感謝のないところに信頼は生まれない
こんにちは。
だーはらです。
みなさんは、1日にどれくらい"ありがとう"を口にする事がありますか?
感謝の気持ちは、どれだけ心の中で想っても意味がありません。
感謝は、相手に伝えてこそ意味があるのです。
例えば、夕食を「ありがとう」「美味しい」といいながら食べる相手と、黙々と無言で食べる相手では、どちらが料理する気がおきるでしょうか?
感謝や感想を伝えてくれる相手の方が、断然やる気が起きるはずです。
仕事に関しても、同じ事が言えます。
自分の仕事に協力してくれたとき、依頼した仕事を行ってくれたとき、アドバイスをもらったときなど、他のスタッフがあなたのために動いてくれた時には、必ず感謝の言葉を口に出すようにしましょう。
『ありがとうございます』
『助かりました』
この言葉を口に出すかどうかで、相手にとってのあなたの印象は大きく変わります。
自分の仕事を助けてくれた相手に感謝ができないと、だんだんと相手からの信頼を失い、助けてくれる人が減っていきます。
心の中でどんなに感謝をしていたとしても、言葉に出していなければ相手に伝わることはありません。
感謝は必ず言葉に出して相手に伝えるようにしましょう。
挨拶できない人と同じく、感謝の言葉がない人と一緒に仕事したいと思う人は少ないでしょう。
その人の中に感謝の気持ちが存在しているとしても、相手に伝えなければ"協力しても感謝しない失礼な人間"という評価を受けます。
忙しい中で、自分の時間を割いて協力してくれた人もいるでしょう。
プライベートの時間を割いてくれた人もいるかもしれません。
たとえあなたが"上司"であっても、"経営者"であっても、"クライアント"であっても、仕事をしてくれた相手に感謝しなくてよい理由にはなりません。
特に上司は部下に対して感謝の言葉を怠りがちです。
上司として部下に与えた仕事を部下がやるのは当たり前なので、感謝する必要はないと思う人はないと考える人が多いと思います。
しかし、"部長"や"課長"といった肩書きは、あくまで会社の中の"役割"に過ぎません。
部下が行った仕事を評価し、感謝の言葉をかけるのも、上司の役割と言えるのではないでしょうか。
上司であるあなたが、仕事を終えた部下に感謝も労いの言葉もかけなければ、あなたという人間から部下が離れていくのは必然です。
肩書を与えるのは会社ですが、あなたという人間は上司から、そして部下からも評価されるのです。
人間としての評価は、"信頼"に繋がります。
役職の肩書を持っていても、部下からの信頼がなければ、部署の業績が上がらず、それが続くと、管理責任という名目で上司としての肩書きすらも失ってしまう場合があります。
信頼を失った上で役職まで失ってしまうと、会社での立場は非常に厳しいものになるのは間違いありません。
"部下が仕事をするのは当然"と考えて感謝や労いの言葉を疎かにすると、会社での自分の立場でさえ失いかねないのです。
実際、働きやすく雰囲気のいい会社の多くは、上の役職の人ほど社員に対して感謝や労いの言葉を口にしています。
感謝や労いの言葉をかけられる事で、自分の仕事は会社にしっかり認められていると自覚する事ができるのです。
自分の仕事が認められて、感謝される環境では、人はどんどん成長します。
逆に、怒られるばかりで感謝されない環境では、心がすり減ってしまい、最終的には退職につながってしまいます。
上司は感謝や労いの言葉をかける事で、部下からの信頼を得る事ができ、部下も自分の仕事が認められていると自覚して成長します。
逆に、感謝や労いの言葉がない職場には信頼関係が生まれず、雰囲気も悪くなり生産性が下がります。
感謝や労いの言葉を口にすることに、これほどの効果があるのですから、それを行動できるかどうかは、あなたの将来を大きく左右するといっても過言ではありません。
感謝の気持ちや労いの気持ちは、しっかりと言葉に出して相手に伝えるようにしましょう。
その行動が積み重なれば、あなた個人にも、あなたの職場にもいい影響を与えてくれます。
ぜひ、意識して取り組んでみてください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。