なんで手を出さないの?

このようなことを女性から言われた読者はいるだろうか?
この言葉はエフニキが20歳の時に当時仲良くしてた女性に言われたことだ。

ここで出てくる女性の名前をミナ(仮名)としましょう。

さてなぜこのようなことになったのか?

新学期が始まり当時同じ学校で前の席に座っているミナと仲良くなったのだ。
LINEを交換し特にやり取りもすることなく3ヶ月ぐらい経った頃だった。

相談があるんだけど

当時女性と話すことがあまりないエフニキにとって心を躍らせたLINEの一言だった。
(相手からしたらそれどころじゃないんですけどね)

ミナから電話がかかって来たので出ると泣いている様子だった。
先ほど心の中で自分が喜んでいたスイッチが一気に切り替わった。

話を聞いているとどうやらミナに好きな人がいるらしい。
この時点で落胆した経験があるのはエフニキだけではないと思う。

その好きな相手と上手く距離を縮められなくて○にたいと言ってきたのだ。

とりあえず励ましたりいろいろと話を聞いてその日の電話は2時間ぐらい話したのだった。

後日相談に乗ってもらったお礼としてカラオケと居酒屋に行って奢ってもらったが相談や愚痴を聞いていた。

お互い酒を飲み居酒屋を出た後ミナの様子がおかしかったのだ。

さっきまでしっかりしていたのにふらついて歩くのもやっとだったため手を繋いだり腕を
組んだりしてミナが倒れないように支えるのに必死だった。
(初めて手を繋いだけど下心出すほど余裕がなかった)

やっとの思いで電車に乗ってミナの乗り換え駅に到着した時まだ足元がふらついていたのだった。
この時一つ目の重要な選択肢を選んだ。

•相手が大丈夫と言っているからこのまま電車に乗る
•心配だから途中下車して回復するまで送る

当然後者だ

その後ミナは電車内で嘔吐することになったのだがエフニキが持っていたビニール袋を差し出してなんとかその場を凌いだ。

吐いて水分補給したから駅を降りた後は彼女は少し回復していた。

とりあえず回復した後帰ろうと思ったエフニキであったが終電がないことを知り家まで送ることにした。(相手実家です笑)

さてここから相手の家までの道中で今でも忘れもしない出来事が起きたのだ。

結論から言えばキスをしたのだ

酔っているのか相手がキスしない?って聞いてきたのだ。

なにかと傷心中と酔いもあったのか積極的な女性の姿にエフニキは虚を突かれたのだ。

なぜなら
•ミナには好きな人がいる
•エフニキはその子を恋愛対象としてみていなかった
•キスなんてしたことないからどうしたらいいかわからない
•ミナの好みは紳士的な人がいい

エフニキ自身このようなことからどうしたらいいかわからなかったのだ。

ねぇキスしない?

2•3回ぐらい聞いたあと

いいのね?

と同意を取ったあと恐る恐るしたのだった。

これがエフニキのファーストキスだったのだ。

一度したらためらいはなく、そのあとは家に上がり込んだあとも何回もキスをしたのだった。(この日は相手の両親は帰って来なかったのでセーフでした)

今思えば相手が吐いたあとにキスをよくしたなぁと。当時は吐いたこと忘れていたんだなぁ。

吐いた後にキスするのはオススメしませんよ笑

さて、読者の中でなぜエフニキはその先、つまり手を出してないのか疑問に思う方もいるでしょう。

この後答えを出します。

後日エフニキの家にテスト勉強を兼ねてミナが来ることになった。

勉強がひと段落しムードが変わったのだ。
そう、この当時童貞だったエフニキにも感じたのだ。
しかし前回と違うのはお互いお酒を飲んでいないということ。
勢いでどうこうというのが通じないのだ。

しかし前回のこともあってかキスは難なくできたのだ。
ほどなくしてミナの様子が変わったのだ。
流石にキスしすぎたのか拒むようになってきたのだ。

ここで選択肢
•そのままやめる
•次へ進む

今回は前者を選択したのだ

なぜなら
•ミナは紳士的な人が好き
•恋人でもないのにそういうことするのは紳士ではないだろうか?
•手を出して嫌われないだろうか
•シャワー入ってない
•実家だし…
•でもS○Xはしてみたい
•童貞を卒業したい

このような考えはあったがその先には進めなかったのだ。

そして解散した後ミナから冒頭の一言をLINEで言われたのだ。

なんで手を出さないの?

この時僕は激しく後悔したと共になんで?という気持ちになった。

むこうのいい分はこうだ

•家に行った時点で察してほしかった
•エフニキ君の初めてを奪っていいかわからなかった
•リードしてほしかった

他にもいろいろ言われただろうけど覚えているのはこれぐらいだ。

察するということは難しいことだ
今ですらわからないことがある。
それに手を出して嫌な思いをされたら関係が修復が難しい。
一言でもいいから言ってくれた方が気持ちが楽だった。

リードして欲しかったと言っても相手はかなりの経験者だからリードして欲しかった。

正直手を出さないで関係が悪くなるとは思いもしなかった。

これが平成から令和に移り変わった今でも忘れられない苦い思い出なのである。

そしてその呪縛はそこから恋人ができるまでの1年間引きずるのであった。

ちなみにそのテストでミナは単位を落とし退学したのでその後連絡を取ることは一切ありませんでした。(ブロックされたのです)

読者の中でもこのようなあと一歩のところで天国から地獄のような苦い経験はないだろうか?

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