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注文住宅の建築が始まってから気をつけること三選
こんにちは。
だーはらです。
私は数年前に注文住宅を建てたのですが、契約が決まり、実際に家が建ち始めてからもいくつかのトラブルが生じました。
今回は、私が体験したトラブルの経験から、これから注文住宅を建てる人に気をつけてほしい事を3つお伝えしていきます。
気になった方はぜひ最後まで読んでいってください。
早速ですが、その3つは
①現場監督のと連絡は密にとる
②引渡予定日は常に確認する
③家具搬入や引っ越しの予定を早めに立てすぎない
この3つは全て繋がっていますが、順番に解説していきます。
現場監督との連絡は密にとる
契約までは、ハウスメーカーの営業や設計士などとのやりとりがほとんどですが、地鎮祭が終わり、基礎工事が始まると、実際に建築を指揮する現場監督とのやりとりも始まります。
建築の進捗や今後の流れなども、この現場監督から聞くことになります。
近年は分業制になり、基礎工事や建て方、内装工事など、それぞれに別の現場監督を配置している場合もあり、連絡相手はその都度引き継がれていきます。
現場監督との連絡ですが、とにかく密に取り合うようにしてください。
可能であれば、曜日を決めて1週間に一回は連絡を取って進捗を確認するようにしましょう。
現場監督と連絡先を交換する際に、連絡手段(電話 メール ショートメール)と連絡頻度について確認があると思いますので、自分の都合と合わせ、定期的に連絡を取るようにしましょう。
私の場合、住んでいたアパートの近くに土地が見つかり建築していたため、毎日でも現場を見に行くことができたので、連絡頻度を"大きな進展や問題があったときに"と答えてしまったため、こちらから連絡するまで連絡が来ませんでした。
これが後にトラブルへと繋がってしまい、定期連絡にしなかった事を後悔しています。
現場監督は複数の現場を掛け持ちしており、とても多忙です。
曜日を決めて定期に連絡を取る事をお勧めします。
引渡予定日は常に確認する
社会人にとって"納期"というものは絶対であり、"納期に遅れることは許されない"というのが一般的な考え方です。
建築における"納期"ともいえるのが、"引渡予定日"となります。
引渡予定日は、設計が終わって最終的な建築契約を結ぶ際に設定されるため、契約書を確認してください。
施主は、引渡予定日を念頭に引っ越しや各種手続きの予定を組むことになります。
しかし、さまざまな要因によって、引渡予定日が遅れる事があります。
天候であったり、物資の輸送であったり、人員の確保が困難であったり…など、理由はさまざまですが、引渡日間近になって、突然遅延を知らされる事も多く、その理由も明確な返答が無いことが多いです。
突然の引渡日変更に慌てないように、日頃から日程に遅れがないか、連絡の際に必ず確認するようにしましょう。
引渡日が遅延する事はもちろん良くありませんが、突貫工事によって施行ミスが起こる事が一番問題です。
定期的に確認を繰り返す事で、もし遅延が生じてもそこで調整することが出来れば、お互いに慌てず対応することができます。
私の場合、当初の予定よりも進行が遅れていると感じ、現場監督に連絡して確認したところ"天候不良と人員不足による遅延が生じていた。しかし、遅延する期間がはっきりしないため、まだ遅延の連絡をしていなかった"との返答があり、結果的に1ヶ月以上の遅延となりました。
現場監督によっては、遅延が確定してもすぐには連絡してくれない事もあるようです。
大きな遅延やトラブルを防ぐためにも、引渡日の確認は毎回行いましょう。
③家具搬入や引っ越しの予定を早めに立てすぎない
新居の完成に合わせて、大型の家具や家電を新調する人も多いのではないでしょうか。
私も、大型のテレビ台やソファ、ベッドなどを新調しました。
大型の家具や家電は、入居に合わせて販売店から新居に直接搬入してもらうことが多いですが、直接搬入する際には運送トラックや人員を確保するため日程の調整が必要となります。
②でお話ししたように、引渡予定日は遅延してしまう場合があり、あまり早めに全ての日程を決めず、搬入日は後日調整にする事をお勧めします。
また、引っ越し業者の手配も、早割などの適応もありますが、引渡予定日がある程度確定してからの方が良いです。
また、トラブルになりやすいのが住んでいるマンションやアパートの賃貸契約の解除時期です。
引渡日に合わせて退去日を決めてしまうと、引渡日に遅延が生じた際に住む場所が無くなってしまいます。
実際に解約手続き後に遅延の連絡が入り、住んでいる物件も次の入居者が決まっていたため延長できず、トラブルになった事例もあるそうです。
通常、賃貸契約解除の連絡は1ヶ月前までなので、解除手続きをする前に必ず現場監督に確認を取るようにしましょう。
私の場合、家具の搬入予定日を2度変更することになり、配達にかかる費用も変更になるなど手続きが大変になりました。
ハウスメーカーの都合で引渡日が遅延したからといってこれらの手続きをハウスメーカーがやってくれる事はありませんので、自分のためにも早めに予定を全て決めてしまう事は避けた方が良いでしょう。
まとめ
間取り決めから設計、住宅ローンの審査など大変な作業が終わり、いよいよ家の建築が始まると、少しホッとしてしまうものです。
忙しそうに働く大工さんや現場監督に対して、電話をしたり声をかけて邪魔をしてはいけないという考えも出てきます。
しかし、建築のスケジュールは予想以上に多くの要因から影響を受けやすく、遅延が生じる事も少なくありません。
遅延が生じた場合は、いち早く現場監督に知らせてもらい、自分のスケジュールを調整する必要があります。
そのために、現場監督とは密に連絡をとり、遅延の可能性があればすぐに連絡してもらうように伝えましょう。
その際、遅延理由は必ず確認し、可能であれば書面にしてもらいましょう。
"遅延が生じることより、突貫工事でミスが起こったり、ギリギリまで連絡がなく、突然遅延を報告されることの方がよほど問題です。
あなたが建てた住宅とは、これから何十年と生活を共にしていきます。
大切な住宅が無事に引き渡されるまで、しっかりと見守ってください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引渡しに関するトラブルが、一件でも減る事を願っています。