前歯の差し歯
このところずっと前歯の差し歯を治療していた。
わたしの上顎右2番(側切歯)は子供の頃に差し歯にした。
もう30年以上前の話だ。
経年劣化で歯茎との境目が黒ずんできたので、かかりつけの歯科に治療してもらうことになったのだ。
30年以上も保ったということは、当時の治療が良かったのだと思う。
けれど、当時の素材は金属。表面は白くても中は金属が使われている。
月日が経てばすり減ってきて中の金属が見えてくる。
それが境目の黒ずみになって目立ってくるのだ。
自分なりに事前に調べたところ、今はセラミックやプラスチックなど金属以外の素材もあり、複数の素材を組み合わせたりもできるらしい。
こちらのサイトの説明がとてもわかりやすかった。
かかりつけの歯科医が勧めてくれたのは3種類あった。
ジルコニアセラミック(13~15万円)
メタルセラミック(9~11万円)
レジンまたは銀歯(保険適用内)
前歯だし治療で今より良くなることを期待するわけだから3はないとして、1か2で迷う。
だって、高い。
1週間考えさせてくれと言ってその日は即決しなかった。
そしてまた上記のアルプス歯科のサイトを読み返しながら悩んだ。
1か2を選んだ場合、治療が完了して支払いをするタイミングは、冬のボーナスが出た後になる。
それならばお財布の方はなんとかなるかもしれない。
では1にするのか2にするのか。
1と2の違いは素材の量とまわりの歯との色のバランスの調整とそれらにかかる技術代だという。
ジルコニアセラミックかぁ。効果は分かっても高いなぁ。
けど前歯だしなぁ。
結局「1にしようと思います」ということを翌週、先生に伝えた。
型取りをしたり他の歯の写真を撮ったりして先生は満足そうだった。
いや、先生はほんとうにいい人で、決して無理強いはしない人なのだが、嬉しさが作業の一つ一つに滲み出てたよ。
そして2週間後の今日、ジルコニアセラミック製の側切歯がわたしの上顎右2番の位置にすっぽり収まった。
自分でもぱっと見わからないほど周りの歯の色と馴染んでいる。
すごいね、ジルコニアセラミック。
安い買い物ではなかったけど、満足です。
そして帰り際、受付で154,000円(税込)を支払いました。(赤裸々)
クレカが使えたので現金を持ち歩かなくて済んだのはよかった。
受付の人が手書きの領収書を手渡してきたので、あれ?と思ったら、
「医療控除できますのでこの領収書をお使いください」と。
センセぇぇぇぇそれを早く言ってよぉぉぉ
ありがとうございます。遠慮なく申請します。
確定申告、久しぶりに自分でやらねば。
それでも、今年一番高い買い物になったことは確かだった。
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