【wixoss】ウリス の トリセツ 〜虚心坦懐ウリスの解説を添えて〜【大阪GPベスト16】
■はじめに
初めまして。マジンガーキティと申します。
ウィクロスは10年前の1弾から遊んでおり、沢山大会にも出ていました。
有難いことにこの度大阪GPにてベスト16位に入賞でき、友人からnoteを書いてみないかと誘われたため、この度執筆をさせて頂きました。
友人ありがとう特にアーツの提供ありがとう。
実績などは特にないため、本noteも"この構築が強いから読んでほしい"という意図ではなく、
このnoteを通して、
①現行の"悪魔軸ウリス"というデッキの面白さ
②本環境及び大阪GP環境に対してどう考えていたか
上記2点をお伝え出来ればと思います。
後は友人がフリー用にウリスを組んでくれそうなので、それの取り扱い説明書のようなつもりで書いてます。ウリスユーザー増えろ。
現在はウィクロスの大会環境を現役で走っていないため、細かな点で抜けはあるかと思いますが、一読して頂ければ幸いです。
最初だけ丁寧に書いたので、後はゆるく書きます。
■本noteの概要
①悪魔ウリスは"パズル"みたいで面白い
②"虚心坦懐"の3面付与が強い
③今大会は緑ルリグが多いと予想し対策した
■ウリスについて
なぜ今大会でウリスを握ろうと思ったかについてですが、やはり好きなルリグだからでした。
ウィクロスでウリスが登場してから、なんだかんだすっとウリスを使用し続けていました。
このゲームは「このルリグが好きだから握る」という方が多くおり、どんな環境でも自分の推しルリグで戦えないか考えてしまいますよね。
10周年で改めてウリスが再登場したため、絶対大阪GPはウリスで出よう!と決めていました。
……とまあこれだけなら誰でも言えるので、
後述のウリスの強みでも述べるのですが、
個人的に最終的にウリスを持っていこうと考えた点が以下の3つでした。
①墓地からの蘇生・回収効果を用いて、狙った盤面を作って要求する"再現性の高さ"を活かして、
安定してゲームを進めると思ったから。
②①から派生して、悪魔のシグニにサキュやプルソン、バンといった相手の構えた戦略を突破できるカード(メタカード)が多く、それが通れば勝ちやすいと思ったから。
③悪魔ウリスの持ち味である、豊富な他色カードの採用が、相手の予想に選択肢を与えて必要以上に警戒させることが出来ると思ったから。
特に②と③に強く魅力を感じましたね。
個人的には環境ルリグとも全然戦えると感じていたのですが、ウリス自体はそこまで入賞結果を残せていなかったため、不意を突きやすいなと思ってました。
…いやかっこよく書いたけど正直友達から「緑子の方がええで」と言われた時にめちゃくちゃ心揺らいでました。ウリスを信じて良かった。
■ウリスの強み
さて、改めてウリスというルリグの説明に入ります。……と言っても同じ事を書いても仕方ないので、現行の悪魔軸ウリスの魅力を伝えていけたらなと思います。
個人的にウリスに強みを感じるのは以下の3点です。いっつも3点。
【①どんな盤面相手でも3点要求できる】
ウリスというデッキ、実はめちゃくちゃ攻撃的なデッキなんですよね。
「先手後手関係なくいかにカードを組み合わせて3点要求を作ることができるか」。
これがこのデッキのテーマだと思います。
さらに掘り下げると、要求自体は1面をエースシグ二であるアンミラが担ってくれるので、
残りの「レベル3一体と下級1体」をいかにリソースを使わずに要求できるかが課題となります。
相手のシグニは最悪プルソンの効果でテキストを無効にできるため、このデッキはやろうと思えばどんな盤面でも3点要求を作ろうとすることは出来るんですよね。
しかしメインデッキの動きだけだと、とんでもないリソースを使うため、
どうやって要求を作る動きに先程のプルソンを絡められるか、また要求を作りながら最後にメタシグニや防御シグ二を立てるようにできるかが鍵となってきます。
更にこちらはしっかり要求を重ねながら、
盾回復により盾1枚+2面止めアーツの構えができます。そのため、相手の要求をギリギリまでライフで受けてバースト勝負に持ち込めることができ、不利な対面や展開でもギリギリまでバースト勝負に持ち込むことが出来ます。これも偉い。
【②構築の幅が広く、アーツ選択も自由】
現在の悪魔ウリスには、黒色だけでなく青・緑・白色の悪魔シグニが採用されています。
(更に言えば、赤色の悪魔シグニ「ダッキ」等を採用すれば、5色全てを採用できます)
しかもグロウ事故の危険はありますが、無理なく採用でき、またウリスのゲーム1効果による好きな色のシグニ(※LB無)をライフに加えることができ、そこからその色がエナに加わることで、様々な色のアーツの使用に繋げることが出来ます。
このアーツ選択の広さもウリスの強みです。
またアーツに固定の枠がないことも大きいです。今回は大会に対戦するであろうルリグに合わせて、
・ユヅキや緑子がいるから他色の受けアーツはエナ抜きで打てないため採用せず黒アーツのみ
・緑子及び一衣に対策を厚くするために虚心坦懐
を採用して、残り1枚は中盤の安定&ルリグケア
というルリグデッキの構築にしました。
しかし他色のリコネクトアーツも問題なく採用でき、また黒のアーツ内でも必須採用のカードはないため、本当に幅広い選択肢の中から選ぶことができます。
また、相手視点でもこちらのアーツ読みに複数の選択肢が発生するため、「アーツの読み間違い」を狙うことも出来ます。
アーツ環境はこれが1番大きく勝敗を分けるため、この戦術を無理なく取り入れられるのは、ウリスの大きな強みだと言えます。
【③パズルみたいで面白い】
(本当に強みの説明であってるかこれ??)
元々黒のカードは1枚では要求に繋がりにくく、複数のカードを組み合わせて要求を作ることが特徴です。
加えて悪魔軸のシグニは癖が強いため、リソースを大きく減らすことなく3点要求をする事が難しそうに感じますが、その分キレイに繋げて3面要求をしながら手札も潤沢!と出来るととても気持ちがいいです。
本当に噛めば噛むほど味が出るデッキだと思います。なので、上手に回せてくると、
"相手のどんな盤面でも突破して3点要求してやるぜ、しかも皆が扱いにくくしてるカードを使いこなしてるぜニチャァァ"
こういう状態になります。正直これが1番の魅力です。
ある程度動きは固定にしていますが、毎回そこまでに繋げるルートが固定ではないため、使っていて飽きないです。
さて、つらづらと書き並べてきましたが、まあ大体ウリスの魅力は伝わったかなと思います。
この後デッキ解説に移りますので、良かったら見ていって下さい。
ここからも長文ですので、長いよって方は虚心坦懐の所だけでも読んで下さい。
めちゃくちゃ強いカードだって伝えたい…!
■デッキ解説
〇コンセプト
「3点要求で相手の盾を1枚にして、虚心坦懐+メツメでリフを入れながら3点要求して勝つ」
〇各種カードの紹介
テキストの説明は省略して、簡単な役割や伝えたいポイントをお世話になった順に書きます。
〇ルリグデッキ
・挟界ウリス
このルリグの一番の役割としては、
「アンミラ、モリガ、ゲーム1を活用してコスト要因のシグニを欲しい悪魔シグニに変換すること」です。
そのため手札に最低限のレベル3(バン,アンミラ)やモリガだけ抱えておけばいいのが助かります。
また手札にアンミラがなくてもモリガを使って無理やり蘇生出来るのも大きいです。
さらにゲーム1により必要な他色エナをライフに置くことで返しのターンに使用する他色エナを確保できます。基本的に緑を埋めますね。
・虚心坦懐
本当にお世話になったカード。
伝えたいポイントは以下の3つ。
①どんなシグニでも点数要求ができる。
②盤面もエナから調達できる。
②1コス消費で3点要求をしかけ、相手にアーツ要求をかけられる。
実はウリスは5ターン目まで生存しても、リソースが枯渇して満足な要求が出来ないんですよね…
更に相手のエクシアなどの防御シグニがいると、せいぜいアンミラで1打点作るだけで精一杯でした。
先述のメタシグニやメツメでリフレッシュを狙おうとすると、要求が落ちて中途半端な結果に終わってしまいます。
それをこの1枚が解決してくれました。
終盤1ターン分の点数要求をこのカード1枚に任せることで、4ターン目にリソースを使って3点要求を仕掛けたり、逆にリソースを温存して3点要求と言えます。
この安心感があるおかげでストレスなく終盤を回すことが出来ます。
特に黒の大敵であるエクシアを簡単に無効にしながら要求をかけれるのは、目を見張るものがあります。
ハンデス対面でも最後にこのアーツを使用して3点要求をしかけることが出来るため、強気に他のメインアーツを使用できます。
また「要求もしたいし防御シグニも並べてしっかり相手の要求を耐えながらリソースを温存したい」というむちゃくちゃ欲張りなゲーム展開も、叶えてくれます。
リコネクトが達成出来れば3エナチャ貰いながら相手にアーツを吐かせて要求しないといったプレイも取れるため、相手に防御やリソースを履かせつつ自分は受けを構えることが出来ます。
サキュハデスハデス+虚心坦懐での要求は一衣対面への大きなメタ盤面となるため、覚えていると強いです。
(実は相手も虚心坦懐を使ってくるから確定では無い)
今回の大会では、このカードを用いて緑対面に
・リフを入れて盾ゼロにして3点要求して詰め
・マイアズマのリフ入れを警戒して盾を早々に0枚にした所にシィラハデスサキュを並べてこのアーツで要求してアーツを2枚吐かせる
という、このアーツの存在が見えていないからこその勝ち方が出来たので、本当にお世話になりました。
要求エナも緑1枚でウリスのゲーム1で簡単に調達できるため、難なく採用できます。
本当にアイデアをくれてありがとう。
……ん?「組み合わせて要求が楽しい」…🤔?
※ちなみに、このカードの効果でエナから展開できるのはセンタールリグと同色のみです。
なのでサキュやプルソンは手札から出す必要があります。出せたら最強だったのに
……さ、書きたいことがかけたので後はさらさらと書きます。
・クリアーマインド
他の方のレシピではこの枠がセイクリッドフォースなのですが、個人的には
・手札の変換を後でエナにも置き換えれる
・優秀な2枚よりも少しでも多くリソースが欲しい
・あきら対面ではルリグバリアよりも凍結が有効
以上の点からこちらを選択しました。
基本的には3ドローは固定で概ねルリグ凍結を選択するのですが、
緑子の後手対面2ターン目に全力疾走を撃たれた時のみ、確定で面空け+3ドローを選びます
この対面はここで要求を減らされると後の試合展開に差し支えるため、ここで強気に動きたいです。
・デモンサークル
序盤中盤を支えてくれるカード
注目すべきは1枚のトラッシュ置きでプルソンが起動すること。
これで一衣のジャックビーンズ(以下豆)を効果無効にして、そのままアンミラの着地に絡めました。
(本当は1面焼きながら効果無効!って言いたかったのですが、効果の処理順的にジャックビーンズの効果がトリガーしているからダメと言われました…たしかに)
後は序盤で使用した時に回収する対象に余裕があるならフルカスを回収しましょう。3ターン目までにクリアーマインドを撃てるようにしたいです。
・防御アーツ
前述の通りユヅキ緑子のエナ抜きを嫌って黒色のみを採用。
レシピを見た人から「合計3面防御て薄くない?」と言われたのですが、ウリスのゲーム1効果と合わせてしっかり盾で受けることができるので、案外受け面数が足りなかったとは感じませんでした。
サウパニを選択したのは、一言でいうとテンポ重視でした。
・相手ターンに1面開けると返しの盤面作りに余裕が出来やすい。具体的にいうとモリガを1度投げなくても良いのでサキュを立たせやすい。
これは特に相手がエクシアを立ててる時に、
裏で1面→バンで1面→アンミラで1面とかわしながら要求が取れるため、覚えておきたい。
・先に虚心坦懐を撃つことでアビスと合わせてレベル3を焼きながら3面防御にする。
・対面しなかったがピルルクのSマフォ、防衛タマゴのバンなどを裏で処理するため
・ダークベアトラップとの選択だったが、止めたとしても要求が繋がらないことがネックになる。
(返しのターンに虚心坦懐を撃てばいいこともあるが、そうすると詰めの性能が落ちる)
こんな感じでサウパニにしました。
感想としては腐ることは無かったので感触は良かったのですが、アビスノスタルジアの方がデッキの枚数調整が難しかったり、受けを捲られる可能性が高かったので、今ならアビスの枠をベアトラップにしますね。
でもウリスは本当にアーツの選択肢が多かったので迷いました。
今回の構築が正解ではないと思うので、皆さんも色々な組み合わせを試してみて下さい。
・ドローエンハンス(写真は省略)
クリアーマインドの時にも書きましたが、手札リソースを貰っていた方が鯖を引く確率を上げられて、後でエナに変換できるためドローを選択。
〇メインデッキ
メインデッキも1枚1枚解説するとキリがない為、特筆したカードだけ解説します。
・プルソン
相手の防御シグニを破壊するカード。
豆はプルソンで無効にして3点要求します。
今回の構築だと起動方法は5つあり、
①フォラスの3枚落下
②ヴァザゴの1枚落下
③ハデスのコスト効果
④デーモンサークルの1枚トラッシュ置き
⑤メツメのアタック開始時効果
(⑤を除き)これらを絡めながらアンミラ着地などして3点要求に繋げていきます。
③に関して、プルソンハデスをアンミラで並べてもハデスの効果解決時にはプルソンが存在しないため効果が使えません。
※ハデスを絡めてアンミラ着地→ウリスの蘇生効果でプルソン蘇生→ハデス効果で山落下なら効果起動できる??有識者の方教えてください。
また虚心坦懐ではエナからルリグと同色のシグニしか出せないため、プルソンは手札に抱えておきましょう。
※大事なことなので2度書きました。
ちなみに実際は1日通して⑤で使うことがほとんどでした。
一衣対面で道中で1回、詰めのターンに1回使うと思い2枚採用でした。
・ハデス
新弾で追加された悪魔。
個人的には痒い所に手が届くいい強化でした。
・アンミラのコスト要因
・空いた1面に立てられるレベル3の防御シグニ
・山を掘り進めて鯖を探しにいける
特に防御シグニでありながら鯖も探しにいける所が優秀で、大会では1枠をシィラに譲りましたが、今なら出来れば3,4枚は積みたいと思います。
豆対面にこれを並べれば確定で1面を止められます。詰めで虚心坦懐撃たれてる時は話が別だけど
・メツメ(写真省略)
メツメ2面並べて10枚落下まで狙いたいため2投。
余裕があれば立てる、基本はエナに貯めておく。
後ラウム、シィラのLBと合わせて7枚除去LBであったため、返しの要求に貢献してくれました。
・シトリー
LB枠の他色調整枠悪魔。10000のパワーラインが序盤に立つと良い壁になってくれました。
今ならそのまま返しにエナチャしてクリアーマインドを打ちたいため、フォカロルに変更したいですね。
・バンディソナ
対象を選ばない除去。
黒デッキが苦手とするパワーラインが高いシグニをこの1枚とアンミラで楽々要求。
最後は虚心坦懐で要求するので正直1回効果使えたら十分ではある。でも1枚だと盾埋まりが怖いため2枚。現状のウリスに必須だけどシングル価格が高いのが難点。
・フォラス
基本的には1ターン目の墓地肥やし、
終盤にリフレッシュしてからアビスを構えたい時の山調整
優秀なコスト要因
1コス払って回収が最初は微妙に感じていましたが、確実に手札に加えておきたい悪魔を回収できるため、結構重宝しました。1枚は欲しいやつ。
・ヴァザゴ
アンミラのコスト要因の中でもこのカードはプルソンをお手軽起動しながらアンミラの着地に絡めることが出来るのが100点でした。
大会中は2枚採用でしたがフルカスよりはこっちを枚数増やしたい。
・その他
後は反省点も踏まえて箇条書き
・シィラは対緑子に強かったけど、やはり悪魔以外は回収する手段がないため微妙だった。
・ベルゼは先攻3ターン目に立てたいカードであったが、枠の対抗馬がモリガの4枚目であったため、
それなら変換も出来るしモリガでも良かった。
もしくはLB枠を調整してアンミラ(旧)でも良かった。
・アンミラ4枚欲しい。盾2埋まりは聞いてない。
・ウリスメモリアは1枚で十分。トラッシュに置いておくと蘇生効果で後続に必要な悪魔を拾いながら要求できるため良き。
・コオニは4枚採用してたが、使う時が実は1ターン目だけだったので3枚でも良かった。
…最後はしょったけどなんだかんだほとんど触れてしまいましたね。ヲタクはすぐ語りたがる
※ちなみに今組み直すなら…
ハデス・ヴァザゴの枚数調整
青のカードはクリアーマインドで1回使いたいだけなので3枚で十分(フォカロル+フルカス2枚)
コオニも3枚
アーツは要調整
〇入れ替え候補・不採用カード
ここでは上に書ききれなかった、採用したかったカードを上げていきます。
・エレシュキガル
本来なら入れたいカード。ゲーム1を使って盾消費のデメリットを軽減しながら動かせます。
しかし…筆者はこれで気持ちよく勝とうとする、いわゆるニチャァァァ勝ちを狙って自分から負けに行ったことがあるため、そう言った可能性を無くすために不採用にしました。(戒め)
後の入れ替え候補はほとんどLB枠で枠の取り合いですが、全然このカードも採用圏内だと思います。
・アンミラ(旧)
ライズして8000マイナス。イメージとしては5枚目以降のモリガ。モリガの効果使用後にモリガの上に載せられるのも良い。
枠がなくて採用できなかったが、ピルルク対面にも8000ラインを焼きながら13ラインを立てれるため検討。
・ブネ
本当に優秀な潤滑油。特にレベ3の効果使用からブネ起動でアンミラまで持って行けるのがいい。
これも枠がなく断念。出来れば1枚入れたい。
入れ替えるならレベル2バニラの枠。その場合要色調整。
・ダッキ
コストにすればエナチャ。レベル3である為蘇生先に選択することが出来る。ハデスの手札リソースと使い分けることが出来る。
LB枠がカツカツ過ぎるっピ……
・インサイドデビルズ
実は結構真面目に採用を考えてたカード。
要求or回収の細かな使い分けができる点、盤面を圧迫せずにウリスの起動効果を利用出来るスペル
。
しかしスペルである為1枚では手札に来にくいこと、枠を沢山取っても貢献してくれるか怪しいため見送り。可能性は感じるんよ?
・キャプテンフック
主にバニッシュ耐性より山戻しが目的。リフダメの可能性回避と後半に要求札を引き込みたいため、その確率を上げるため検討。アタックフェイズの間だけって案外抜け道多くで解散。
・ヘスチア
アビスの蘇生用。盤面に残れば1点防御だが、それ以外の用途が無かったため不採用。
今回は緑子に厚くするためシィラを採用したが、アビスで立てても返しに繋がりにくかった為どちらも必要なしかなと。
・ダークソード(アーツ)、剣戟森森
サウパニとの選択。剣戟の方は緑1コストで12以上を焼けるため豆対策にもなるし良いかと思ったが、遊月が怖くて不採用。
しかし全然有力ではあった。
同じくシャドウケージも有力であったが、採用がバレるとケアされやすいため見送り。
いずれも1コストから高い除去力を誇るため、入れ替えながら使うと相手も読めなくて楽しい。
・ブラックウィッシュ
凄いこと言うけどこれ採用しても普通に遊月に負ける可能性がある。
そもそも盾回復してダブクラさえ受けなければいい為不採用。このシリーズの中で1番使い辛いぜ…
アーツは上げ出したらキリがないのでこれ以上は省略。
■ゲームの流れ
細かな説明は長くなってしまうので、概要だけ載せていきます。
・マリガン
①基本鯖基準のマリガン。
②アンドラスが手札にあればキープ。
③後攻であればコオニがいればキープ。
④それ以外はLBだけ戻してマリガン
大体こんな感じですね。後攻は鯖+コオニが理想ですが、どちらかと言えば鯖を優先したい。
・先攻の流れ
1ターン目)
ドローエンハンス使用。
アンドラス・ファラス・ヴァザゴでトラッシュにカードを置きながら2面展開。
トラッシュにレベル1がいれば最高。
2ターン目)
デモンサークル・コオニ・モリガを用いて3点要求。
デモンサークルのトラッシュに置くカードの対象は、"1枚採用のカード"か"ゲーム中に立てたいカード"、どれも無ければ"使わなそうなレベル1"
3ターン目)
クリアーマインド使用。ルリグ止めと3ドロー。
コスト要因のシグニを並べながらアンミラ着地
ウリスの効果でハデス蘇生→モリガ
空いた1面でもう1要求(モリガ、ベルゼ、ウリス)
(相手の3ターン目にサウザンドアイパニッシュを使用する)
4ターン目)
バン起動→コスト要因のシグニと合わせてアンミラ着地
墓地からウリスorハデスorサキュorメツメをこちらのライフや相手のデッキ枚数、メタシグニの刺さり具合と相談して展開
レベル3同士のターンは基本的にバンで1面空けてからの展開を軸に考えています。その方が考えることが少なくて楽です。
「組み合わせて要求が楽しい」………🤔?
(相手の4ターン目にアビスノスタルジア使用)
5ターン目)
虚心坦懐で並べて要求
→メツメメツメプルソンで相手の防御シグニを貫通してリフを入れて要求
→※このターンに決めきれない場合は最後の抵抗にハデスハデスサキュでも有り
・後攻の流れ
1ターン目)
コオニが手札にあればドローエンハンス使用→コオニで要求。
手札にない場合、アンドラスで1度サーチしてコオニが無いか確認してから、デモンサークルを使用。トラッシュ対象はレベル1。
2ターン目)
デモンサークルorドローエンハンス+クリアーマインドを使用。
ここでは3点要求を意識したいため、クリアーマインドは3ドロー+1面空けを選択。
残りの面をモリガ・サキュ使用し要求。
※このターンの選択肢がこのデッキで1番難しいと思ってます。
(相手の3ターン目でサウザンドアイパニッシュが使えていると楽)
3ターン目)
先攻4ターン目と考え方は同じなので省略。
(相手の4ターン目要求とライフに合わせて防御アーツを切るか考えます。出来れば切りたくない)
4ターン目)
虚心坦懐使用して3点要求。
それ以降は5ターン目まで耐えれば残りのリソースを使って再度要求。
概ねこんな流れで回していますね。
基本的にレベル3の盤面は
「アンミラ+ハデス+モリア」が基本の盤面になるように展開していきます。
■回す時の特記事項
上手に文章にまとめられないので、思ったことをづらづらと書いていきます。
回していて頑張って欲しいのは、アンドラスやデーモンサークルでサーチをする時に、山札に何枚LBを返したか覚えること。
山札の回転が早いので、結構早めに山が一周します。その時に残りのLB枚数を先に確認できるのです。
全部を把握することは大変なので、
1人回しの時や最初はサーチを入れる度に小声でLBの枚数をカウントしてました。(2とか3とか)
慣れてきたら心の声でもいける…はず
(ちなみに相手にカウントの声が聞こえても、結局相手視点はそれが本当か分からないのと、何が埋まっているか分からないので案外バレても大丈夫です。
でも大会ですると変な行為に取られてジャッジを呼ばれかねないからフリーで練習しよう!)
これが出来てくると、盾2枚でも相手のアタックをアーツで守らずに耐えれる時があります。
その後山札をリフレッシュしてゲーム1で回復が出来ると、とても強いです。
また蘇生系のLBが入っていることもあり、序盤からできるだけレベル1のシグ二をトラッシュに置いておきましょう。
特にコオニがあると最高。個人的にはコオニは序盤に1回しか使わないため、手札に2枚ある時は遠慮なくエナチャや手札コストにしています。
序盤はパワーが大きいシグニから殴りやすいため、1枚目で蘇生LBがめくれるとコオニが1面焼き返しの2点防御になる可能性があります。
少しでも運を強く使える為に努力して寄せていくのがディーセレの要だと思っています。
レベル3以降のアタックの仕方はアンミラを最初にしてます。1枚の山落としに泣くことがあります。
リフレッシュしてトラッシュが0枚の時に、
LBなしのシグニを対象にゲーム1をした時でも、トラッシュに置いたシグニを盾に埋めることができます。結構大事なこと。
大体こんな感じですね。大体回してて1番大変なのがLB枚数のカウントですが、これが出来ると何よりニチャァァァが出来るので頑張ってください。
■対面ごとの意識
今回は主に一衣・緑子・ピルルク・遊月・イオナへの対策をざっくり書いていきます。
(あきらは完全にノーマークでした…当たってたらペンマワシがアビスを貫通して来るため、絶対負けてました…勉強します)
・一衣
一番の仮想敵。
序盤は出来ればアーツを温存しながら要求して、3に上ってからアーツで手札を補充して戦う作戦でした。クリアーマインドは相手のゲーム1後は相手が最後に鯖を抜いて殴ってこようとする前ターンに合わせて撃ちたいですね。
(でも今思うとデーモンサークルも序盤に使ってても良かったかも、やはり序盤からしっかり点数要求が正義)
3以降の盤面で意識するのはプルソンによる豆無効化と余力あればハデスを立てること。
ハデスは豆対面だと確定で1点止めてくれます。
※虚心坦懐付きは例外
緑子とは違い山をどんどん減らしていくため、リフに入れやすいことも合わせてハデス2面を並べて受けを構えながら虚心坦懐を撃つのもあり。
・緑子
2番目の仮想敵。
この対面のポイントは、
・相手の先行2ターン目の全力疾走に対してアーツを駆使して3点要求をしかけること
・2以降極力サキュを立て続けること
・しっかり要求して盾1まで持っていくこと
上記のことがしっかり実効できると、
①1コストアーツを1度サキュに当ててくれる
②相手のシグニを止めるLBが他より少ないため案外3点通りやすい→道中で2枚目のアーツを切ってくれたら後は盾1枚にするだけ
とこんな試合展開に持っていけます。
勿論相手の盾の上振れで止められることもあるため、ぜったい勝つ!訳ではありませんが比較的有利を取りやすい対面でした。サキュが最強。
・ピルルク
1番の不利対面。ハンデスはやはりキツイ。
この対面も出来ればアーツを3まで温存したい。
でもこの対面で意識するのは、
「しっかり要求しながら手札を抱えて、相手がドローでリソースを増やさないようにする」こと。
そのためデーモンサークルがないと十分に要求できないため、やはり要求優先で動きたい。
しかし序盤に2点止めを受けるとそれだけで死…
ピルルク側も後半は手札リソースを削って要求を落としながら受けを構えて来るため、
今回の構築ではそこを虚心坦懐で崩せるかが1つのポイントだったかなと思います。
まあピルルク側のアーツも読み切れていないため、予選で勝てたのはただ運が良かったの一言…。
焼き防御アーツも採用してるけど経験値が薄すぎたので、もっと勉強します。
・遊月
この対面は途中で気付いたのが、先述しましたがブラックウィッシュを採用しても、ブラックウィッシュが2面を確定で止められないため負けてしまうこと。
それなら極力低コストアーツを序盤から使用し、盾を守ることを意識。
盤面はパワーが低いため、しっかり鯖やルリグ凍結を駆使して出来るだけライフをキープしたい。
ゲーム1も出来れば3に上がったターンに使用したい。
・イオナ
GP前に何度か入賞していたルリグ。
一衣には強いがピルルクがしんどい山といった印象で、今大会では上位には上がりづらいと読んでました。
この対面は黒ミラーらしくしっかり要求+鯖握り。
幸い相手の終盤エクシアは貫通させることが出来るため、しっかり要求しながらパワーラインを高いやつを立て続けることを意識。
ハデスは相手の効果によっては効果が発動できますが、パワーマイナスでの除去は相手ではなくルール上の処理なので無力なことも注意。
今大会では緑子ルリグ(一衣と緑子)とピルルクが多いと読み、実際は緑対面を4回程突破できたため、予選を抜けることが出来ました。
10月のチーム戦までカードの追加はないため、それまではまだまだウリスでも戦えることが出来ると思います。
……ただピルルク対面はもっと練習が要りますね。
ちなみに負けた2試合は、こんな感じ
・イオナ…盾の上振れ下振れ差で死
・一衣 …相手の要求がゆっくりで、こちらもアンミラを展開できずゲームテンポが遅くなった。緩やかにお互い盾を削っていたら相手がリーサルを仕掛けてきて無事死。無念。
最初にも述べましたが、今回は緑ルリグが多いという読みとマッチングがしっかり重なったため、勝つことができました。
今後はピルルクだけでなくあきらも登場してくるため、また環境に合わせて構築を替えながらウリスもアップデートして行きましょう。
■最後に
いかがだったでしょうか。考えることが好きなためだらだらと書き記してしまいました。
文字数1万超えてるやん。
少しでもウリスの楽しさが伝わって、ウリスユーザーが増えれば幸いです。
ウィクロスはこうやって推しルリグをなんとか環境にめり込めないかを考えてる時が1番楽しいです。
(でも正直ベスト16までいくとは思ってませんでした)
なんだかんだ毎年ウリスのルリグ賞を頂いているため、頑張って来年も取りに行きたいですね。
後友達はこのnoteを読んでぜひウリスを回してください。
そう言いながら筆者はまたグランドラインへ帰って行ったのであった…
\ユルサンゾ……アカムラサキロー……/
~完~