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Adobe Fireflyにおける生成塗りつぶしなど主要機能の操作方法、そして商用利用の詳細について説明します!

§1 Adobe FireFlyとは?


今日、ご紹介するのは、Adobeが2023年3月に予約制で公開し、同年5月23日に一般に公開されたAI画像生成ツール、Adobe Fireflyについてとなります。


出典) Adobe Firefly

このnoteでは大まかにどんな機能があるのかについてご紹介します!

詳しい使い方については以下の記事で紹介しているので、そちらを参考にして下さい!

https://aitechworld.info/adobe-firefly/

このツールの最も顕著な特徴は、「著作権に関する問題が全くない」ということです!

① Adobe Fireflyの機能

現時点(2023年7月)でAdobe Fireflyはまだβ版であり、主要な機能は次の通りです。

  1. テキストから画像を生成する(Text to image)

  2. 生成塗りつぶし(Generative Fill)

  3. 生成再配色(Generative Recolor)

「テキストから画像を生成する」機能は、指定のテキスト(プロンプトとも称されます)をAIが解析し、それに基づいて画像を生成するというものです。

プロンプトには日本語も使用可能で、希望の画像を説明する文章を入力すれば、AIがその説明に基づいて画像を作成します。Midjourneyやstable diffusion, DALL-Eなどの画像生成サービスと機能は似ています。

「生成塗りつぶし」は、画像の特定部分を削除したり、生成した画像を特定範囲に追加する機能を有しています

「生成による再配色」では、画像の色彩を自由に変更することができます。

§2 Adobe FireFlyの利用法

Adobe FireFlyは、Adobeアカウントを保有しているユーザーであれば誰でも無償で利用することが可能です。

WEBアプリケーションとしてブラウザ上で使用するか、または有料のAdobe CCソフトウェア(例えばAdobe PhotoshopやAdobe Illustrator)に組み込む形で利用するか、その二つの選択肢があります。

§3 商用利用と著作権問題

従来の画像生成AIツールは、イラストレーターの作品などが学習データとして使用されていることにより、著作権に関する問題が浮上してきました。

しかし、Adobe Fireflyは、Adobe Stockの著作権者からの許可を得た作品、フリーライセンスの作品、またはパブリックドメインの作品のみをAI学習データとして使用しているため、著作権問題の懸念を解消し、安心して使用できます。

商用利用については、WEBアプリケーションを利用する場合、現在のβ版では商用利用は許可されていません。しかし、開発が進行中で、今年度中に正式版がリリースされ、その正式版では商用利用が可能となる予定です!

また、Adobe photoshopやAdobe illustratorなどのAdobeソフトウェアのユーザーは、現在でも商用利用が可能です

§4 総括

今回はAdobe Fireflyの主要機能を紹介しました。他のツールでは見られない独特な画像調整機能があり、これが非常に便利だと感じました。

今後も新たな機能の追加や性能向上が期待されますので、正式版のリリースが待ち遠しいですね!

詳しい内容については以下の記事をご覧ください!

https://aitechworld.info/adobe-firefly/


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