新世代のキャリア構築術で、自分の人生をデザインする方法
私と就活との関係は、2015年から提供を始めているインターンシップ・プログラムの講師に始まり、現在はホワイトアカデミーの講師として毎年何人もの就活生を内定に導いてきたことにあります。
これは自慢ではなく、お読みいただく上での安心材料としてお話したいのですが、内定率は100%を維持し続けています。
これは、ただの100%(一人の生徒が何社も第一次志望軍から内定を勝ち取り延べ平均したものではない ※2024年現在)ではなく、就活されているご本人の第一志望軍においての内定率となります。
他には、某大手出版社の取締役(ネガティブな話なので社名は伏せます)もしており、それとは別に本書を上梓している“言の葉を綴じる杜“という弱小出版社も運営しています。
大手出版といっても出版不況が叫ばれる中で事業の立て直しが急務となり、内実は私が編集長も兼任しているような状況です。
“言の葉を綴じる杜“に至っては、活字中毒が高じてライターまでやっています。
そんな私が“文章“という文脈。そして、そもそものキャリアであるマーケティング畑出身の目線で就活生が、しっかり“自分を売り出せているか“、エントリーシートのチェックをしています。
そのため、エントリーシートの通過率も90%以上(こちらは延べ平均の割合)です。
ファーストキャリアとしてフリーランスや個人事業主を志す方にはクエリレターや提案書の送付が、これに相当します。クエリレターは、クライアントに自分のスキルやサービスを紹介し、仕事を得るための第一歩になります。
提案書はプロジェクトのスコープ、価格、納期、提供価値などを明確に示す必要があります。
これらの文書は、就職先やクライアントとのコミュニケーションを効果的に行うためのツールであり、プロフェッショナルとしての信頼を築く手段でもあります。
正しいフォーマットや内容の選択が成功につながることを忘れずに、AI全盛の時代だからこそ、自分の独自の声を打ち出しましょう。
プロローグ 就活はいつからはじめればいいの?
就職活動の開始時期は、大学生活のスケジュール、業界や企業の採用スケジュール、そして個人のキャリアプランによって異なります。
一般的には、以下の4つの点を考慮することが重要です。
① 業界の採用スケジュール
一部の業界や大手企業では、早い段階での採用活動が行われることがあります。
特に、総合商社、金融、コンサルティング業界などは早期採用の傾向ですね。
また、日本における新卒採用活動の時期に関して、厚生労働省が定めたガイドラインが存在します。
これにより、大学、短期大学、高等専門学校の卒業・修了予定者の就職活動のスケジュールが設定されており、企業はこの日程に沿って採用活動を行うことが求められているのです。
具体的には、広報活動の開始時期、採用選考活動の開始時期、正式な内定日が定められています。
この取り組みは、学生が安心して就職活動に取り組むことができるよう、学習時間の確保とバランスを図ることを目的としています。
詳細については、厚生労働省のウェブサイトで確認ください。
② 個人の準備
自己分析にはじまり、業界研究やキャリアプランの検討も重要です。
自分が何を望み、どの業界や職種が適しているかを早期に理解しておくと、効率的な就職活動が可能です。
自己分析の是非については『本書の目的』でお話しした通りです。
そもそも定点観測するものですので、重要なことに違いはないけどもあまり時間をかけないスタンスが良いと思います。
本章で紹介する「パーソナル・ヒストリー・メソッド」を使うことで、人生を通して使える自己分析としてご活用いただけましたら幸甚に存じます。
業界研究やキャリアプランについては、本書を参考に自分なりのキャリアプランを描いてください。
③ インターンシップ
インターンシップの参加も就職活動の一環と見なされ、多くの学生が3年生の夏から秋にかけて参加します。
インターンシップは、就職活動に有利な経験を積む絶好の機会ですし、内定に直結する場合もあるので積極的に応募しましょう!
このセッションに関しては第1章に展開していますので、採用直結型インターンシップで気を付けるべき点やグループディスカッション対策について詳述しています。
④ 就職活動の準備
WEBテスト対策、エントリーシートの作成、面接対策など、就職活動には様々な準備が必要です。
これらの準備は、大学3年生の早い段階から始めることをお勧めします。
自分が何を望み、どの業界や職種が適しているかを早期に理解しておくと、効率的な就職活動が可能です。
結論としては、就活は、早めに始めるほど有利です。
本記事をお読みいただいている、このタイミングがスタートラインでしょう。
就活は、企業研究やエントリーシート作成、面接対策など、さまざまな準備が必要です。
これらの準備を早めに始めることで、余裕を持って選考に臨むことができます。
また、早めに就活を始めることで、自分の興味や適性に合った企業や業界を見つけやすくなります。
一般的には、大学3年生の5月から6月頃から就活を始めるのが理想的です。
この時期は、企業のインターンシップの募集が始まる時期でもあります。
インターンシップに参加することで、企業の雰囲気や仕事内容を体験することができ、就活の参考になります。
もちろん、就活は早めに始めるほど有利ですが、無理に早めに始める必要はありません。
まずは、自分の興味や適性について考え、将来の目標を明確にすることが大切です。
目標が明確になれば、それに沿った就活の準備を進めることができます。
以下は、大学3年生の就活準備に関するタイムラインを表にしたものです。
各時期の主な活動内容とその目的を整理しました。
このタイムラインは、就職活動において計画的に準備を進めるための一例です。
各時期に適した活動を行うことで、効率的に就活を進めることが可能です。