MISAMOの破壊力
11月2日に、埼玉のベルーナドームで行われた,
TWICEから派生したユニット、日本人ミナ、サナ、モモの3人組からなる
MISAMOのコンサートに行って来た。
MISAMO JAPAN DOME TOUR 2024 "HAUTE COUTURE"だ。
今回は、MISAMOの魅力について大いに語る。
(※オタク全開なので、興味のない方はスルーして下さいね。😅🙏)
昨年2023年の7/26に1stミニアルバム『Masterpiece』(マスターピース)をリリースし、デビュー。
紅白歌合戦にもMISAMOとして初出場し、「推しの子」のポーズをラストでモモがしたことで、印象に残っている人達も多いハズ。
(TWICEとしては既に4回紅白出場済。)
そんな彼女達が2ndミニアルバム『HAUTE COUTURE』(オートクチュール)をリリースした。
元々は11/2に発売予定だったのが、早々に遅れることを発表。
11/6発売となり、11/2スタートのコンサートで、我々ファンは既にインスタやXに出て来る公式のティーザーで多少は知ってはいたけれど、全貌は知らないという異例、更には全く知らない曲もあったりした。(Red Diamond)
とはいえ、オリコンランキングで堂々の1位。
MISAMOの快進撃は止まらない。
前回の『Masterpiece』はJazzyでドレッシーな、普段のTWICEの時には見せない大人っぽさ満載の、アーティストとしてのアルバムだった。
けれど、今回のアルバム『HAUTE COUTURE』も大きく前回を超えて、更にカッコよいムーディーな音楽満載のアルバムで、正直驚いた。
まだまだ、こんなに知らない面があったのか、まだまだこんなに抽斗があるのか。
もちろん、私達ONCE(TWICEのファンダムの名称)の見えないところで途轍もない努力をしているのはわかっているけれど。
夏も終わるころに、MISAMOの2ndアルバムの発売が発表され、こんなトレイラーが流れて、一体誰の案で、こんなコンセプトが緻密に計算されているのだろうかと、感動・感心しきり。
いやもう、みんな生きているお人形さん。
マネキンが動き出したとしか思えない。
3人ともそれぞれ性格やキャラが大きく違うので、ソロ曲などにはその特徴が顕著に出るのだけれど、今回特にミナの作品に一番驚いた。
この3人は、モモが11月生まれ、サナが12月生まれ、そしてミナは翌年の3月生まれということで、同じ学年ではあるけれど、ミナが一番年下。
韓国は上下関係が厳しいので、1歳でも年が上だと敬わなければならない。
もちろん日本人同士ではそんなことは気にせずに、デビュー前の練習生の頃から3人は既に「ミサモ」と呼んで、仲良しグループだった。
そんなマンネ(末っ子)で、いつも大人しくて、私が!って前に出ないタイプのミナが、まずティーザーの時に、馬にのって眼帯姿で出て来てびっくり。
あまりの衝撃的なカッコよさに、見た瞬間椅子からずり落ちそうになった。
な、なんで眼帯?
意味はわからないけど、とにかくカッコよい。😳
日本人に一番馴染み深いTWICEの曲「TT」(ティーティー)のミュージックビデオの中でミナは海賊の恰好をしているのだが、それもまた本物のお嬢様であるミナがやることでGAPが生まれ、カッコいいのだけれど、その上をいった。
そしてコンサート中の、ソロ曲『Misty』披露では、歌いながら、まるで物語のように踊り、しかも男性ダンサーとの絡みがあり、いつもの「キャー」というファンの歓声が「ギャー!」になった、初めての曲となった。
1番は、ステージの左右離れた距離で踊っていて、バックスクリーン上で隣り合わせで踊っているかのような演出だったので、我々もハラハラしつつも、まだOKラインだった。
ところが2番になって、本当に男性ダンサーと2人で一緒に踊り、顎に手を当てるわ、バックハグされるは手をつなぐわで、みんな驚愕‼
低い声で「~~~!」と声にならない声が。笑
その後のMCで、「ONCEごめん🙏」と両手を合わせて謝っていたミナ。
本人の感想は、「気が付いたら寝てた」というくらいだったので、最後まで気を抜かず歌い踊り切り、あっという間に終わった、とそういう事らしい。
(曲の最初と最後はステージ上で寝ているところから始まり終わるので。)
そのダンスが見せられないのが残念。
Misty (ミスティ) MINA(一番左)
さーたん(サナ)のソロ曲は、なんでいつもこういう物悲しい短調の曲になるのだろう。
いや、3人ともそうなんだけど、普段あれほどゲラで明るいさーたんでさえ、1人の人間となったら、こういう曲になるのね…、と、プライヴェートとの差を思わされる。
Mirage(ミラージュ) SANA(一番右)
ももりん(モモ)のソロ曲『Money In My Pocket』は、「らしい」曲だった。(と思う。)
繰り返される印象的なリズムに、ももりんお得意のラップ調の歌。
今、スターダムにのし上がって、お金はポケットに入っているけれど、何より自分の価値が大事だと、自分を大事にしていることを歌っているようだ。
これは完全にダンスをするための曲なので、ダンスと一緒に見て貰えないと、その魅力が半減する。。
既にたくさんXで、コンサート時の様子が出回っているが、JYPはそれらを許可していないので、公式から出るYouTube動画かDVDが出るまでは私も紹介は出来ないのであしからず。
Money In My Pocket (マニー イン マイ ポケット) MOMO(真ん中)
今回のアルバムのタイトル曲である『Identity』(アイデンティティ)
聴いていて中毒性もあるし、見ていてとにかくカッコいい。
本当にこれがリアルの彼女達であって、決して作り物ではない。
だからこそのこの歌詞に、我々ONCEは納得し憧れる。
そして今回アルバム発売の随分と前から話題になっていた、この曲。
安室奈美恵さんが歌っていた『NEW LOOK』のリメイク。
ただのカバーではなく、かといって全面リメイクでもなく、ちゃんとリスペクトして残すところは残し、新たなMISAMO色をかけた、新しい「NEW LOOK」になっている。
ミュージカル仕立てになっていて、斬新なのにレトロ風。
そしてNEW LOOKなだけあって、次々と変わるたくさんの衣装も見ものだ。
個人的には、最初に3人が来ているツイードの衣装が、トラッドでヨーロッパの街にも合うし、安室ちゃんの時代にも今にも合うと思っている。
TWICEである時は、私達ファンが望むことを・喜ぶことをやっているので、MISAMOのように等身大の彼女達ではないことが多い。
そういう意味では、MISAMOとしての活動は、3人にとって、とても遣り甲斐があり、自己が解放されるパフォーマンスでもあるだろう。
ベルーナドームでのコンサートが始まってすぐのMCで、いつもは9人だから、3人でこのドームの席を埋められるか不安だったと言っていた。
私達ファンがチケットを取るのにどんなに苦労しているか、知らない筈はないけれど…?😂
そういう謙虚なところも彼女達らしいが、そんな不安は全く必要ない。
むしろ寒い雨に打たれて並んだベルーナドームで、一緒に行った姪っ子と、「なんで東京ドームでやらないんだろうね。次回は東京ドームでやって欲しいわ😞」と言っていたが、早くもそうなった。😳
さすがMISAMO。
女性アーティストの最速更新。
とは言え、TWICEとしてのベースがあっての…ではあるけれど。
コンサートの時も、まだアルバム2つしか出てないから、曲数が少なくて、コンサートを回せるかも心配していた。
TWICEだったら、3時間でも歌いきれない程曲数あるけれど、私達はまだアルバム2つだから…、と人差し指同士をつんつんして、困ったポーズを3人がして、誰もがそれじゃ仕方ないよねって思わされた。笑
実際には、アンコールでは持ってる曲全部を歌ってくれた。😂
トロッコに乗って周って来てくれたけれど、3人だと全員がこちらを向いてくれない可能性もあって、色んな意味でいつもの9人とは違うなぁと思わされた。
また、3人が今回のアルバムの出来を気にしていて(ONCEが気に入ったかどうか)、ミナが「2枚目のアルバムってとても大事だから…」と言っていたのもとても印象的だった。
確かに2枚目が良くなかったら、その先が危ぶまれてしまうけれど、今回正直どの曲も個性豊かでカッコいい。(カッコいいしか出て来ない。😅)
確実に1stアルバムを超えた出来だと思う。
TWICEとしての活動でも寝る暇もない生活なのに、そこにMISAMOとしての活動も加えると…、そりゃぁ3人とも痩せちゃうよね。😞
サナが「寝るまで歌い続けて、起きたらもうMISAMOの音楽が鳴り響いて」って言っていたように、その最中は思考能力もどこかへ飛んで、とにかく毎日決まったスケジュールをやり続ける過酷な日々だったことはぬぐえない。
だからだろう。
11/2のコンサート初日の最後、サナの口から出て来た「はぁあ~~~」という、まるで1日の終わりに入ったお風呂で出るような声は。
あぁ、サナにとっては、今まで頑張り続けたことをこうして私達に披露し終えたことで、やっと人心地着いたのだな、と理解した。
MISAMO、お疲れ様でした。🙇♀️
3人の個性と一結の素晴らしいパフォーマンスでした!👏
来年に開催予定の東京ドームコンサート、もちろんこれも参加します。
チケット確保、頑張ります!✊
※「一結」(いっけつ)とは一致団結を略した、モモが言い出した言葉。笑
※もっとMISAMOについて知りたくなったら、下記記事をご参考に…。
※ー追記ー おかげ様で今年の紅白にはTWICEとして、9人全員で出演することになりました。😍🎉🎊
NHKさん、ありがとうございます。🙇♀️