間です。

テレビをつけると『オモウマい店』がやっていました。

『オモウマい店』では、全国各地のおもしろくて、美味しいごはんを提供するお店を紹介する中京テレビのグルメ番組です。

最初はただのグルメ番組かと思ってみていたのですが、見始めると、番組に出てくる店主の方々は個性的で人情味あふれる方ばかりで、どんどん引き込まれていきます。

値段に見合わないほどの大盛の店、おかわり無料の店、サービスという名の品が次々と出てくる店、いろんなお店が紹介されてきました。

同じお店は二つとして無いのですが、どのお店も共通して、お客さんの笑顔を楽しみに、美味しいごはんを真剣に作る姿勢がみられます。そこに、お金儲けを第一に考えている人は、多分いません。みなさん不器用でも愛らしい真面目な方ばかりです。

そして、取材しているADがお店の手伝いをしているうちに、家族同然な存在になるというのがオモウマセオリー(笑)

ある女店主が言ってました。『みんな、おなかいっぱいだったら、悪いことせんやろ。』って。その方は、別の場所で働いた給与を元手に、自分の飲食店は赤字経営でも安い価格でご飯を提供されていました。マザー・テレサのような方だと、私は思いました。

オモウマをみているといつも思うんです。
人が働く理由ってなんだろうって。

ちょっと前までは、
お金のため。
家族のため。
社会のため。
ってもっともらしいこと考えてました。

でも、子どもに『どうして働くの?』
って聞かれたら、その教科書通りの答えでいいのかなって、何か見落としている大事なものがあるんじゃないかって思えたんです。

オモウマ店主は純粋にお客さんの笑顔がみたくて、働いています。そしてお客さんの笑顔で店主自身も笑顔になっている姿をみていたら、私の考えは変わりました。

今の私の働く理由は、自分の好きなこと、やりたいことをやって、自分も自分以外の人も幸せな気持ちになるため。

子どもたちがいずれ大人になって働く理由が、誰か、何かのためだけではなく、まずは、自分の幸せのためであってほしいと思うのです。

それが当たり前の社会を私たち大人が、今を生きる子どもたちとつくっていきたいですね。

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