正直で切実な気持ちです。
かなえたい夢。
わたしの叶えたい夢ってなんだろう。
たとえば大谷のような野球選手になりたいとか、世界で活躍するプロテニス選手になりたいとか、留学したい、大学に入りたい、ひとの役に立つ人になりたい、ミュージシャンになりたい、お母さんになりたいなどなどなど、若い人たちにはもちろん無限の夢があるだろう。
とはいえ還暦も過ぎ、周囲の友人も引退という年齢になってくると、職業的なこと、将来的なことに夢を馳せるのは難しい。
もちろん、年齢じゃない。いくつになっても夢はもつべきだという人もいるだろう。まだ若いんだから、あれをしろ、これをしろという人もいる。死ぬまでに叶えたい夢なんていうものも映画やドラマにはよくある。
『かなえたい夢』という募集の趣旨とは大きくズレる気がするけれど正直に書こう。
いま叶えたいと痛切に思う夢は、
ぴんぴんころり。これに尽きる。
最期の瞬間まで身体も心も元気で前向きで、死ぬなんてこれっぽっちも思っていないのに気がついたら、いや、気はつけないだろうけれども、ぴんぴんしているうちに死んでいた。これが夢。
努力でなんとかなる夢ではない。お金があったらかなう夢でもない。技術も特にいらない。かなう、かなわないはほとんど運だ。
それでも最期まででき得る限り健康で、頭も明瞭でいるための努力は最低限必要だ。それができていないと、ころりといは逝けない。怖い思いは一瞬たりともしたくないから、事件や事故、災害に巻き込まれて逝くのも勘弁だ。
だから、せっせと身体を鍛え、トリートメントでメンテナンスを欠かさず、すでに持病はあるから病院にきちんと通い、血糖コントロールに気を配り、早寝早起き、体内時計を安定させて、ボケないようにnoteを書こう。
あとは良い運をどうやって招くか。人に優しく、なるべく怒らず、笑顔を絶やさず、心穏やかにして功徳を積む。功徳かぁ、、、、功徳ってなんだ?
とりあえず、ころりと逝ったときに周囲を慌てさせない準備はしておかないといけないな。お金のことや相続のことだって、ギクシャクしない程度に考えて書き残しておいた方がいいんだろうな。
書けば書くほど、夢という言葉が持つキラキラしたものから遠ざかっていく。これが歳をとったということなのか。
ピンピンコロリ、ピンピンコロリ。他に思いつかないので、お念仏のように唱えて終わりです。