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アナウンサーの話

僕は幼いころから活舌がものすごくよかったので、将来的にはアナウンサーになりたいと本気で考えていた。だから学校での勉強も一生懸命にしたし、成績はいつもトップクラスだった。そして大学を卒業する年に東京のキー局を受験した。面接のとき僕はメチャクチャに緊張していたのだが、そこで面接官に「自分の自慢話をして下さい。」と言われてメチャクチャに焦った。僕は幼いころから本を読むことが大好きだった。だから中学に入る頃に近所に速読教室があったのでそこに通った。だから僕の眼球は常人では考えられない位に早く動くのだ。僕はとっさにそのことを思い出して「僕は本を読むことが大好きで、それを読むために速読法をマスターしました。だから僕の眼球は常人では考えられない位に早く動くのです。と言って、その面接官の前でメチャクチャに早く眼球を動かしてみせた。すると面接官は「ほお~、それは面白い。」と言って興味を持ってくれた様子だった。それのおかげか
僕は東京のキー局に無事アナウンサーとして就職できた。それでテレビ界では全く異例らしいが、朝の情報番組に新人でありながらも大抜擢された。
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