見出し画像

外と内。

日本から出なければウクライナのことは、一部しか分からないように、
新宿から出なければ大阪のことは、一部しか分からない。

ある時、私は、自分の内側ばかり見続ける人だと気づいたことがある。
外に世界は広がっているのに。

私は私の世界しか見ていない。
ニュースを見れば外国の情報は知れるし、電話をすれば旧友の様子は知れる。
しかし、それらの情報は私の世界を通して見聞きした情報だ。

私は基本怖がりで、自分に優越感を持ちつつ、コンプレックスもある。
そんな内側を通してしか外を見ていないから、外も内も正確に捉えられない。

しかし、人間は誰しも程度の差こそあれ、自分を通してしか外を見られないらしい。
なら、程度問題じゃないか。

大きな事故・事件さへ起こさなければ、後は、一人暮らしの自宅と、次の仕事場と、福祉施設と、数少ない友人に、あ、後、父母弟妹に、ほどほどの距離感で、生きて、老いて、死んでいけばいいと思う。

ちょっとさみしい人生だけれど。

外と内の関心の向ける比率を、ほどほどに、出来るといいなと、思う。
すぐ、忘れちゃうんですけど。
でも、たくさんの人に支えられていることだけでも、忘れなければ、大きくは間違えないと思う。

最後まで、読んでくださって、ありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!