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ロンドン修士にかかった費用

こんにちはPink Shibaです!

ロンドン留学を終えてしばらく経ちましたが、留学において重要なお金の部分に触れた記事をまだしっかり書いていませんでした。ということで、今回の記事では僕のロンドン留学修士1年でどれくらいのお金がかかったかを紹介したいと思います。

コンテクストとして、僕は2022年に日本の大学を卒業後ストレートでイギリスのLondon School of EconomicsのMSc Sociologyに進学しました 。

結論として、やはりイギリス留学にはとてもお金がかかります。でも、色々手を尽くせば何とかならないこともない場合もあるので、僕が留学費用を補った方法も合わせて紹介します!


注意事項

ここで示す金額はあくまで僕個人の一例ですが、なるべく参考になるように以下のような調整を加えました。

①この金額は、イギリスに丸々1年いたと仮定した際の費用です。一時帰国等でイギリスいなかった期間についても、イギリスにいたと仮定して、その他の時期の支出の平均をとって埋め合わせてあります。

②飛行機代はここでの費用には含まれていません。買う時期や旅程、旅行や帰国の頻度によって大きく違うためです。

③また、様々な交通費も含まれていません。理由として、通学は徒歩だったので交通費が0だった、そして英国内旅行などの交通費は人によって大きく違うと思われるという点があります。

④大学申請費やビザ代など、渡英以前にかかった費用も含まれていません。

また、次のような点を考慮してあくまで参考程度に見ていただけると幸いです。

①僕の留学当時は£1=¥150~155

②2022年から2023年の物価であること。執筆現在は、学費も物価も留学当時より5~10%ほど上がっています

留学費用

ロンドン留学1年間の費用(2022 - 23年)

さて、僕の留学には約£40,000かかりました。当時のレート£1=¥155で計算すると620万円くらいです。

これは留学以前に進学大学別に見積もった金額とそこまで乖離があるものではありませんでした。ただ、留学以前には分からなかった現地の事情や節約術も知っている今、実際にかかった金額も紹介したいと思います。

学費

僕が留学した大学、London School of Economics の学費は当時約£25,000だったのですが、大学からの授業減免で£20,000ほどに下げてもらえました。それでも留学費用の半分を占める学費、、、英国大学の授業料は本当に高すぎです。これが2025/26年のアドミッションでは約£29,000にまで上がっています。円安も相まって留学はどんどん難しくなっていますね。。。

家賃

家賃は1年約£14,000 (約220万円)でした。これは月£1,200の学生寮に10か月、その後普通の月£1,050のアパートに2か月住んだ合計です。僕が住んでいたのは、大学から徒歩圏内で、かなり中心街だったのもあり家賃は高かったです(と言っても、ロンドンの部屋としてはむしろ安いほう)。

ロンドンのお部屋事情はこちらの記事を読んでいただければと思いますが、ロンドンの部屋は高くて狭いです。しかも、学生は一括で数か月分の支払いを求められるため、まとまった貯金は重要です。

このように、ロンドン留学での二大費用は学費と家賃で、合わせて留学費用の80%以上を占めました。

食費

一方で食費(外食は含まない)は1年で約£1,700、月当たりで£140=¥22,000と、日本と比べても安く抑えることができました。実際、イギリスのスーパーは野菜も肉も安く、自炊すれば大分お金をセーブできます。例えば、鶏もも1kgで£3 (¥450) しないくらい、にんじん1kgで£0.45 (¥70) です。

一方、外食はランチは最低£10 (¥1,500)、夕食は£20を超えるので控えていました。大学にも毎日お弁当を持っていきました。

その他

ここは自分の趣味や衣類、交際費などが入っています。一年間で£3,700ほどでした。円換算だと、ひと月で£300=¥50,000弱です。6割強は交際費(遊び)でした。せっかく留学に来ているのに部屋にこもって勉強しているだけでは嫌だったので、節約できる遊び方(基本パブやピクニック、学生寮や大学のイベント)を選びつつも、誘いには基本的にYESで答えました。

以上、食費とその他については人によってかなり変わってくる部分ではありますが、僕の留学費の80%を占めた学費と家賃については誰であっても同様又はそれ以上かかるかと思われます。繰り返しになりますが、これらは年々上がり続けています。

留学費用を補う方法

イギリス留学がとてもお金がかかることに変わりはないですが、以下僕が留学費用を補った方法を紹介します。イギリス留学したい人にとって、これがイギリス留学をより現実的になることに繋がれば嬉しいです☺

奨学金

詳しくはこちらの記事で書いてありますが、日本には留学を支援する奨学金がたくさんあります。獲得は容易ではないですが、数百万円から全額の支援を受けることも可能ですので、挑戦する価値はありです。

現地でのバイト・インターン

これはかなり有力な留学費用を補う方法だと思います。僕は現地バイト・インターンを留学1年間を通して行い、これには金銭的な恩恵だけではなく、多くのメリットがあると思うので軽く紹介したいと思います。

メリット① お金
とは言っても、この記事の趣旨上まずはお金を最初のメリットとしてあげなければなりません。

学生ビザでは、週20時間まで働くことができます。ロンドンでの時給は£12-13程度で、僕は週15-20時間働いていたので、毎月£800-1000程度の収入がありました。これで家賃の大部分はカバーできた計算です。つまり、留学費用の3割程度は現地で稼いで補えたことになります。

メリット② 福利厚生
学生ビザでは、自営業として働くことが禁止されています(Source)。よって、イギリスで学生として働く場合(個人事業主としての契約ではなく)雇用される必要があり、これは福利厚生を受けることができる可能性を意味します

僕は幸運にもこれがあり、インターン先では年間20日の有給、有償の病欠、月に1回のソーシャル(職場の人と会社のお金で遊ぶ)、会社のお金でリスボンへの1週間の出張/バケーション、などの恩恵を受けることができました。パートタイム勤務の僕にも、フルタイムの人と同様の福利厚生をくれた会社にはとても感謝しています。

メリット③ 人脈と経験
イギリスの大学は国際色が強いため、ともすればイギリス人がマイノリティの場合もあります。一方、職場はほぼイギリス人だったので、イギリスの文化を学んだり人脈形成にとても役立ちました。

また、僕は現在イギリスの他の会社でフルタイムで働いていますが、現地就職の際にも、ここでのインターンの経験は良いアピールポイントになりました。

デメリット
メリットがあればデメリットもあるのが世の常ではあります。現地バイト・インターンのデメリットについて、あるとすれば大学とのバランスでしょう。大学の勉強や友達との交流も忙しい中、インターンで週20時間拘束されるのは少し大変かもしれません。

ただ、個人的には上に述べたメリットはこのデメリットを遥かに上回ると思います☺

懸賞に応募

最後に、僕が試した少し変わった(?)留学資金獲得方法を紹介します。
ずばり、懸賞への応募です。詳しくはこちらの記事を読んでいただければと思いますが、国内外の作文コンテストには賞金が数十万円から数百万円規模のものがあます。3月に国内大学を卒業した僕は、渡英までの半年間仕事をしながらも時間があったので、このような懸賞に応募していました。

結果としては、残念ながら一つも入選できず、賞金は獲得できませんでした。ただ、ついでにOxfordの教授の本も読むことができたので、一石一鳥ではあったかと思います。

以上、イギリス留学を目指している方の参考になれば幸いです☺
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また、出願準備など、イギリス修士留学について他の記事も興味があればぜひ読んでみてください☺


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