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独立リーグの希望の星〜阪神タイガース湯浅京己投手を応援しよう〜
皆様ごきげんよう。
いよいよ明日に迫ったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
連日ニュースでも取り上げられ大きな盛り上がりを見せている今回の大会。
3大会ぶりの世界一奪還へ向け、選手の皆さんは調整を続けています。
さて、今回私がご紹介するのは阪神タイガース 湯浅京己(ゆあさ あつき)投手です。
彼のここまでの道のりは苦労の連続でした。
簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
聖光学院時代から独立リーグ時代まで
湯浅投手はの出身校は福島の聖光学院高等学校。
三重県出身の湯浅投手は小学生の頃に見た聖光学院の試合を見て、進学しました。
憧れの聖光学院の野球部に入部し大好きな野球ができると思っていた矢先、試練が訪れました。
腰の成長痛です。
一時は歩くことさえもままならなかったそう。
しかし自らマネージャーを志願し、2年の夏頃まではマネージャーとしてチームを支えていました。
そして2年の秋、内野手として入部した湯浅投手は投手に転向し選手として復帰しました。
3年夏の県大会ではチーム最速の145km/hを叩きだしみるみる成長していきました。
ですが、3年の選抜高校野球大会ではベンチ入りをすることはできませんでした。
その悔しさを胸に、大学進学を勧められましたが湯浅投手は「1年でも早くNPBに行きたい」という思いで独立リーグ GRN富山サンダーバーズへ入団しました。
先発ローテーションの一角に定着して以降は15試合登板 3勝7敗 防御率5.72という成績を残しました。
そしてその年のドラフトにて阪神タイガースから6位指名を受け、NPB入りを果たしました。
しかし、そこでも試練が待っていました。
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3度の怪我から日本代表へ
無事阪神タイガースに入団した湯浅投手。
3月27日のウエスタン・リーグにてvsオリックス・バファローズ戦(舞洲)の試合で初登板、初セーブを果たし、4月27日のvs福岡ソフトバンクホークス戦(鳴尾浜)では初登板、初勝利を記録しこのまま一軍登板をめざしていました。
しかし、またもや湯浅投手に試練が訪れます。
腰椎分離症を発症してしまい、投げることすらできませんでした。
さらに入団後、3度も同じ場所を怪我してしまい特に3回目はめちゃくちゃ悔しかったと本人も語っています。
しかし、湯浅投手は諦めませんでした。
リハビリ中に独立時代の監督 伊藤智仁氏(現東京ヤクルトスワローズ投手コーチ)から送られた「アオイクマ作戦で頑張れ」(あせるな、おこるな、いばるな、くさるな、まけるな)という言葉に励まされた湯浅投手は辛いリハビリ期間も自分が一軍で投げている姿を想像し、リハビリに取り組んでいたそうです。
ちなみに、湯浅投手のグローブには青いくまの刺繍が施されています。可愛いです。
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そして21年6月1日に初一軍登録、6月3日のvsオリックス・バファローズ戦(甲子園)では一軍初登板を果たしました。しかし公式戦の出場は3試合にとどまり、防御率18.00でシーズンを終えてしまいました。ですが、22年春季キャンプでは初の一軍で過ごしました。首脳陣にしっかりアピールをした湯浅投手は入団後初の開幕一軍を勝ち取ることが出来ました。そこから6月のリフレッシュ抹消を除いてはほぼ一軍に帯同し、7月に行われたオールスターゲームでの中継ぎ選出、10月2日には中日ドラゴンズ ジャリエル・ロドリゲス投手と共に最優秀中継ぎ投手賞のタイトルを獲得しました。(23歳での受賞は歴代最年少)
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そして、10月4日には日本代表強化試合のメンバーに選出され、23年1月26日には日本代表の本戦メンバーにも選ばれました。
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湯浅京己投手の魅力
ここまで湯浅投手の今までを書いてきましたが、ここからは私の思う湯浅投手の魅力について3つ程語りたいと思います。
①最速156km/hのストレート
湯浅投手は基本ストレートとフォークを武器にしており、バッターを抑えていきます。
特にストレートは本人も自信があると語っており、最速は156km/hを記録しています。
素人目でもあれは打てないです。(真顔)
まさにアツアツピッチング。
今回WBCで使用するメジャー球では、阪神でのキャンプ打ち上げ時点でまだばらつきがあると語っていましたが、それも徐々に修正されていき3月6日vs阪神タイガース(京セラ)では155km/hを記録し制球も安定してきており、湯浅投手本来の投球が出来ているように思われます。
本戦でもぜひご注目ください。
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②物怖じしない度胸
これは入団時の担当スカウト 筒井和也スカウトも評価しており、「ハート、度胸に惚れ込んだ」と語っています。
個人的にハートの強さが出ていたと感じたのは22年10月10日のCS第3戦 vs横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)の試合。
9回一死満塁のピンチを迎えた展開。
矢野燿大元監督自らマウンドへ行き、「楽しめ」と声をかけてもらった湯浅投手。
そして代打で出てきた藤田選手を二ゴロの併殺打に仕留めCSファイナルステージの進出を決めました。
あれが印象に残っており、湯浅投手のハートの強さが感じられたシーンです。
WBC本戦でもプレッシャーがかかる中での登板になるかと思いますが、持ち前の度胸を発揮しチームの世界一に貢献してくれることでしょう。
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③見る人全員を虜にする"人たらし力"
私はこれが一番好きです。()
湯浅投手はマウンドでは気迫溢れる投球をしていますが、マウンドから降りるとキツネのような(個人の感想)可愛い笑顔と見る人達を虜にする人懐っこさを兼ね備えています。
阪神の中では島田海吏選手と、今回の侍ジャパンでは読売巨人軍 大勢投手と特に仲がいいのが伺えます。
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また、外国人選手とも仲良くしており阪神ではカイル・ケラー投手とよく「KKポーズ」をしている様子が見られます。
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そんな愛され力と人たらし力を持った湯浅投手。魅力しかないです。
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さいごに
ここまでご覧頂きありがとうございます。
このnoteを見て、少しでも湯浅投手を応援しようと思っていただければ嬉しいです。
皆さんで湯浅京己投手、そして侍ジャパンを応援しましょう。
世界にはばたけ 湯浅京己!