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新しい話    その2

僕には昔から特殊ナ能力があった。人の考えていることが分かるし、軽い
コップ位なら自分の念力で動かすことが出来る。僕がこの自分に特殊な超能力のような力があることに気が付いたのは、僕がずっと幼い頃だった。ユリゲラーがテレビでスプーン曲げをやってみせたのを見て僕も何の気なしに
やってみたら本当に曲がったのだ。僕はこの能力があるせいで友達ができにくかった。何でも相手が考えていことが分かってしまうからだ。僕はこの特殊な能力を活かすために刑事になった.絶対に冤罪を起こすことなく犯人かどうか見極めることができるからだ。警察署に行くと、僕のバディの長さんがもう出勤̪していた。長さんはもうかなり高齢で、僕に刑事は何たるかを教えてくれたベテラン刑事だ。「長さん、お早うございます。」「ああ木村か、悪いがコーヒが切れてしまってな、また持ってきてくれないか?」
「あ、はい。分かりました。」僕はかなりのコーヒー通で、美味しい喫茶店のコーヒーを持ってくることが僕の役目になっていた。その時隅田川の河川敷で死体が出たので向かってくれとの指令があった。僕と長さんは現場へと向かった。現場に着くと刺し傷で血を流している若い男の死体があった。年齢は34歳、近所の漫画喫茶で店長をやっている男だった。「ナイフで一突きか。縁根か出会いがしらの殺人かは分からんが、とりあえず彼の親しい交友関係をあらってみよう。まずは従業員からだ。ピンポーン中から10代の若い男の子が出てきた。「君のバイト先の店長殺されてしまってな。昨夜の12時から3時の間って何処にいた?」「え!!店長殺されたって本当ですか?あんないい人だったのに、、、。」僕は彼の心の中を読んだが彼が言っていることに嘘はなかった。「長さん、この人はシロです。」長さんは僕のバディだけあって僕の特殊な能力を理解していてくれる数少ない一人だ。


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