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5月28日【キングダム 31巻より】
合従軍の侵攻に対抗する泰国
王都の最終防衛地、蕞(さい)へ 大王自ら出向き
国の存続をかけた戦いへと、民間人を奮い立たせる名場面を抜粋
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秦王 嬴政である
よく聞いてくれ 蕞の住民よ
この蕞が敵軍を止めることが出来る最後の城だ
ここで敵を止めねば 秦国は滅亡する
恐ろしいのは分かる
戦えば多くの血が流れ
多くの者が命を落とすであろう
だが、そなたらの父も またその父達も
同じように血と命を散らして今の秦国を作り上げた
降伏すれば、敗れればそれらは全て無に帰し
秦の歴史はここで途絶える
秦人の多くは虐殺され
生き残った者も土地を奪われ
列国の奴隷になり下がるであろう
そなたらの子も
また次の子も
それを止められるのは そなた達だけだ
〜中略〜
530年続いてきた秦の存亡をかけた戦いだ
必ず祖霊の加護がある
これまで散っていった者達も必ず背を支えてくれる
最後まで戦うぞ 秦の子らよ
我らの国を
絶対に守り切るぞ!!
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久しぶりに読み返した
何回読んでも、やっぱり良い
心が震える、お気に入りの名場面