
特殊スキルを追い求めない
こんにちは。
だーはらです。
みなさんは、どのようなスキルをお持ちでしょうか?
仕事や趣味、副業に関しても、世の中は多くのスキルが溢れています。
スキルは、場面によって必要性が異なります。
例えば、英語は多くの人が身につけようとするスキルですよね。
中学から英語の授業が始まり、英検の級であったり、TOEICやTOEFLの得点など、そのスキルを示す手段もかず多くあります。
そんな英語というスキルですが、あなたにとってて重要度はどれくらいでしょうか。
日常において仕事や趣味で英語を頻繁に用いなければならないのであれば、あなたにとって英語は基礎スキルとなります。
逆に、日常的にほとんど英語を用いる機会が無く、イレギュラーな場面で英語が役に立つかもしれないという状態であれば、英語は特殊スキルという事になります。
特殊スキルを持つ人は目立ちますし、いろんな人から頼られる存在です。
しかし、自分の能力を上げていく上で、まず必要なのは基礎スキルを取得する事。そして、そのスキルを磨く事です。
例えば、"お笑いの才能溢れるプロ野球選手"がいたとします。
シーズンオフのテレビ出演では重宝されて、知名度は他のプロ野球選手に比べて高くなるでしょう。
しかし、プロ野球選手にまず必要なのは野球に関するスキルであり、お笑いのスキルは特殊スキルとなります。
お笑いのスキルがあっても、野球のスキルを磨き続け、試合に出て活躍しなければ、プロ野球選手を続けることは難しいでしょう。
野球のスキルをしっかり磨いて活躍している選手が、バラエティでも高いお笑いのスキルを発揮することで、高い相乗効果が生まれます。
まずはしっかりと基礎スキルを身につけ、それを磨くことが最も大切なのです。
仕事に関しても、同じ事が言えます。
会社の中で目立つ職員には、特殊スキルを持っている人が少なくありません。
通常業務に"+α"となる部分の特殊スキルを持っていれば、大きな武器になります。
しかしそれは、日常業務がしっかりとできている事が前提です。
"+α"の部分だけを追い求めて日常業務が身についていなければ、全体的に見るとマイナスです。
仕事に求められる事は、第一に日常業務をしっかり遂行する事。
日常業務を遂行できない職員は、どんな特殊スキルを持っていても同僚や顧客から信用される事はありません。
日常業務に関する基礎スキルを磨くことに、まずは専念してみましょう。
基礎スキルが身についていけば、自然と任せられる仕事の幅は増えていき、次に必要となるスキルが出てきます。
あなたが業務に必要だからと身につけたスキルの中に、同僚や上司からみたら特殊スキルと判断されるスキルがあるかもしれません。
最初にお話ししたように、スキルはその必要性に応じて"基礎スキル"にも"特殊スキル"にもなります。
あなたにとっては"基礎スキル"でも、他の人にとっては"特殊スキル"と判断されるかもしれません。
特殊スキルとは、追い求めて習得するものではなく、必要だからと身につけていったスキルの中で、他の人から見ると"+α"のスキルであると判断されるスキルであり、あなたの武器です。
自分自身が必要として身につけたスキルは、その必要性も、使い方や必要な場面もわかっているはずなので、有効活用出来ます。
基礎スキルを磨いていなければ、頑張って特殊スキルを身につけたとしても、有効活用が出来ず、相乗効果も得られません。
スキルアップを目指すなら、基礎スキルを磨くことから始めてみましょう。
欲しいスキルがあるのであれば、日常業務の中にそのスキルが必要な場面を取り入れてください。
そのスキルに必要性があれば、それはあなたが身につけるべき基礎スキルとなります。
基礎スキルを磨き続けていくうちに、必ず特殊スキルへの扉が見つかります。
身につけた特殊スキルが、磨いた基礎スキルと相乗効果を生むのか、手に入れただけの"使えないの武器"で終わるのかはあなたの頑張り次第です。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。