大会に出た時の感想
現在、遊戯王OCGのキャンペーンで
25th特別企画「決闘者の王国―スターチップを獲得せよ!―」
というのが行われている。
提示された条件をクリアする毎に後日景品が貰えるというもの。
その大半は、公認大会やショップイベントに関わるもので
中には「公認大会で優勝する」なんてものもある。
過去に優勝した場合でも条件を満たせるものの、今までそういった大会と無縁だったりするとハードルが高く感じられる。
私もごく限られた身内と遊ぶ程度で、大会環境に触れたこともなかったため、これを機会に公認大会に参加してみることとした。
大会には自分の中では一番強く扱えるだろうということで
「ほぼ罠バージェストマ」を持参していった。
結果は、23年10月~24年1月「19戦3勝」。3勝は遊戯王の日のもので、大会では1勝もできなかった。
マスターデュエルもプレイしていて、それなりに自信もあったつもりだったのだが、現実は厳しく満足とは言えない結果もあった。
あまりに勝てずにいたため、イベントで同席した方や対戦相手の方にアドバイスを求めたりもした。
・環境外のデッキを使うのであれば、使う理由が必要(特定のカードに強く出られる等)
・雰囲気が好きなテーマは別にもあるが、強くないので使わない
いただいたアドバイスではこの2つが特に印象的だった。
遊戯王はローテーションの概念がないが、やはり商品であるため新しいカードは古いカードよりも強く、それがデッキにもなれば違いは歴然だった。
「R-ACE(EMERGENCY規制前)」と「ピュアリィ(スリーピィ規制前)」との対面では文字通り成す術もなかった。
当然といえばそうなのだが、そんな化け物と相対するのであれば、好きというだけで昔のテーマ・カテゴリデッキを持って行ってもそう簡単に通用などしないのである。
じゃあ大会が楽しくない場所なのか、というとそうでもない。
個人的には苦手だが、読み合いを楽しむ場所だと思っている。
構築は最適化するとある程度似てくる、とは何処かで聞いたが、
あのデッキにはアレが入っているから、次はアレが飛んでくる、とか
このカードを通すと先に繋げられるからここで防ぐとか、
そういう相手の先を読んだうえで動いて、それが読み通りだった時にしか得られない楽しさ、それが大会の楽しさだと思う。
未だ理解しきってないのでぼんやりだが、「強欲で貪欲な壺」をあえて見逃して別のカードに「灰流うらら」を当てるか?みたいな判断で探り合いする、という感じというか。
人によってはジャイアントキリングもあるかもしれない。
ただ、やはり大会環境とイベントというのはやはり別の楽しさというか、肌に合わないというのも人によってはあると思う。
遊戯王の日でたまに「デッキパワーはどれくらいがいいですか?」と聞かれることがあり、当時は意味が分からなかった。
それは、力の差がありすぎてゲームにならないことを防ぐための予防線、
もっと言えばあまり大会に出ない人への配慮だったのだ、と今気づいた。
私個人は、シングル購入中心で高額カードにあまり手を出さないため、結果として環境外のデッキを握ることが多いので、これからも大会に出るかというとたぶん出ないだろう。
幸い、遊戯王の日などのイベントや有志での大会などで楽しむことは出来そうなので、そういった機会でこれからも付き合っていこうと思っている。
余談
MtGアリーナのエクスプローラーをやっていて思ったが、手札誘発などの妨害がない場合、遊戯王のゲーム展開は凄まじく早い気がする。
後攻特化でもないかぎり、3妨害以上敷かれて覆すのは難しい。
そう考えると手札誘発は標準装備になるのも頷けてしまった。
だからと言って手札誘発だけの手札では勝てないし、マナの概念がない遊戯王で結果それが手札事故の一因だったりもするのも面白いんですけども。