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炭酸飲料ノスタルジー
夏、と言わず１年中炭酸飲料を愛飲している我が家だけど、これは完全にわたしの子供の時の食習慣が影響している。
わたしが子供だったころ、夏になると冷蔵庫には必ず三ツ矢サイダーがあった。当時は瓶のいれもので、王冠を栓抜きでプシュッと開ける、あの感じがたまらなく好きだった。
今ではもう「サザエさん」の中にしか存在しないかもしれない、酒屋さんが御用聞きに回ってくるというサービス。当時はまだそのサービスが健在で、母は「毎回何か頼まなきゃいけない気がしてプレッシャーやわ」などと言っていたけど、今そのサービスがあったら喜ぶ高齢者も多いんじゃないだろうか？こんなに暑い中、重たい飲料を持ち歩くのは大変だもの。
とにかく酒屋さんがケースで運んでくれる三ツ矢サイダーを見ると嬉しくなったものだ。飲み終わった瓶をケースに並べていくのも好きだった。
サイダーには子供のころのノスタルジーがいっぱい詰まっている。暑い夏の日、エアコンなどなかった子供部屋で飲んだこと、家族で海水浴に行ったビーチで飲んだこと、花火を見ながら飲んだこと、そんなことがあったかなかったか、５０代となった今では記憶もあやふやだけど、そういったノスタルジーがサイダーにはくっついているのだ。
だからやっぱり炭酸飲料が好きだ。スムージーやカフェオレを飲んでも思い出はついてこない。おいしいけどね。