フリーランスWebデザイナーあるある5選
CodeCampデザイン教務の井上です。
今回も5選シリーズになります。
フリーランスWebデザイナーあるあるについてお話しします。
ご興味がおありの方はぜひご一読ください。
私は25年ほどの業界経験のうち、3割ほどは現場を変える狭間の期間でフリーランスのWebデザイナーとして従事していました。
その際に感じたあるあるの中で代表的なものをご紹介します。
みなさんもフリーランス活動をする上で遭遇する機会も多いと思います。
参考にしていただけますと幸いです。
<1>「今回のお話はなかったことに」
依頼主から発注の頭出しを受けても、後日破談になるケースは多々あります。
仲介会社(Web制作会社etc)が失注した
プロジェクト自体が中止・延期になる
他の業者が受注した
など、原因はさまざまです。
発注については受注側がコントロールできることではありません。
オファーがあっても舞い上がらず、話半分で考えておくことが精神衛生上健全です。
<2>書類を巻かない
フリーランスとして働く場合、業務委託契約を結んで受注するのが一般的です。その名の通り、企業の「業務」を他社もしくは個人に「委託」し、代わりに行ってもらうことを指します。
万が一の際、受発注側ともに問題が起きないように行う、欠かせないものです。
が、個人オーナーやリテラシーの低い依頼主においては締結しないケースが多々ありますので、契約書を発行可能かの確認を行いましょう。
参考文献:フリーランスの業務委託契約書テンプレート・雛形と記載すべき項目 | ITプロマガジン 2023.08.21
(引用2024-1-9)
<3>スケジュール前倒し・後ろ倒し
スケジュールの前後は大手企業・個人オーナー問わず発生します。
後ろ倒しは工数が増加し、予定以上にその案件に拘束されるためその後のスケジュールが組みにくくなります。
前倒しはよりハードで、予定に間に合わせるために稼働を急激に上げる必要が出てきます。フリーランスは発注側が勝つゲームとはいえ、徹夜・緊急た対応が続くなど、心身共に被るダメージは軽くありません。
前倒しが発生した場合は見積など、条件の変更が可能か交渉してもよいでしょう。
<4>言った・言わない
依頼主とのコミュニケーションを、電話通話や口頭のみで行うとさまざまなトラブルが起きがちです。見積はそのままに、タスクの追加・大幅改修が発生してしまう可能性があり、最も防ぎたい事象のひとつです。
コミュニケーションの度に議事録を残すことで予防が可能ですので、以下のように要件をはっきり記載して相手に伝えるよう習慣化しましょう。
<5>「DTPもやってよ」
WebデザイナーにはWeb制作の仕事しか来ないというわけではありません。
例えば飲食店や個人商店オープンにまつわるサイト作成時では、併せてDTP分野のSPツール(名刺・ショップカード・チラシ・ロゴetc)の制作を求められるケースが多いです。
リテラシーの高くない依頼主は「デザイナーは似たようなジャンルのデザインは全てできる」と思っている傾向があります。
逆にそれが低くなくとも「今回はWeb制作じゃないのですが、チラシデザインは可能でしょうか?」という依頼は多々あります。
私は「ページ物」と呼ばれる、雑誌や書籍デザインのようにページ数が多い専門性が高い案件は辞退しますが、上に挙げたペラ物(1ページで完結するDTP案件)に限り引き受けていました。
DTPや以外のグラフィックデザインに携われば、仕事を通じてスキルの幅を広げることができます。
条件が揃えばぜひ取り組んでみましょう。
この上なく重要な半歩
私が監修したCodeCampのWebデザイナー向けコースは「仕事で求められる教育のみ提供する」をテーマに、無駄なく最短距離で目標に辿り着くためのカリキュラムで構成されています。
実務を想定した課題によるデザインコンテストや副業案件提供など、スキルアップのための支援も充実しています。
Webデザイナーになるには、プロのWebデザイナーがいる場所に身を置いて刺激を受けつつ学習する事が肝心です。
新卒でWebデザイナーになりたい、転職を考えている、あるいはWebデザインで副業を考えている方は、独りで悩まず、まずは弊社無料カウンセリングをご利用ください。