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推し投手が登録抹消になった話

タイトルの通り、推しの湯浅京己投手が登録抹消になった。
"当初の"理由は「疲労を考慮して」の抹消だったが、結局記者の取材によると「右前腕の張り」だった。
幸い、本人曰く靭帯や骨は「めちゃくちゃ綺麗」だそうで私は胸を撫で下ろした。
しかし、昨年よりも張りが強いらしく今回の抹消も湯浅投手からの申告でコーチやトレーナーの方と相談した結果とのことだ。

開幕からのフル回転

WBCから帰ってきて以降、湯浅投手は開幕から出られるようにと調整を早めた。
帰国から1週間で舞洲で行われたファーム公式戦(vsオリックス・バファローズ)のマウンドに登板し、1イニング無安打無失点を記録した。

6回のマウンドに登板した湯浅投手

メジャー球からNPB球に変わっても変わらぬピッチングをした湯浅投手は、2年連続で開幕一軍の切符を手にすることができた。
そして守護神を任された湯浅投手はいきなり開幕戦(vsDeNA)の9回に登板した。
しかし先頭の大田選手、次の戸柱選手に連続四球を出し桑原選手で見逃し三振かと思えば、次の京田選手にはまたもや四球。
一時は二死満塁の大ピンチを迎えていたが、最後は湯浅投手の力が勝りチームは大事な開幕一戦目を勝つことができ、湯浅投手はプロ初セーブを記録した。
だが、湯浅投手のこの日の球数は36球と昨シーズンでも見なかったほど投げることになってしまった。

開幕一戦目の9回、マウンドに上がった湯浅投手
プロ初セーブを記録し、この日のヒーローとなった

その翌日の二戦目、同点で迎えた9回。
さすがに前日の球数を考えると出ないだろうなと思っていた私は「ピッチャー湯浅」のコールを聞いた瞬間、正直ピッチングが見られる嬉しさよりも心配の方が先に押し寄せてしまった。
確かに同点の展開ではいい投手から注ぎ込んでいくのがセオリーではあるが、ここでまた出てくるとは思わなかった。
この日は1安打を許したものの、無失点で抑え12回にチームはサヨナラ勝利をした。
また、湯浅投手は今季初ホールドも記録した。

9回同点の場面で登板した湯浅投手
この日初勝利を記録した富田蓮投手とハグ

球数は19球と前日と合わせると55球。少し不安になった。結果、現在(4月19日)までで11試合中7試合に登板し5S2H、セーブ失敗はなし。チームの勝利に貢献する見事な守護神ぶりを見せているが、やはりWBC後の疲労も少し蓄積しているようで今回のような抹消になってしまった。

またアツアツピッチングが見られるときその日まで

ここからは私の気持ちだ。

いやぁ辛い。非常に辛い。

昨年にも一度金村暁 前投手コーチの指令でリフレッシュ抹消という期間が設けられていた。でも、今回の抹消はその時とは訳が違う。
一応湯浅投手は「10日間で帰ってこられるように」とは言っているが、まだ実戦復帰の目処は立っていないらしく当分はノースロー調整に入るそう。
だから、いつ実戦復帰するか見当がつかない。
あくまで本人の状況次第になる為、もしかしたら1ヶ月後とかになってしまうかもしれない。
登録抹消となった4月16日、こんなコメントを出していた。

練習後に取材に応じた湯浅は「こういった形で抹消は話し合った結果なので、体の張りとか多少ありますし、疲れているところもあった。自分としてはありがたいことですけど、チームにとっては迷惑をかけてしまうので、すごい申し訳ないなとは思っています」とコメント。

【阪神】湯浅京己を登録抹消、疲労考慮「チームに迷惑。申し訳ない」今季7戦5セーブ2ホールド

迷惑なんて思わないで欲しいと思った。
寧ろここまでよく頑張ってくれた。
WBCから帰ってきて疲労が溜まっているだろうにも関わらず、最初から行くという強い気持ちを持って調整してくれて開幕からずっと抑えを務めてくれたのだから。
だから今は焦らずゆっくり湯浅投手のペースで調子を戻して欲しい。
そして、実戦復帰するその日にはこの目で見届けたい。
また元気な湯浅投手の姿が見られますように、一軍の舞台でパワーアップした"アツアツ"ピッチングが見られますように。いつでも待ってます。

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