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バイクライドの風景_#24 (伝説とバスの愛称)

お気に入りのコーヒーショップが(私がインスタを確認しなかっただけなんだが、)突然閉店し、さらにその店の跡が更地になっていた事件を以前投稿した。

その後、こちらのお店のインスタをたまに確認しているのだが、昨日確認すると現在開店の準備中で、9月か10月には開店できそうとのこと。そしてその場所は、JR本線でひとつ西の駅の北側だそう。

これは一度、その辺りをウロウロしてみると開店準備中の様子でも見られるかもしれないという野次馬根性が働いて、早速自転車で行ってみることにした。

予想はしていたが、駅周辺をウロウロするも、開店準備の「か」の字も見ることはできなかった。周辺のビルには空きテナントが多く見られたので、これらのビルの中のどこかに準備中の店舗があるのだろう。簡単に外から見られるわけがない。

ちなみに、こちらの駅は以前、通勤時にたまに使っていた。基本は車通勤なのだが、飲み会がある時にはJRでこちらまで来て、ここからコミュニティー・バスで会社の近くまで移動し、そこから歩いて出勤していた。

実は、このバスの運転手の中に公共機関の運転手とは思えないような乱暴者がいた。

バスはこの駅から南に走り、いくつかの交差点を直進したのちに、ある交差点を左折するのだが、それまでの道が海岸沿いにあるいくつかの大企業への通勤者で非常に混雑する。

すると、問題の運転手は、左折すべき交差点にくるといきなり右折車線に入ったかと思うと、右折車線から直進車線を跨いで左折するという信じられない運転をするのだった。たまにしか乗らない私でも数回経験しているので、おそらくは常態化していたのだろう。

後に、こちらの事業所から異動になっただが、異動前の時期にはこんな恐ろしい運転を経験することはなかったので、誰かが通報したか、警察に目撃されたかで当該運転手にお咎めがあったか、あるいは首になったかしたのだろう。いずれにしても今では平和が戻ってきているはずだ。

懐かしい思い出に慕りつつ、バス乗り場の後ろにある「おじいちゃんとおばあちゃん」の石像の前で記念写真を撮った。

「尉と姥」の像

もちろんこの像のことは以前から知っていたのだが、お恥ずかしながらここに書かれている「尉と姥」という感じが読めなかった。そこで、調べてみると「じょう・と・うば」と読むそうだ。

さらにお恥ずかしことに、この「尉と姥」というのは婚儀でおなじみだそう。わたしたちは教会で簡単な結婚式を挙げたので、そのような奥ゆかしい婚儀を経験していなく、全く知識がなかった。

伝説に関してはこちら。

さて話を先ほどのコミュニティー・バスに戻すと、そのバスの愛称は「じょうとんバス」という。一体この「じょうとん」とはなんのことだろうと思いつつ、なにかそんな方言でもあるのだろうと特に調べることもなかった。

しかし、本日この記事を書きながら、この「じょうとん」と「尉と姥(じょうとうば)」が引っかかった。

案の定、「じょうとんバス」の「じょうとん」は「尉と姥」を「じょうとんば」と読むことに由来するということが判明した。

しかし、ひょんなことから物語は繋がっていくものなのだなぁと少々驚いた。

さて、今度はどんな発見がまっているのだろう、と自転車を走らせるのが楽しくなりそうだ。

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