孫娘とおばあちゃん、コアラを抱きに行く
夏休みにはならないけれど、2人でオーストラリアのケアンズに行く事になった。春休みに1人で横浜まで遊びに来た孫娘（小5）とです。以前、上の孫娘とシドニーに行った事があり、その時もう少し大きくなったら海外に連れて行く約束をしていた。週末を使っても2日休むことになるけど、どうする？と聞くとラーケーションで休みにならないよ。なんじゃ？特別な事がある時使える休みらしい。有休かい？ズル休みにならないらしい。アメリカやヨーロッパに行くには時間も費用も大変。時差1時間のオーストラリアは行きやすい。7時間くらいかな。オーストラリアは真冬、寒いのは嫌だと言うわけで、2人でケアンズに行くことに。
ミッション1 コアラを抱いて写真を撮る
ミッション2 楽しい旅をする
ミッション3 美味しい物を食べる
孫娘は3才前に2度親の都合でイギリスに行ったことがあるがもちろん本人は全く覚えていない。新しいパスポートを取って出発準備完了。あ、電子ビザも必要、ママお願いします。以前は顔写真がなかったけど・・
1日目
成田空港第3ターミナルまでママが送って来た。いよいよ孫娘とばばの旅が始まります。飛行機に乗り込む、ほぼ満席。頼んでおいたのでブランケットや夕食の焼そばが出てくる。サービスも選ぶ時代になった。
到着は朝の4時、HISのバスを頼んだのでオフィスで一休みです。ここだけで50人くらいいるから他の会社のツアーも入れれば沢山の日本人が来ているのだろう。
朝ご飯を食べに出かけた。しばらく散歩、モーニングビュッフェをやっている所を見つけた。孫娘は子供料金、でも私より食べる。フライドポテトが山盛り、ベークドトマトもおかわりした。
とりあえず満足してくれた。
ミッション１
予約しておいたコアラ抱っこ写真。日本人ばかりです。孫娘の感想、「ふわふわであったかかった。手にユーカリの匂いがついた。」でした。
ミッション２
ホテルのチェックインは午後なのでもう1箇所、ケアンズミュージアムに。
係の人が孫娘に展示品を探すプリントをくれた。子供はこう言うのが好き、隅々まで見て回り完了、スタンプを押してもらった。ケアンズの歴史や文化が学べるミュージアムです。サトウキビ産業に日本からも移民が行っていたそうです。建物は1907年に建てられ学校だった。
ミッション３
昼はバーガー屋に入った。孫娘はチーズバーガー頼んだ。ワー、大きい。顔より大きいかも。完食、美味しかった。
HISのオフィスで休もうと戻ったら孫娘、爆睡。飛行機でもほとんど寝ていないし、そのまま1日が始まったから無理もない。待つこと３時間、ホテルに移動してチェックイン。窓から海が一望にできる。
海岸沿いに続くエスプラネッドには公園やプレイグランド・プール・BBQの設備・トレーニング器具・・・色々な物があり朝早くから夜までジョギングをしたり散歩をする人が行き交います。週末だったので無料のBBQ施設で楽しむ家族が多くいました。早朝には設備をキレイに掃除しているのを見かけた。街は何処もキレイな印象です。
長い1日の終わりはナイトマーケット。怪しげなお土産屋、マッサージ、食べ物屋、タイやベトナム料理など色々ある。サラダとフライではなくグリルした魚を頼むと山盛りのフライドポテト。2人でポテトをたいらげる。
デザートはアイス、孫娘はコーンにコーヒーとチョコクッキーが入ったの。私はスモールより小さいミニ。3才くらいの子供が食べいたのを見てあれで充分ピスタチオを頼む、完食。1日目終了。
2日目
雲の間から陽がさして来て目が覚めた。朝はホテルでゆっくり食べた。普通のモーニングビュッフェ。好きな物だけ食べれるので孫娘はごきげん。
今日は水族館に行きました。ホテルから徒歩数分。魚の他にヘビやカエルもいる。孫娘の疑問、なんで水族館にヘビやカエルがいるの？
両生類は水の中にも住んでいるけど・・・帰ってから調べよう。
調べてみました。
「動物園」と「水族館」は共に「博物館」に属しています。法律上では「動物園」と「水族館」の定義や要件はありません。一般的に「動物園」は陸生動物をメインに「水族館」は水生動物をメインに飼育展示している施設といえます。要は施設がそのコンセプトにあった名前をつけていいのです。名は体を表すで魚がいないのに「水族館」と名乗るのは良くないでしょう。どちらにもヘビやカエルがいてもいいのです。でも孫娘にどう説明しよう・・
一通り見て、孫娘はギフトショップでカメのキーホルダーを買った。
私はコレクションのマグカップを買った。
水族館を出て、マーケットに行きました。野菜や果物が中心ですが屋台もお土産屋もあります。私は孫娘に真珠のピアスを買ってあげた。孫娘が選んだのは青っぽい真珠。大人になってピアスをあけたら使ってね。店のおじさんが孫娘に名前と年を聞いてきた。誕生日プレゼントだと思い祝ってくれた。屋台でフライドチキンを買ったら現金払いと言われた。小銭を出したら、小銭が欲しいと言って残りの小銭を札にかえてくれた。カード払いが進んでいて70%以上だそうだ。ここ以外はカード、むしろ現金ダメもあった。
土曜日の昼、地元の人が買い物に来ている。家族で食事をしている。私は孫娘に現地の普通の生活を見てもらいたかった。頼んだオレンジジュースができた。孫娘がサンキューと言ってジュースを受け取る。それでいい。
ケアンズはリゾート地なので非日常を求めている人も多い。外国人だけでなく冬休みなのできっと寒い地方から来ている人もいるのだろう。色々な人種の人々が暮らす街で過ごした数日、孫娘は何を感じるのだろう。
夕飯は予約したBBQだ。あれ・・ここは昨日モーニングを食べたところ。席に着くと日本人かと聞き、日本語のメニューを持ってきてくれた。前菜と付け合わせと、肉が5種類。ビーフ・ラム・ポーク・チキン・カンガルー。しばらくすると長い串に刺して焼いた肉を持ってきた。テーブルで肉を削いでくれる。小さなトングで挟んで落ちないように取り皿に入れる。モア？もう一枚・・・順番に焼けた肉が運ばれてくる。それぞれスパイシーだ。ポークは甘め・・・カンガルーは少し硬い・・・チキンはジューシー・・・おかわりもできる。パイナップルの丸焼きが出てきた。シナモン味・・・それなりに美味しい。孫娘は肉を一枚ずつ残してある。全部揃ったら食べ比べると言う。ポークが美味しかったかな・・・チーズの入ったパンとベークドポテトもおかわりした。デザートはチュロス。串に刺して焼いた肉を目の前で切ってくれるパホーマンスが楽しかった。孫娘は9~12才の子供料金、大人の1/3以下の料金で私よりたくさん食べてくれた。
３日目
グリーン島半日ツアー
ケアンズから船で１時間程度で着きます。グレートバリアリーフの端っこだそうです。珊瑚礁でできた島、行ってきました。
グリルドチキン
グリーン島に着きましたが海水は冷たく船酔いで少し気分の悪い孫娘は泳ぐ気になれないみたい。海岸を歩いてみました。少し元気が出たようではしゃぎ始めました。鳥の足跡を追って行くと日差しが強くなり、青い空・白い雲・深い緑の海・焼けた砂浜・・・南国のビーチですね。しばらくしてグラスボトムボートに乗って沖で魚を見ました。船の底がガラス張りで海の中が見えます。小さな魚の群れ・シマシマ魚・サンゴ・カメもいました。
楽しいひと時でした。
島に戻ってレストランへ。ランチはキッズのハンバーガーセット、なかなかのボリュウム。ハンガーを口にしていた時、あの鳥がテーブルに飛び上がってポテトを咥えて逃げました。素早いこと！ウエーターが鳥が来たら手を叩いて追い払ってと言いましたが時すでに遅し・・です。ポテトをゲットした鳥を他の鳥が追いかけて走り回っています。
あらあら・・生存競争は厳しいですね。
グリーン島には120種類を越える熱帯植物と55種類の鳥がいるとか。ちょっと探検気分です。のんびり過ごしたグリーン島を後にケアンズへ。孫娘は帰りの船で寝ていたので酔わずに戻れました。
明日は帰国です。ケアンズでやり残したことはな〜い？もう一度アイスクリームを食べに、コーヒーとピスタチオ。
ナイトマーケットで姉・弟のお土産、選んで袋に詰めるお菓子、グミやキャンディ・チョコレートクッキー・これ梅干し？これも入れました。
観覧車に乗らなくていいの？ん〜ん、並んでいるし、料金が高いんじゃない？いくらかなぁ？大人12ドル・子供10ドルでした。ばば、いいの？もちろんいいよ。６回も回るんだって・・はい、乗りました。観覧車の中にはVIPがあってテーブルに花が飾ってあった。別料金がかかるの？誰が乗るんだろう？きっとカップルだね！なんて言いながら、街を眺めました。下ではBBGを楽しむ人達・ジョギングをする人・海を眺める人々、日曜日の午後の光景が広がっていました。
4日目
いよいよ帰国です。あっという間でした。
朝の散歩にでました。海を眺めて深呼吸して・・ばば、ハムスターやりたい？？？なんじゃ？？？ハムスターみたくぐるぐる回るやつ。子供公園にあった遊具！今なら列はないだろう。楽しかったかい？うん！
何度通っても列ができていた。やっとやれたね
飛行場へ送ってくれるバスに乗って空港へ。
帰りの飛行機では韓国映画、英語字幕を見た。疲れた・・・
富士山が見えた時は嬉しかった。
孫娘とおばあちゃん、無事に帰国しました。
私が子育てをしていた時にソニーの井深大さんが「インプットは親がしてアウトプットは子供がする」と言っておられました。親は教えたことが身についたかすぐに知りたがります。ダメですよ。いつどんな時にアウトプットするかは子供次第。ゆっくり時間をかけて子供の中で育ったことがいつか素敵な花を咲かせるのです。子供を信じて親はいろんなことをインプットしましょう。え、ばばの子供は？孫娘に聞いて・・・
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