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ペアマグカップの持ち手が取れた....

以前耳から出血し、駅前の耳鼻咽喉科に行ったことがある。
ここの耳鼻咽喉科の院長は口うるさいので有名。

「どうしたんですか」と聞かれたので、「耳から血が出たんです」と答えると、「ちがぁ〜う!!なんもしてへんのに耳から血は出えへん!!正しくは、『耳から血を出したんです』や!」と叱られた(?)。確かに、耳が痒くて耳かきで傷つけてしまったのだった。

そんなことがあって以来、言葉は正しく使わないといけないと日頃から思っているので、今回の題名も正しくは「ペアマグカップの持ち手を取った」なのかもしれないが、なんか違う。とにかくマグカップの持ち手が取れたのだ。

我が家では10時と3時がコーヒータイム。
その時にはお気に入りの珈琲店、あるいは焙煎屋さんで購入した豆を挽いて、ペーパーフィルターでドリップする。そして「Labrador Retriever」のマグカップに注いでゆっくりと楽しむ。

その「Labrador Retriever」のマグカップをあやまってシンクに落としてしまった。シンクにはモーニャン(妻)の同じく「Labrador Retriever」のマグカップが置いてあったのだが、二つがぶつかった結果、私のマグカップの持ち手の部分が割れて取れてしまった。

持ち手が取れた私のマグカップを見て、モーニャン(妻)は「あちゃ〜っ」と言いながら、笑いをこらえているし、なんか夫婦喧嘩でもして、負けたような変な気分。

取れたマグカップの持ち手

見事にポッキリと取れてしまった。「割れた」というよりも、「取れた」という感じ。付けてみると、破断面もぴったりと合っていて違和感がない。これなら瞬間接着剤で直せるだろう、と冷蔵庫からいつもお世話になっているScotchの瞬間接着剤を出したものの、頭にある映像が浮かんだ。

瞬間接着剤でつけた持ち手を持って、淹れ立ての熱いコーヒーを飲もうとして口元に持って行く。すると、その時に、持ち手が取れてカップ一杯に入れたコーヒーとともにカップが落下する。そして、その下にはnoteの記事を書いているMac Book Airが….。

瞬間接着剤での修復は断念することにした。

新しいのを購入しようかと、ホームページを見てみると一つ2,200円もする。すでにデザインも少し変わっているので、どうせなら二つ欲しいが、年金生活の身で、マグカップごときに4,400円も出せるはずがない。

考えてみれば、取れた持ち手の破断面はとくにエッジもなく、綺麗に取れているので手を切る心配はない。そして、カップ本体にはなんの異常もない。

結局、持ち手なしで使うことにした。入れたばかりの熱々のコーヒーは飲めないが、どうせ私は猫舌なので、問題はない。

そのままで使うことにしたマグカップ

実は先日、10年以上前に息子の親友が結婚式の引き出物でくれた、江戸切子のグラスを割ってしまった。洗った後に拭いていて手が滑ったのだ。赤と青のペアだったのだが、すでに赤は数年前に割ってしまい、残りの一つだった。

毎年、正月にはその親友が挨拶に来てくれる。今までは、残っている青のグラスを前面に出して健在ぶりをアピールしていたのだが、今年はなんとなく後ろめたい。彼も忘れているだろうけど。

ところで、食器棚には、息子夫婦がくれた、こちらも江戸切子のペアグラスが行儀良く並んでいる。

二度あることは三度ある。

気をつけよう….。


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