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鉄コーティングするときの施肥設計(慣行栽培~減農薬の栽培形態)
前回は、「鉄コーティング播種時期ならびに播種時の圃場条件と方法」と題して、諸条件やその方法について解説させていただきました。
今回は、施肥設計は普通の水稲栽培と違うのかい?といった疑問にお答えしたいと思います。直播することや播種時期も異なるので、ここは鉄コーティング栽培に適合した施肥を心掛けるようにしたいところです。
鉄コーティング栽培において、施肥設計は通常の水稲栽培とは異なる要点があります。直播栽培や播種時期の違いにより、適切な施肥を行う必要があります。
以下に鉄コーティング栽培に適した施肥のポイントをまとめました。
窒素肥料
鉄コーティング種子は播種後に発芽し、直接土壌に根を伸ばして水分や養分を吸収します。このため、播種直後や出芽後の初期生育段階で適切な量の窒素肥料を施すことが重要です。
リン酸肥料
根の成長を促進し、健全な苗立ちをサポートするために、リン酸肥料の施用が有効です。播種後の出芽後にリン酸肥料を適切なタイミングで施すことが望ましいです。
カリ肥料
穂形成や収量向上に必要なカリウムを供給するために、適切な時期にカリ肥料を施すことが重要です。カリウムは水稲の根の発達や光合成に重要な役割を果たします。
微量元素肥料
亜鉛、鉄、マンガンなどの微量元素が不足しないように注意しましょう。これらの元素は水稲の生育や代謝に関与しており、不足すると健全な成長に影響を与える可能性があります。
鉄コーティング栽培では、直播栽培や特有の播種時期を考慮しながら、適切な施肥を行うことが重要です。正確な施肥量や施肥タイミングは地域や品種によって異なる場合がありますので、地元の農業専門家や農業指導団体のアドバイスを参考にしながら施肥計画を立てることをおすすめします。
以上が鉄コーティング栽培における施肥設計のポイントです。適切な施肥を行うことで、健全な植物の成長と収量向上に貢献することができます。
基肥施肥
基肥施肥は、施肥作業の位置によって「全層施肥」、「表層施肥」、「側条施肥」の3つに分けられます。
全層施肥は、秋の耕うん作業後に施肥を行い、その後再び耕うんを行い、入水し、代かきするという順番で行います。
表層施肥は、秋の耕うん作業後に耕うんを行い、その後入水し、代かき後に施肥を行います。
側条施肥は、播種時に施肥播種機を使用して種子の側条土中に施肥を埋め込みます。
稲の収量と品質を向上させるためには、穂施肥用の施肥や出穂後25日頃までの適切な水管理が重要です。穂施肥用の施肥は、穂が形成される時期に適切な栄養素を供給することで収量向上や品質改善に寄与します。また、出穂後の水管理は水稲の生育や穀粒の充実に大きな影響を与えるため、適切な水の供給を行うことが重要です。
適切な基肥施肥と穂施肥用の施肥、そして適正な水管理を行うことで、稲作の収量と品質を最大限に引き出すことができます。地域や品種に応じた施肥計画を立てる際には、地元の農業専門家や農業指導団体のアドバイスを参考にしましょう。
コシヒカリの場合、以下のポイントに注意することが収量と品質向上につながります。
穂肥と出穂後の水管理
コシヒカリでは、2回の穂肥(穂形成期と穂肥期)と出穂後の適切な水管理が重要です。これにより、収量と品質に大きな影響を与えます。
6月以降の生育抑制: 生育過剰を抑えるために、6月以降は基肥の窒素量を減らす減肥が必要です。これにより、茎の伸長をコントロールし、健全な生育を促します。
側条施肥の効果
省力施肥と肥料節約を目指す場合、側条施肥が効果的です。播種と同時に種子の側条に施肥を行うことで、肥料の流失が少なく、肥料の利用効率が高まります。これにより、発芽後の苗立ちや初期生育が促進されます。
側条施肥の減肥効果
全層施肥や表層施肥と比較して、側条施肥では窒素成分を10~20%減らすことができます。これにより、適切な窒素供給と節約効果を実現します。
コシヒカリの栽培においては、これらの施肥管理のポイントに留意することで、収量を最大限に引き出し、品質を向上させることができます。ただし、地域や栽培環境によって異なる場合がありますので、現地の農業専門家や農業指導団体のアドバイスを参考に施肥計画を立てることをおすすめします。
施肥法
全量基肥施肥
穂肥の労力を軽減するために、全量の基肥を一度に施す方法です。これにより、省力的に施肥作業を行うことができます。
高利用率肥料
慣行施肥(基肥+穂肥)に比べて肥料の利用率が高いため、施肥量を1~2割減らすことができます。また、環境負荷も軽減されます。
肥料の適切な利用
基肥施肥時に全量を施すため、施肥量が過剰な場合は生育の過繁茂や耐病虫害抵抗性の低下、倒伏や食味低下などの問題が発生する可能性があります。適切な施肥量を調整することが重要です。
化学肥料は作物の肥効をコントロールするために開発されており、以下の3つに分類されます。それぞれの特性や目的に応じて適切な肥料を選ぶことが重要です。
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