死ぬまでにやってみたい100のこと④ ～豪華客船・飛鳥Ⅱに乗ってみた～その２
日本一の豪華客船・飛鳥Ⅱに11月の連休、母、妹、娘、私と親子3代で乗船してきたワタクシ。その日は前日からの大雨で、残念ながら甲板での出航パーティーは無し。結構楽しみにしていたので無念デス。
そしてあっという間にディナーの時間がやってきました。
飛鳥Ⅱのディナーは2回制で、私たちは1回目でした。
ドレスコードが一応あり、この夜はカジュアルOKの日でしたがせっかくなのでちょっとおしゃれしてメイン・ダイニングのフォーシーズン・ダイニングに。
フレンチのコースでしたが、これが美味しいんです。
飛鳥Ⅱの食事は全部美味しい。朝も昼も夜も軽食も夜食も美味しい・・・。
ここで気になるお代金の話。
船の旅というと、お高いイメージがあると思いますが、1日目のディナーから最後まですべて飲食はほぼ無料、アルコールは有料です。
このレベルの食事、サービスの細やかさ、各イベントの充実ぶりを考えれば逆にコスパはいいと思いました。
ちなみにバーにも行きましたが、ドリンク代のみ、テーブルチャージはつきません（たぶん…。ついてないはずです、くらいの値段でした）
そしてへーっと思ったのがクルーの方が外国の方、特にフィリピンの方が多いということ。
なんでも飛鳥Ⅱを運行する郵船クルーズの親会社？日本郵船がフィリピンに商船学校を設立しており、そこから日本語はもちろん、日本のマナー、マネジメント能力など厳しい教育を受けた卒業生の方々が飛鳥のクルーとして配属されるそう。たしかに彼らは英語も話せるし、海外クルーズでも活躍できるのでしょうね。
そんな彼らはとても細やかに対応してくれますし、もちろん日本語もバッチリ。高齢者の方が困ることはないと思いました。
さて、今回はどこにも寄港しない、ただ海の上だけ？と思われるかもしれませんが、船の上はイベントがいっぱい。
前日の夜に各部屋に配布される「アスカデイリー」という情報誌にその日のイベントがこれでもか、と記載されています。
音楽フェスで各ステージのタイムスケジュールを比べながら「次、どこに行く？」と考える、あんな感じです。
とにかく広い飛鳥Ⅱを探検するだけで楽しかったですけど。
ここで、私のおススメ、そして特に思い出深かったイベントを書いておきます。
①早朝の甲板
ちょっと早起きして甲板に出てみてください。
朝のウォーキングしてる人、のんびり日の出を見ている人・・・。
ただただ海です。水平線まですべて海です。
これは本当におすすめ。
②飛鳥Ⅱのおふろ。
飛鳥Ⅱには１２Fに大浴場があるんです。しかも露天風呂！
露天風呂に入るともう目の前は海！あまりにも最高すぎて「ここは天国か？もしかして私は知らんうちに成仏したのか？」とさえ思ってしまいました。
しかも、見間違いじゃなければ、ですが、露店風呂からイルカ？いやなんだ、とにかくそれっぽい群れが見えたんです。天国といわず何と言おう…。
③カジノ「モンテカルロ」
船に乗ると決めてから絶対チャレンジしたいと思っていたのがカジノ。
映画でしか見たことのない本格的なスロットマシンにルーレットやブラック・ジャックが体験できます。
とはいえ日本船なので実際のお金をかけられません。
最初に一人3850円払ってコインとポイントをもらいます。そのコインを賭けていくのですが、特に勝ったからと言ってお金は貰えません(笑)
全くルールがわからない初めての私たちにも丁寧に教えてくれます。
ちなみにウチの母はなんだかよくわからないまま、1点賭けで2回も勝ってました。そしてポイントは可愛いカジノコスチュームの熊ぬいとキーホルダーに交換しました。
④星空観察会
2日目の夜、22時すぎから11階のデッキで星空を見る会が開かれました。
大勢の人が集まり、クルーの掛け声でいつもは明るいデッキの照明を、カウントダウンで消すと！
そこには見たこともない数の星、星、星！
11月なのに天の川がくっきりとみえ、土星、木星、火星が光り、スバルも見えてました。地球ってこんなに星が見えるのか、と驚愕しました。
そんなこんなで短くも夢のようなクルーズの旅は終わります。
音楽にあふれた船内、クルーの笑顔、洗練されたサービス、美味しい食事、楽しすぎるイベント、
そして何より360度の海。言葉を失うほどの星空。地球ってすごいな、と思わざるを得ませんでした。
母も「冥途の土産だわ～」とか言ってたのが
「長生きしてまた乗りたいわ！」と元気が出たようです。
でも、きっと母は忘れます。悲しいけど忘れます。
それでも飛鳥Ⅱでの一瞬一瞬が楽しかったのは間違いないのです。
もし機会があればぜひクルーズ船の旅に出てみませんか？
私もなんなら明日行きたいです！！
飛鳥Ⅱはクルーズが長いほどその魅力がわかるんだろうな、と思いました。
てなわけで、「死ぬまでにやってみたい100のこと④～豪華客船・飛鳥Ⅱに乗ってみた～」これにて完了！