ズべレフ、悲願のグランドスラム優勝まであと2戦

世界ランク2位で臨む全豪オープン。アレクサンダー・ズべレフは優勝に向けて並々ならぬ闘志を見せている。

オリンピック金メダルは獲っても、ATP1000 で優勝しても、いまだ届かぬグランドスラムでの優勝。今回こそはとオフシーズンにはかなり追い込んでトレーニングをしたのだとか。

今大会のズべレフはいつものような受け身一辺倒ではなく、自分から先に、積極的に攻撃していくことが多い気がする。

今日の準々決勝の相手は、錦織圭を破ったトミー・ポール。元天才少年は第一セット、一歩も引かぬ正確で読みのいいテニスでズべレフを追い詰めていた。
最速サーブも好調なのに，ズべレフがどんどん追い詰められていく。

ダメなのか、、、。そんな時間もたくさんあったけれども，今日のズべレフはしぶとかった。

トミーの鋭いサーブを受けたのに、たまたま海鳥の羽が舞い落ちたからと、プレイのやり直しを命じられ、キレたシーンもあったけれど、すぐに平常心に戻って踏ん張った。

今季は赤いウェアに赤いシューズ

トミーは対照的に深いグリーン。

時折笑顔を見せて、どこか楽しんでいるようにも見える

トミーもなんだかニコニコしてる
2人とも1997年生まれの同い年
仲良しなんだとか

トミー渾身の215キロサーブ
ズべレフは219キロ出していた

第4セット、ズべレフがマッチポイントを握ってからが長かった

最後の最後1ゲームが決まらない。
怖いものがなくなったトミーが粘る粘る何度もデュースを繰り返し、
8分越えのゲームになった。

最後はお互いを讃え合う
本当に仲良しかどうかはここでわかる

ズべレフ、ついにベスト4
準決勝の相手は今、試合真っ最中のアルカラスとジョコビッチの勝者。
万が一勝てても、その次はきっとシナー。正念場が続きます！