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Dear プロのアガペー

私は応援してくれる存在に本当に恵まれているようで、
留学時代の先生もその1人だ。
彼女はカトリック系の学校に勤めていただけあって
敬虔なカトリック教徒で、
とても愛(アガペー)に溢れた人だ。

彼女のアガペーを象徴するエピソードがある。
ある日私が寝坊して、
朝ごはんを食べずにクラスに出たことがあった。
お腹がありえないくらいぐーぐー鳴っていたが、気にしなかった。(迷惑行為)
彼女は、
「ちょっと待ってて」
と言い、
授業中なのに売店まで行って私のためにパンを買ってきてくれた。
笑顔でパンを差し出してくれた、彼女の慈愛に満ちた表情は今でも忘れられない。
美味しかったありがたかったが、なぜそこまでしてくれるのか分からなかった。
なんか、私の環境問題についてのスピーチを聞いたとき、
天使のように美しい魂を持っていると思ったそう。

そっか・・・。
バレちゃったんだ・・・私が「天使」だって・・・。
やっぱりわかっちゃうかあ・・・。

独白

彼女とはSNSで繋がっていたので、
帰国してからも定期的にメッセージをやり取りしていた。
私は連絡がマメな方ではないので、大体
“It’s been a long time…”から始まるが、
彼女は変わらず励ましてくれた。

そうして何年か過ぎた。
彼女は転職して首都のオフィスで働いているときいたが、
なんと昨年、某会の宣教師修道院に入ったそうだ。
え・・・!?
私がメッセージやり取りしているの「シスター」・・・ってコト!?
確かに敬虔過ぎてその道の人?とは思っていたが、
「ガチ」じゃん・・・。

まあオフィスワーカーから修道院に転職したのも色々あったそうで、
身近な人の死をきっかけに、
家族を救いたいと思ったらしい。
かなり辛い一年だったとのこと。
うーん。
人を救うって難しいよなあ・・・。
私も地球を征・・・救いたいけど、
1人ではできることが限られるし。

とりあえず、
やっぱあのパンは
プロのアガペーだったのだな・・・。
と思いました。

Sincerely yours,
 👼

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