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寝室は寝るだけの場所?

こんにちは。
だーはらです。

皆さんにとって、寝室とはどのような場所でしょうか?
わたしは注文住宅を建てる際に、何軒かの家を見学させて頂いたのですが、リビングやキッチンを広く設計されている反面、寝室はベッドとクローゼットだけというシンプルな設計がほとんどでした。

寝室は、睡眠の質に関わる重要な空間です。
睡眠の質が下がれば、自律神経が乱れ、体調不良やメンタル不調の原因にもなります。
つまり、寝室は"身体と精神を整える大切な空間"なのです。

今回は、私が家を建てる際に寝室の設計において大切だと感じたことをお話ししたいと思います。

わたしが注文住宅の設計を考え始めた時、寝室に求めたものは、
"プライベート空間の確保"
"夫婦それぞれがゆっくり眠れる寝室"
でした。

わたしの家は、親や兄弟、友人などが気軽に遊びに来れる家を目指して設計されています。
そんな来客が多い家の中でも、寝室は夫婦のプライベート空間として確保したいという想いがありました。
そのため、リビングから寝室にかけての廊下を設置し、寝室の扉を開けてもリビングから寝室が直接見えないように配置しました。
また、客間や玄関から最も遠い位置を寝室としており、来客が間違って寝室に入ることを防いでいます。
こうして、"家の中でも廊下から先は、夫婦のプライベート空間"を実現しています。

次に、"それぞれがゆっくり眠れる寝室"を作るため、まずベッドや布団などの寝具をどうするかを考えました。

夫婦の寝室を考える場合、
ダブルベッド等広いベッド1台にするのか
シングルベッド2台にするのか(ツイン)
子供も一緒に寝れる大きなベッドにするのか
和室に布団敷にするのか
といった選択肢があります。

夫婦で話し合った結果、"セミダブル2台を並べる"という結論になりました。

ダブルベッドのデメリットとして、お互いの体動がベッドを通して伝わってしまうという点があります。
寝返りであったり、夜中にトイレに起きたりなど、自分の動きで相手を起こしてしまう事を防ぐため、別々のベッドを採用しました。

寝具を決める事で、必要な部屋の広さを導き出すことが出来ます。
そして、寝具の位置を決めて、照明や棚など必要となるものを考えていきます。
現在は、並んでいるベッドの両端にサイドテーブルと照明を設置し、スマホ等を充電できるようにしています。

室内の家具配置を考える際に、非常に役立ったのが家具専門店などで行うPCを用いたシミュレーションです。
私は"東京インテリア"という店でシミュレーションしましたが、かなりオススメです。
部屋の広さや家具の配置など、PCを用いて立体的に観察することが出来ます。
"自分たちが想定する寝具を寝室に置いた場合、どの程度空間を使用するのか"
"寝具や家具と相性のいい壁紙はどのような色になるのか"
"ベッドサイドのスペースはどれくらい確保できるのか"
"窓の高さや広さはどれくらいがいいのか"
など、シミュレーションによって多くの情報を得ることが出来ます。
多くの家具専門店で、PCを使ったシミュレーションを導入していると思いますので、家具選びの際は、シミュレーションをぜひ行ってください。
あなたや家族にとっての理想の寝室が、ゆっくり眠れる空間を実現してくれます。

多くの人にとって、自宅の中で一番多くの時間を過ごすのは"寝室"ではないでしょうか。
また、寝室は自宅の中で最もプライベートな空間です。
家族以外の人間が寝室に立ち入るのは非常に稀なことでしょう。
寝室は決して寝る"だけ"の部屋ではなく、より良い人生を送るための拠点となる部屋です。

寝室があなたにとって居心地の良い部屋になるよう、寝室を設計する時には時間をかけて考えてみてはいかがでしょうか。

あなたは、寝室に何を求めますか?

ぜひ考えてみてください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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