趣味(?)
私はクラシック音楽が好きだ。だが、同年代で似たような趣味の人間を見かけることはあまりない。クラシックのピアノを習っていてもアイドルが好きだとかそういうのばかりだ。そしてクラシックが好きだと言うと思い込みの含まれるかもしれないが「教養マウント」のように受け取られたり、あるいは「かっこいい!」と言われたりすることがある。
確かにクラシックを聴くのには知識があったほうがいいとは思う。人によって楽しみ方は異なるが、私は作曲家の人生やその歴史的背景などを調べるのが好きだ。このように知識があったほうがより楽しめると思うからである。私はそんなに耳が良くないのでこの楽器は何々で〜というのがわからないからよりそういうのをみてしまうだけの可能性もあるが。
もちろん知識なしでも聞くこともできるし、初めて聞いた曲は全くそういった知識がないこともある。そして、初めてクラシックにハマった時にはもちろん知識は皆無だった。ただ、「かっこいい」と思っていた。
確かに私の年代からすると珍しい趣味かもしれない。だが「教養マウント」のように受け取られたり何かすごい趣味のように扱われると何か複雑な気持ちになる。私が過敏で気難しいからよりそのように思っている可能性もゼロではない。
そして、今後若いクラシック好きはもっと減っていくと思われる。少子化もあるが、割合は減っていくだろう…そう思うとより珍しい趣味になっていく。複雑である。