"X(Twitter)"から追放された日々、からの復帰
基本的にはnote以外のSNSには興味がない。したがって滅多に覗くこともないし、書き込みなどすることはまずない。
しかし、X(Twitter)に関しては、レアな情報を得るためにたまに使うことがある。
例えば、高速道路が渋滞になっている際などには、渋滞の原因が投稿されていることがあるので、検索をしてみたりする。その程度なので、頻度にすれば1ヶ月に数回あるかないかである。
ところがその日はなぜか、ふとアカウント名を変更してみようと思って、私とモーニャン(妻)のアカウントをいろいろといじってみた。
Macで作業をして、その後iPhoneでログインしてみたりとかして、うまく変更することができたことを確認した。
数日後、モーニャン(妻)が購入した化粧品に、使用した感想をX(Twitter)に決められたハッシュタグをつけて投稿すると、抽選で景品がもらえるというイベントがついてきた。
早速、指示に従ってモーニャン(妻)のiPhoneで投稿した。そして、念のためにちゃんと投稿ができているか、私のiPhoneで確認してみることにした。
ところが決められたハッシュタグで検索しても出てこない。モーニャン(妻)のiPhoneには表示されている。今度は私のiPhoneから投稿してみると、逆に私のiPhoneでは見られるが、モーニャン(妻)のiPhoneでは見られない。
一体どうなっているのだ?!
ということで調べてみると、どうやら「サーチバン」というペナルティーを食らっているらしいということがわかった。
複数のデバイスでログインを実行したことが原因になることがあるらしいとのこと。確かにその通りのことをやってしまった。
解消法としては、しばらく投稿しなければ復帰するとのことだった。その間隔は長くて1週間ほどとのことである。ただし、復帰していないにも関わらず投稿してしまうとそこから再度間隔が延びるとのことだ。
そして1週間がたった。
確認のためにそれぞれのiPhoneから投稿をしてみた。するとモーニャン(妻)のiPhoneは復帰していたが、私のiPhoneは復帰できていない。
その後1週間ごと間隔を開けて4週間試してみた。
しかし私のiPhoneが復帰することはなかった。私はこの時点で復帰は諦めた。
モーニャン(妻)からは、「あなたがもしも遭難してもSNSで助けを求めることはできないのね・・・」と悲しい顔で言われた。
それから1ヶ月ほどが経った昨日、ふとX(Twitter)のことを思い出し、もしかすると復帰できているかもと確認してみることにした。
無事復帰できていた。
妙にうれしかった。
(遭難した場合の問題はあるにしても、)別に諦めていたのだし、投稿することなど今後ないかもしれないのに、このうれしさはなんなのだろう。
そうか!
X(Twitter)から追放されたということは社会から追放されたような妙な虚しさを感じていたに違いない。
SNSには興味がないはずの私でもこんな感覚に陥るのである。
日頃からSNSにどっぷりと浸かっている人々には今回のような事態はおそらくは耐えきれないことなのだろうなと、その胸中を想像してしまった。
今更ながら、これは立派な社会現象なのだと気づいた次第である。
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