![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117982547/rectangle_large_type_2_937c505d8b20a1b46891f031eb7f1b48.jpeg?width=1200)
アグリ・マーチャンダイジングにおける5つの使命
わたしは全く畑違いの業種から農業という業界参入したので最初はクライアントからのオーダーなしに製造を繰り返す農業という業態にびっくりしました。
農家が好き勝手に作ったものを市場あるいは直売所に商品を出した結果、儲かる、儲からないを繰り返しています。
こんな製造業がこの先、成立し続けることは全くありえないなと思いました。
この農業という業態において、収益向上を考えていくには全く新しいステージを構築していく必要があります。
だからこそ製造業にサービス業を融合させることで、製造業の中に売り切る仕組みというものを自然発生的に組み込んでいけるのではないかと考えたのです。
異業種からの視点で農業を見ることで、その特有の課題や機会が浮き彫りになりました。農業は、一見すると自然のリズムに従って、何も考えずに作物を育て、市場に出す、というシンプルな業態に見えるかもしれません。しかし、その裏には、消費者のニーズを予測する難しさや、気候や天候に左右されるリスク、さらには価格の変動など、多くの不確定要素が絡み合っています。
他の製造業やサービス業とは異なり、農業は生産のタイミングをコントロールするのが難しく、需要と供給のバランスを取るのが一層難しいのです。しかし、そこには大きなチャンスも存在します。
現代の消費者は、単に「食べ物」としての価値だけでなく、「どこで育てられたか」「どのような思いで作られたか」といった物語性や背景を求める傾向にあります。農業の中にサービスの要素を取り入れることで、消費者に対して新しい価値を提供することが可能です。
例えば、生産者の顔や物語を伝えるマーケティングや、消費者との直接的なコミュニケーションを図るイベントの開催、また、SNSを活用した情報発信など、サービス業の手法を取り入れることで、農産物の価値をより高めることができるでしょう。
また、直売所やオンライン販売を活用して、消費者との距離を縮めることで、リアルタイムのフィードバックを受け取りながら、次回の生産に活かすという新しいサイクルを築くことも考えられます。
農業とサービス業の融合は、単なるビジネスモデルの革新だけでなく、地域や社会全体の活性化にも繋がり得る大きなチャレンジです。新しい価値を創造し、より多くの人々に喜んでもらうための取り組みを、共に考えていくことが求められる時代になったのではないでしょうか。
そこで考えたのが、「売るきる仕組み」です。
この「売るきる仕組み」とは、商品を単なる製品としてではなく、お客様の実際のニーズや生活スタイル、価値観に合わせて提供する考え方です。ここで大切なのは、商品を売るための戦略や方法論だけでなく、お客様との深い関わりや結びつきを持つことです。
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126398711/profile_f1ea6d92aacb8372e59d82bfc1cd34f0.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
アグリハック研究会
アグリハックを通じたビジネスのメッセージは「農家はメーカー」であるということです 。常にマーケットを意識しながら、コストの削減や栽培プロセ…
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!