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会社員の私が退職してフードデリバリー業をはじめて感じたこと

こんにちは。青雲です。

私は現在26歳 2024年の6月に勤めていた会社を退職し自由なライフスタイルを求めてフードデリバリーを個人事業主としてはじめてみた者です。

ほんの思い付きで約半年間続けてみて、思ったことやフードデリバリー業のメリット・デメリットを感じたまま「note」を通じてお伝えできればと思います。


フードデリバリー業とは

そもそもフードデリバリー業とはなんぞや?と思う方がいらっしゃると思うので簡単に概要をお伝えしますと

Uber eats 出前館 Wolt menu などの出前サービスの配達員になります。

特に有名なのがUber eats 出前館になると思いますが、出前サービスをたまに頼まれる方はよくお使いになるのではないでしょうか。


そんなワクワクをお届けするお仕事をやってみました。


そして、一番の特徴はこれらの配達サービスは「雇用」ではなく、配達パートナーといわれる「個人事業主」にあたります。

個人事業主とは会社から雇用されているのではなく、業務委託という形で我々配達パートナー個人で仕事をおこなっています。

簡単にいうと「組織」ではなく、個人の裁量で仕事をおこなっています。


フードデリバリー業をはじめたきっかけ

以前、営業マンとして会社員をしていた私がなぜこの仕事を選んだのか

それは大きく分けて2つあります。

①運転が好きだった
私は車やバイクの運転が好きで、学生時代にはボロボロの自家用車でよく1人でドライブにいくことも多々ありました。自分1人の空間で好きな音楽を聴きながら、難しいことは何も考えずただ運転に集中する。もともと何もしていない状況でネガティブなことを考えてしまう私にはそれがとても大切な時間でした。

そんなことをしながら生きていたため、自分でいうのもなんですが、
運転がうまくなってしまったのです。

「運転」が一つの長所でもあり、
「運転」を仕事にしたかったのです。

②社会での人間関係に疲れてしまった
会社員としての私は今までの仕事が嫌いで仕方ないというわけではなく、定期的に行われる飲み会がとても苦手でした。

飲み会ではもちろんプライベートの話から仕事の話まですると思いますが、
そんな中でも愚痴や悪口などを聞くのがとても疲れてしまうこともありましたし、自分自身もネガティブにもっていかれてしまうこともありました。

人間なので、そういった感情があるのは当たり前ですが、言い方がきつかったり、激しく共感を求めるのは私は違うんじゃないかと感じていました。

そして、もう一つ社会人をしていて、自分に合わないなと感じた点は
自分のやりたいようにできない!です。

営業マンということもあり、色々な方法でお客様にアプローチを考えますが、会社としてはマニュアルに沿って営業活動をしてくれの一点張りでなかなか私の考える効率的な仕事のやりかたとは違うものだったので、少し不満も感じていました。

そんな中、人間関係も少なく、運転ができる仕事を見つけた私は逃げるように退職して、自由な環境で働こうと決意しました。

メリット・やっていてよかったこと

簡単に始められる
冒頭に紹介したUber eats 出前館 Wolt menu
この4つのサービスを始めるにはGoogleやSNSのアカウント作成と同様で
アカウントの開設と必要であれば自動車の自賠責保険などの書類の登録のみ
で大体は登録は完了です。
(自転車や徒歩の配達方法もあります。)
あとは審査が通れば晴れて配達員として働くことができます。

自由な勤務時間
ここが一番のメリットだと私は思います。
好きな時に好きなだけ働くことができるので、プライベートと仕事のバランスを完全に自身でコントロールすることができます。
1週間を通して月曜日~日曜日いつでもお金を稼ぐことが可能です。

感謝されるお仕事
私はこの仕事をはじめる前は出前の配達員ってなんだかあまりよくない印象でした。
ですが、いざやってみると配達先のお客様から「ありがとう」「がんばってね」などのお声をいただくことが結構多いです。
夏であれば飲み物をくれるお客様もいらっしゃいます。

冒頭でお伝えしたようにお客様に食べ物を通してワクワクをお届けするお仕事なのだと再認識しました。

人間関係に悩むことは一切ない
この仕事は個人事業主としての仕事のため、上司、先輩、社長などはいません。
もちろん、料理を提供してくれている加盟店やお客様との最低限のコミュニケーションは必要ですが、機嫌をうかがったり、理不尽なことで怒られることなんてありません。
日々の余計なストレスを抱えずに仕事ができる点も最大のメリットと言えるかと思います。

デメリット・不安に思っていること

天候に左右される
雨の日、風が強い日、雪が降っている日、様々な天候の影響を受ける仕事ですので、車以外で配達を行っている場合その影響はかなり大きいです。

ですが、良いことがないわけではありません。それは天候が悪化している日は配達単価が高いというわけです。
例:晴れの日 1件あたり 500円
  雨の日  1件あたり 800円

雨の日にはフードデリバリーの需要が高くなりますし、天候が悪い日には稼働している配達員も少なくなるので、効率的に稼げるチャンスでもあります。

ですが、この仕事はからだが資本なので、体調を崩さない程度でしっかりとした装備(防寒具やかっぱなど)をして無理をしないことも重要です。

収入が安定しない
収入に関しては個人事業主に全般的に言えることですが、固定報酬型ではないため、収入にブレがあります。

先ほどの天候にも関係しますが、「天候が悪いからお休みをとろう」ということは収入がその分予定していた額よりも下がることになります。

また、フードデリバリー業においてはお客様から注文が入って、お届けが完了した際にはじめて報酬が出るので、注文が入らなければいくら準備をしていても収入にはなりません。

ですが現在、私は神奈川県の湘南エリアを中心に稼働していますが、一日に1件も注文が入らないことは1度もありませんので、都内や栄えている町でしか稼げないということは一切ないので、基本的には注文が入ると思います。

より稼ぎたいというかたには都内の方が稼げるかもしれませんが、私の稼働エリアでも、週5日月曜日~金曜日の稼働で月25万程度は稼げました(原付稼働)。

自身をコントロールできないといけない
この仕事はいつ休もうが、いつ出勤しようが誰にも怒られません。
裏を返せば、1週間0日稼働なんかもできるわけです。

なのである程度の収入を見込んでいるのであれば、ある程度自分をコントロールする必要があります。

今まで社会人として週5日働いてきた私ですが、今の仕事をしていて無性に休みたくなる瞬間があります。

そんなときでも自分を鼓舞して、出勤できる人でなければ安定的な収入には繋がらない可能性があります。


将来性について
フードデリバリー業に関してはUber eatsや出前館などのプラットフォームを利用して報酬を獲得しているので、配達単価の上げ下げはそれぞれのプラットフォームを運営している企業しかコントロールすることができません。

一般的な社会人であれば年功序列で収入が上がったり、役職によって収入が上がるケースがありますが、フードデリバリー業にはそのような制度はほとんどないです。(menuには一部、経験値ボーナスという制度があります。)

なのでこの仕事を続けていくという選択肢は私の中ではほとんどなく、私がやりたいこと、夢のためにこの仕事をしています。


事故リスク
配達業全般に言えることですが、運転をする上で事故を起こしていますリスクというのは必ず存在します。
そんなときに会社員であれば、会社が損害額を補填してくれたり、自身の負担額を軽減してくれたりと社員を守る制度がありますが、私たち個人事業主にはありません。

万が一のためにも車両保険などは手厚くしておいた方が良いと思います。

最後に

最後にここまで記事を読んでくださった皆様、ありがとうございます。
是非、今後フードデリバリー業に興味のあるかた、はじめようと考えている方々にとって役立つ情報として見ていただけると幸いです。

めちゃくちゃ個人的なお話をすると私は会社員を辞めて、この仕事に出会うことが出来てよかったと感じています。

これは人によってかなり意見が分かれるかと思いますが、人間なので自分がやりたいようにやることが一番だと思います。

今後も誰かにとって役立つ情報や個人的にあった面白い出来事を皆様にお伝えしていこうと考えておりますので、リクエストなどがあれば是非、コメントの方もよろしくお願いします。


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