郵便局員の話 第1話
実際の郵便配達人はものすごくスピードが要求される仕事で、人手が足りていないようで、配る作業に非常に追われています。でも忙しいだけではお話にならないので、この小説の中ではあくまでフィクションとして、友達のライブのチケットを配ってあげたり、女の子が書いた手紙を親元まで届けてあげたりというシーンが登場します。それはあくまでフィクションとしてお楽しみ下さい。
第1話
僕は郵便配達員だ。特に好きでこの仕事に就いた訳ではないが、大学を卒業する年に郵便を配る仕事も悪くはないかなとふとそう思っのだ。最初の内は慣れない道を覚えるのに苦労したが10年目となる今ではすっかり街の道にも慣れてそつなく仕事をこなしている。最近
やたらに大学時代に頃を夢に見る。
自由でったあの頃が懐かしいからだろうか、社会人になると確かに仕事に追われて自由奈
時間は格段に減った。そのために自由だったあの頃が懐かしくて夢によく見るのだろうか?
学生時代の僕はと言うと、正直イケてなかった。ランク付けされた中の3軍に入っていて、女の子にも全くモテなかった。多分それは僕の服装がダサすぎるせいだと僕は思っている。僕はいわゆる服のコーディネイトといものがまるで出来な。服装がダサダサいと友達からもしよっちゅうからかわれる。しかしだからと言って僕自身お洒落になってみたいとかイケてる自分になってみたいというような憧れは全く無い。自分は自分でいいのだ。そうゆう信念が僕の中にはある。1軍の人間にはよく3軍の人間だとバカにされたが僕はそうやって人間をランク付けするような人間の方がよっぽどダサいと思って心の中では舌を出して笑っていた。一度人間にぱ昼飯のパンを買って来いと言われことがあったが、高校時代の僕は今よりもずっと血気盛んで、その1軍の人間の顔面にパンチしてやったらその1軍の人間はのびてそれからクラスでもバカにされるということもなくなった。僕はそうやって人間を1軍とか3軍とかランク付けするシステムが大っ嫌いだった。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?