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バイトの実態

€1=¥140台で生活する中、ふとある考えがよぎる。
ここで働けば一儲けできるのでは。
ということで、バイト始めるか否かの検討を始めるかと思います。
 
まず結論ですが、稼げます
味を占めたら日本で働くのが馬鹿らしく感じるほどなので、就職活動前の人には今後のキャリアプランに関わるでしょう。
 

給料


時給€12〜€14が多いと感じます。
€1を¥140で換算すると、1680円〜1960円
相場なので、一般的な接客業でもこれほど稼げます。

そもそも働けるの?


少なくともゲント市のあるフランドル地方では留学生でも働けます。
ただし、労働時間には(留学生に限らず)年600時間、週20時間の制限があります。
※週20時間は学期中の制限であり、長期休暇期間は週20時間以上働ける

さらに、応募段階で滞在許可証の情報が必要になるので、予め滞在許可証を取る、または滞在許可の申し込みと並行して職を探す必要があります。
※滞在許可証(カード)までは必要ありませんが、ゲント市に滞在の申告し仮の許可証が発行される段階まで完了する必要ある

とはいえゲント大学の学業と両立できるかが気になるところかと思いますが、そこは大学より個人の問題になります。
最初の学期で全ての履修科目で落第したヨシダですが、次学期に週3〜4、1日6.5〜9時間勤務でほとんど及第しました。
バイト終わりに図書館で勉強する習慣がついたことによるものなので、授業や試験の難易度は2学期目の方が高いものでしたが、アルバイトを切っ掛けとした個人的な習慣が成績の向上に繋がりました。
※ゲント大学は(少なくとも日本の一般的な大学と比べ)及第のハードルが高いと言われています。授業が余裕だからバイトの余裕もあるという姿勢を持つと痛い目に遭う可能性があります

 

仕事


多岐に渡ります。
飲食店での接客業もありますし、専門知識やスキルを活かした仕事もあります。
私はゲント市中心街の飲食店でホールの仕事をしていましたが、その後企業内勤務の営業の仕事(テレホンアポインター)もしました。
 
他にも家庭教師やスーパーの店員の仕事、肉体労働だと倉庫の搬入業やホテルの清掃業がある一方で、デジタルコンテンツの制作やSNS管理、マーケティングやコンサルティング、会計補助、ソフトウェア開発、ジャーナリズム、HRなど日本でも馴染み深い学生アルバイトの仕事から日本だと特殊なインターンシップでしか経験できない仕事まで、幅広い業種に学生バイトとして従事する機会があります。
 
因みにゲント市には日本食レストランがたくさんあります。
ゲント市の日本食レストラン27選というサイトがあるくらいなので、そこら中にあります。言わずもがな、日本人の関わっている店はほとんどありません。
逆に店側として日本人(か顔がそれっぽい人)が働くだけで店に由緒があるように見えるので、日本食あるいはアジアンレストランには日本人従業員の需要があると思いますし、実際にそう感じました。
 

必要スキル


最低限の英会話能力は必須です。
「最低限」に定義はありませんが。
ある程度英語で意思疎通できる自信があれば、ゴーサインだと思ってください。
 
ゲント市に関してはオランダ語(フラマン語)の習熟は必須ではありません。
現地のオランダ語話者は大概英語も完璧に使いこなしているので、英語ができれば十分な場合が多いです。
勤務地がブリュッセルともなれば、フランス語が必要になるかもしれませんが、ゲントで働く分に英語だけで大丈夫です。
 
あとは業務内容に応じて求められるスキルが変わりますが、そのあたりに関しては調べるとわかると思います。
 

アルバイトの探し方


個人的に活用したのはStudent.be (https://www.student.be/en/)というサイトです。
他のサイトより見やすく、自分に合う仕事が検索しやすいと感じます。
※このサイトの難点としてサイトが重いことと、英語が微妙に表示されないことがありますが、後者は[右クリック>サイトを翻訳]で対応可能です。


まず、最初に画面を開くと、
I’m looking for a [雇用形態 ▼] in [勤務地▼] を聞かれるので、ゲント大留学生はこれを
I’m looking for a [Student Job ▼] in [Ghent▼]と指定してください。
そしてGo!しますと、次のページに飛びます。
 

 
ここで求人を上から見ていくのもアリですが、せっかく検索機能がマシな方なので活用していきましょう。
 
日本の大手仕事マッチングサイト程の検索機能ではありませんが、勤務地とキーワード検索の他に、2つ検索項目があります。
それがスケジュールと専門分野 (Field of study)です。
前者では夕方、祝日、平日、週末から選択できます。
後者ですが、会計、経済、工学、IT、言語、法、都市、心理学などから絞って、大学で学んだ知識や経験を活かす職選びができます。
 
また、専攻外の仕事であっても、意外と専門知識を必要スキルとしていない場合がありますので、専門に囚われず、興味のある募集から見ていくことをオススメします。
 
もし、このサイトが合わないと感じたら、検索エンジンに[student jobs Ghent]と打ち込めば色々と求人が出てきますので、そちらで試すのも一手です。
 

その他


募集によっては応募段階で志望動機を聞かれることがありますので、そのあたりの覚悟はしてください。
また、履歴書(CV)の提出も求められます。
欧米の履歴書は日本のそれとは形式など異なる点が色々とありますので、どう書けばいいか調べる必要があります。(欧米の履歴書は基本的に自由度が高く、その反面、履歴書が自己表現の一種になる)
 
大学や普段の雑談とは違う英語を運用するので、英語スキルの向上としては素晴らしい機会です。
失敗しても失うものはないですし、海外でアルバイトをした事実だけでも誇りに繋がるので、ある程度生活に慣れたら挑戦することを強くオススメします!


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