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バイクライドの風景_#29 (パンク、大いちょう、そしてまたパンク(涙))
先日、大いちょうの様子をお伝えしたが、今年は例年になく紅葉が遅れている。
しかし、あのきれいな姿をもう一度見たくて、その後も毎日「ローカル線の駅」を訪れている。
この日も、まるで日課のように、大いちょうを確認するためのライドに出かける用意をして、「さて、出かけよう!!」と自転車のタイヤの空気圧をチェックした。すると、後輪のタイヤの空気圧が異常に少ない。昨日は問題なかったので、間違いなくパンクだ。走っている途中でなくて良かったと、胸を撫で下ろしつつ、これからチューブ交換なのかと、少々憂鬱になる。
このチューブは、以前一度バルブ(空気を入れる部分)に緩みがあって空気漏れを起こしたことがある。そこで、今回もそこかと思って確認するが、問題ない。しかし、一度あることは二度あるで基本的にバルブに問題がるのだろうと、時間がもったいないので、タイヤの表面にパンクに至る異物がないことを適当に確認してから、とにかくチューブを入れ替えることにした。
実は、この「適当な確認」が、大きな間違いだった。
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40分ほど悪戦苦闘し、無事にチューブの交換が完了した。
ところで毎回思うのだが、作業の最後にタイヤをホイールに入れる時には、あまりの硬さに手の皮が剥けそうになる。ショップの方はいとも簡単にやっているのが不思議でしかたない。
とにかく無事にローカル線の駅に向けて出発なのだ。
この日の天気は快晴。気温は15℃ほどで、自転車を走らせるとうっすら汗ばむ程度で、バイクライドにはちょうどいい天候。
30分ほど自転車をは走らせると目的の駅に到着した。
そして、大いちょうは見事に色づいていた。落葉の絨毯は今ひとつだが、その頃には木が枝ばかりになってしまうので、今回の大いちょう巡礼はこの姿をもって「完了」とすることにした。
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10分ほど堪能したのちに、満足して帰宅した。
午後は、noteに記事を書いたりしてゆったりと過ごし、4時になると夕方の河川敷に散歩に出かけた。30分ほど散歩をして、無印良品とユニクロで買い物をして、帰宅したのは6時過ぎになった。
なんとなく気になって、自転車の後輪を触ってみると….、空気が減っている。パンクしている….。今朝替えたばかりの新品のチューブが、パンクしているのだ。
今朝、交換する前にタイヤだけでなく、パンクしたチューブのパンク箇所を確認しなかったことを後悔したが、時すでに遅し。明日の朝からパンク修理というのも嫌なので、空腹を我慢して夕食前にパンク修理をすることにした。
パンクしたチューブを取り外して、空気を入れて水につけて確認すると、見事にバルブから20cmほどの部分から泡が出ている。その場所をタイヤで確認すると、表面にやっと見えるような金色の点があった。
ピンセットでなんとか引き抜くと、それは径が0.1mmほど、長さが2mmほどの極細の針金のようなものだった。間違いなくこれがパンクの原因だ。
しかし、どうすればこんなものがタイヤに刺さるのだろう。地面にある、あらゆるパンクの原因になるものを踏んで走っていると奇跡的にこんなことが起こるということなのだろう。
何はともあれ、パンクの原因は判明し、もう一度チューブを新品にして、30分ほどで作業は終了した。
問題が発生した時には、原因を明確にしたのちに対策を打たないと、間違いなく問題が再発するという、問題解決の鉄則を甘く見た結果だった。
おかげで時間を浪費し、さらに新品のチューブを捨てることになってしまった。そして残ったのは、両手の手のひらの痛みだけだった。涙