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吃音から目を逸らして社会人をしてみた

2本目の記事となります。
添付している画像については、昨年にミラーレスカメラを買いまして
趣味で取った写真の中から良さげなものを選んでいます。
タイトルと関係ないことが基本線ですので、因果関係はございません。笑

本題に入ります。
自己紹介でも綴らせていただきましたが、私は「吃音症」を患っています。
周りで発症している人は正直見たことないのですが、結構全国的・世界的にみてもそんなに珍しくはない症状のようです。

端的にいうと・・・
言葉がどもる、同じ言葉を繰り返すなどの症状が出る発話障害の1つ、吃音。

日本財団ジャーナルの記事より抜粋

私は物心ついたころから発症していたようで(詳しくはわからない)
特に「あ」から始まる言葉が言えずによく泣いた覚えがあります。

小学校の日直当番など
「これから、朝(あさ)の会をはじめます。」
「朝(あさ)の挨拶(あいさつ)をしましょう。」
など、難敵が勢ぞろいで身震いしまくりな日々を6年間過ごしました。
#今思えば、よくめげずに戦い続けた、えらい自分。

成長とともに、完治はせずとも症状が緩和していくことが多いようで
私もそれは感じていました。

ただ、大きくライフスタイルの変化が起きた時(社会人になった時)に
再発したのを今でも鮮明に覚えています。

① 電話対応の際に、「お電話ありがとうございます」の「お」が出ない。
② 乗り越えたら、「○○社の○○と申します」の最初の言葉が出ない。
③ 打ち合わせ開始時の「お疲れさまです」の「お」が出ない。

など、毎日言葉が出ない単語が増え続けたような感覚がありました。

社会人になって大きくストレスがかかり、吃音が出ないように
大学生時代に1年間、インターンシップ生として別会社で働かせてもらった時期はスラスラと話せていた分、なぜ・・・という自己嫌悪に陥りました。

そこで、時間はかかりましたが以下を基にマインドチェンジができました。

完璧を求めない

私は、どちらかというと様々なことを「上手くやろう」「完璧にやろう」と
思って対応するタイプでした。
それが悪いというわけではなく、電話や発表のときに決められた文章を正しく言わなければ、社会人としてのマナーに反する。という考え方(それはそれで正しいのだが)を崩してあげることで楽になりました。

例えば、電話で社名を名乗ろうとして吃音の症状が出そうな場合は自分の
苗字(○○です~)と言う
#珍しい名字でよかった

打ち合わせ開始のテンプレワードが出なければ、別の言葉で代替する
#これは吃音の人にとってよくないと聞いたこともありますが、そんなん
 知ったこっちゃありません~位のマインドのほうが私は安定する

天気みたいなものだと諦める

上記のようにうまく回避を試みても、出るときは出るし、うまくいかない日はいきません。

電話対応で最初はうまくいっても、なぜか最後の「失礼します」が言えない日なんかもあります。

そういうときは、
「今日、晴れてたのに急に雨降ったな~びっくり!」というマインドにしています。

そんな急な雨だと傘(言葉の代替などの回避策)も急にさせないよな~と
思うこととしてから、自己嫌悪になることが大きく減りました。

根拠もなく堂々とする

最近これは大事にしていることです。
私だけかもしれませんが、吃音のひとは大体早口らしいです。

周りを見渡してみると、話し方が穏やかで、かつ落ち着いていて、ゆっくりお話しする人もいます。しかも個人的に魅力的に見えます。

ということは・・(ポジティブシンキングすると)

吃音の人が、お話中に吃音を発症しても、ゆっくり言葉を紡いであげれば
それはそれで個性であり、焦らず堂々として問題ないんじゃないか?
(そもそも焦っても何しても問題ないことは理解しています)

なんなら、それちょっとかっこいいかもしれない!とまで思ってきました。

最後に

これは、自分を守る一つの、一人の例となります。
閲覧していただいた方の中にも同じ症状を抱える方がいれば、
色々お話してみたく思っています。

私の最大の難所はちなみに名刺交換です。
職種上、大きな会社のお偉いさんと名刺交換する場面があるのですが、
今のところ100%吃音を発症させています。
天気で言うと、常に豪雨警報って感じです。

長く付き合う症状など、吃音以外にもさまざまあり、それぞれ悩みもあると思いますが、天気みたいなものと割り切るのも一つだと思います。

ぜひうまく付き合う方法があればご教授ください!
私は一旦夢の国(ディズニー)に行ってきます!!

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